第2話 あー、お腹空いた。


与志子「マリンー!お腹空いたよー!何か食べるものないのー?」


マリン「食べ物の代わりに、食べ物の知識をあげようじゃないか!」


与志子「だーかーらー!」


マリン「シュークリームのシューってフランス語で、キャベツって意味だよ!」


与志子「知らねーよ!何か食べるものくれよ!」


マリン「仕方ないなぁ。キュウリでも食べる?」


与志子「なんで、キュウリなんだよ!」


マリン「キュウリは、世界一栄養が無い食べ物として、ギネス記録に、なってるんだよー!」


千歌「マリンちゃん、凄いね!」


マリン「凄いでしょう!のんすとっぷで、いっくよー!」

与志子「良いから食いもんくれ!」


マリン「どん兵衛あるけど食べる?」


与志子「食べる食べる!」


マリン「どん兵衛ってねぇ、西日本と東日本で、味が違うんだよー!」


与志子「あっ、それ知ってる!お母さんが言ってたわ!」


マリン「なーんだ、知ってたのかぁ。まぁ、これは有名だからね!」


与志子は、どん兵衛にお湯を入れ、3分間待っている。

マリン「3分間でも、覚えられる知識を与えようじゃないか!アーメン!麺だけに!」


千歌「うふふ!」


与志子「どこに面白い所があった?千歌のツボが、わかんねーよ!」


マリンは、話を聞いていない。


マリン「んじゃ、食べ物知識で一つ、良いのがあるよー!レモンの酸味はビタミンCのせいじゃなく、クエン酸の味なんだよー!」


与志子「ズルズルー!どん兵衛うまっ!何?聞いてなかった。」


マリン「与志子ちゃんの為に言ってあげてるのにぃ!!」


与志子「マリンの言うことの十割が、いらない知識だからね!」


マリン「じっ、十割!!酷いよ与志子ちゃーん!」


与志子「どさきさにまぎれて、くっ付くな!暑苦しい!」


マリンの無駄知識は、のんすとっぷである。

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