第3話 滅びかけの王国

十瑠とおるお嬢様」


 障子の向こうから女の声がする。和室の真ん中の布団に腹ばいで寝転ぶ少女は、ノートPCから目をそらさずに「なあに」と返した。開いた障子の向こうにひざまずいていたのは、えん色の着物に茶色い帯、白髪を後ろでまとめた七十そこそこの老婆。しかし背筋は驚くほどしゃんとしている。京川みやこがわ戸女とめは十瑠の様子を一目見て、苦々しい顔になった。


「またそんなパチョコンで遊んで、お体に障ります」

「大丈夫だよ」


 十瑠はなおもノートPCから目を離さない。戸女は枕元まで進み出ると、ノートPCをパタンと閉じた。


「いけません。今夜は霜松先生が出かけておられるのです。何かあっては大変。パチョコンは明日にして、すぐお休みください」


 十瑠は不満げな顔を見せたものの、素直に半纏を脱ぎ、布団に入った。


「まだ十時なのにな」

「十分に遅い時間でございます」


 掛け布団の上に半纏を乗せて、戸女は軽くポンと布団を叩く。そして立ち上がると、柱のリモコンで丸いシーリングライトを消した。暗い部屋に十瑠の声が聞こえる。


「ねえ、戸女さん」

「何でございましょう」


「霜松先生はいつ帰ってくるの」

「さあ、明日中には、とうかがっておりますが」


 そして部屋から出て行こうとする戸女に、十瑠は天井を、いや天井で蠢く何かを見つめながらこう言った。


「最近、死神様が増えてるような気がするんだけど」


 しかし戸女は表情を変える事なく、ひざまずいて一礼すると、静かに障子を閉める。


「お休みなさいませ」


 廊下の明かりが障子をオレンジ色に照らしている。夜の匂いが満ちてくる。十瑠は夜が好きだ。夜の暗闇が好きだ。その死にも似た清廉な静寂が心地良い。もう少し時間が経ったら、他の者が寝静まったら、また障子を少しだけ開けて夜を見よう。あのときのような驚きが、またあるかも知れないから。




 深夜、祈部の末弟、九南くなんの寝室で声がした。


「探偵は用意した」


 それは父、豊楽の声。だいだい色のナツメ球の明かりが薄く照らす部屋の中で、腕を組んだ老人が正座している。


「後は計画通りにやればええ」

「……はい」


 九南は大柄な身体を折り畳むように頭を下げた。だがその様子が気に食わなかったのだろう、豊楽はトゲのある言葉を発した。


「なんじゃ、気に入らんのか」

「いえ、そんな。気に入らないなど滅相もないです。ただ」


 九南は小さな声で慌てて首を振る。豊楽の目が細く鋭くなった。


「ただ、どうした」

「どうせなら、本当に自殺に見せかけた方が良いのではと。それなら外部の人間を中に入れなくても」


「阿呆が、警察をなめおって。そんな仕掛けなど見破られる事は大前提じゃわ。おまえは余計な事を考えんでええのだ。すべてワシの言う通りに動け。良いな」


 それだけ言うと、豊楽は立ち上がり、九南の部屋を出て行った。




◇ ◇ ◇




 また警察案件から逃げやがって。本当に情けないヤツだな、おまえは。とは言え、今回の選択は間違っていないかも知れない。金にこだわるのは良い傾向だ。もっとこだわれ。死なないために、できる限りの事をしろ。


