なんかこっち見てるんですけど!

苦しむフールフールがボロボロになるが立ち上がる。


恐ろしい顔で2人を睨みつける。


『許せないわ!許せないわぁ!あんたらなんて全員贄にしてやるぅぅぅ!』


「お...やばい感じするぞ、ディビッド」


「我々は加護のおかげで効かないから良いとして異端審問官全員!きっと淫魔の術を使う可能性があります!結界を強めなさい、搾り取られますよ!」


そう言われて異端審問官達は結界術を強める。


『私の魅了に惑わされなさい、ファッシネイション!』


フールフールが誘惑の術を使うと姿が変わってビビアナが大人になったような美女に変幻する、するとふらふらと後ろでビビってたエスタバン様がフールフールに向かって歩いていくとフールフールはエスタバン様の服をバリバリ破り出してあろうことか馬乗りになって繋がってしまったのだ!ぎゃーそんなの見たくないぃぃ!


「きゃあっ!何やってんのあの阿保!」


顔を隠してその姿を見ない様にするがぐちゃぐちゃと音がえげつないんですが!


「魅了されちゃいましたね、気の毒に本当の種無しにされましたね、あーあ」


ディビッドは助けるつもりもないようだ。


『くそっ!贄には足りない...足りないわぁぁ!』


繋がっていたエスタバン様を引き離して後ろに投げ捨てると、いやらしい目でこちらを見つめる。


先程の悪魔の姿に戻るが先程までは女性だったのに今度は男性に変化している、ええ...何???


それに捨てられたエスタバン様はミイラの様な姿になってしまっているし...ええ...あれ死んでるんじゃ...怖っ!


『もうこの際好みなんでどうでも良いわぁ...聖職者のじゃ爛れちゃうしぃ、女で我慢してあげる!』


「え!」


もしかして私狙われてる!


フールフールはこちらに向かって走って来た!


「しまった!男しか狙わないから心配ないと思ってました!」


そのままディビッドはフールフールを追いかけるもフールフールの足の方が早い、異端審問官の人が結界を強めてくれるもそのまま突進して異端審問官の人を突き飛ばす。


『きゃはははは!』


フールフールはギョロリとこちらを見る...ギラギラした目が怖い!


その大きな手で両足を掴まれるとあろう事かスカート姿なのに逆さまにして持ち上げられた。


「きゃあ!何すんの!離して!嫌ぁ!」


なんとかスカートを押さえてショーツとか見えない様に頑張ろうとするもきっとお尻の方は丸見えだろうし!いやいやそれ以上に贄とか言ってたけどもしかして貞操の危機っていうか生命の危機!犯されて挙句ミイラにされちゃう!


嫌!あんな気持ち悪い化け物に処女散らされるなんてっ!


『アンタはわたくしの贄になって貰うわよぉ!ほぉらこれなら大丈夫でしょ!』


とフールフールは自身の股間を見せつける、股間がなんかえげつない男性のアレに変化してるし!なんか太腿くらの太さなんだけど!何!それ入るの?嫌だ怖い怖い怖い!!


フールフールはドレスを何かよくわからない呪文を唱えたらバラバラになって真っ白なコルセットにショーツ、レースのガーターベルト姿になってしまった、ひゃあああああ!


「助けてぇ!嫌ぁ!」


怖いし恥ずかしいし気持ち悪いしもう嫌だぁ!

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