 ただ言っとくぞ、綺麗なバラにはトゲがある。甘い話には裏がある。あの霜松市松とかいうヤツを全面的には信用するな。いつでも逃げられるようにしておく事だ。 JC




 火曜日、午前十時過ぎに事務所を出て、鍵は白いグロリアを走らせた。後部座席に霜松市松を、助手席には笹桑ゆかりを乗せて。


「……何で笹桑さんが乗ってるんですか」


 幽霊でも見るかのような鍵の視線に対し、笹桑は笑顔で答える。


「いやだなあ、さっきドアから乗ったじゃないっすか」

「そんな事はわかってます」


「せっかくのドライブ日和ですし」

「いやいやいや、そうじゃなくて」


「昨日、築根先輩からこってりと絞られたんすよ」


 笹桑は不意にしょんぼりと落ち込んだ。


「殺人事件の疑いがあるなら、何で警察に通報しないんだーって、えらい剣幕で怒られて」

「そりゃまあ、そうなるでしょう」


「何言ってんすか、鍵さんが言いつけるからでしょ! どうして先輩にバラしちゃったんすか!」

「だから最初から警察案件だと言ったでしょうに」


「そんなの言い訳にならないっすよ。せっかく楽しみにしてたのに、全部台無しじゃないすか! 怒ってるんすからね!」


 笹桑はムッと膨れたかと思うと、急に笑顔を見せた。


「そんな訳で、一緒に連れてってもらいます」

「どんな訳か全然わかりません」


「依頼人さんも別にいいっすよね?」


 後ろを振り返った笹桑に、霜松市松は少し困惑した顔を向ける。


「私は構いませんが、雇い主が何と言うか。まあ探偵さんの助手という事なら、おそらくは大丈夫かと」

「助手です助手です。私、今日から鍵探偵長の助手っすから」


「勝手に探偵長にしないでくれますか」


 鍵はムッとした顔でそう言ったものの、満面の笑みを浮かべる笹桑をグロリアから引きずり下ろすのは、最初から諦めていた。




 妻は突然自殺した。遺書も残さず、浴槽に張られた冷たい水の中で手首を切って。理由はわからない。思い当たる節はない。妻とは高校時代に知り合い、別の大学に進んだものの交際を続け、就職して二年目に結婚した。それから何も珍しい出来事はなく、特異な事も起きなかった一年の後、妻は突然命を絶った。


 何故だろう。何故だろう。何度も何度も、自分に向かって無限とも思える回数その問いを続けて、やっとわかった事がある。


 私は、妻の事を何も知らなかった。


 もちろん名前は知っている。両親とも何度も会っているし、好きな物や嫌いな物で喧嘩をしているから、それも理解している。だが違う。それは人間を知っているとは言わない。ただ情報を頭に入れているだけだ。そんな情報の中に妻の本質はない。本当の彼女は、その向こう側にいたのだ。そして、それは自分自身も同じだった。




 高速を使えば都内にも出られる時間をかけて、下道をえいこらやって来たのは山の奥。広い砂利敷きの駐車場にグロリアを停めると、その前には石段が青空に向かって伸び、その上に古刹を思わせる大きな門が待ち構えていた。


「これは凄いな」


 革のカバンを手に見上げてつぶやく鍵の隣、霜松市松は無表情に並ぶ。


「かつての山林王の屋敷です。栄華の名残、滅びかけの王国、そんなところですかな」

「いわゆる旧家ってヤツっすね」


 笹桑も隣に並んだ。霜松市松は遠い眼で語る。


「昔からの大地主で、昭和の中期にはこの一帯の山の大半を所有しておりました。地元の政財界の顔役であり、盆暮れには国会議員がこの屋敷を詣でるのも慣例。最盛期には『天皇』とまで言われたそうです。まあ、杉が碌に商売にならなくなってからは没落の一途ですが」


 ジャリジャリと音を立てながら三人は歩き、そして高みへ続く石段を登る。「個人の家のレベルじゃないですね」、そんな文句が鍵の口から出るほどの段数。登り切ったときには額に汗の感触があった。だがまだ終わりではない。のしかかるような巨大な門をくぐると、玄関までまた石段である。


 振り仰いだ目を周囲に向けると、おもの周囲に離れがいくつもあり、渡り廊下でつながっている。林業家の邸宅というより、城郭の雰囲気がある。


 こうして汗だくになりながら、鍵たちはようやく玄関前に立った。時代劇に出てくる武家屋敷のような、それをさらに広げたような大きい入り口。戸は左右に開かれ、正面に衝立がある。頭の上には、黒々とした墨で大きな文字が。達筆すぎて読みづらいのだが、おそらく「祈請館」と書かれているのだろう。


「では、こちらへ」


 しかし霜松市松は玄関から入らず、そのまま素通りした。母屋を回り込むと、石畳の小道がある。ようやく到着か、鍵は一つため息をついた。


「勝手口ですか」

「玄関から入れるのは、この家の者だけですから。もちろん例外はありますが」


 私立探偵は例外ではないらしい。霜松市松は小さな木戸を開け、その中に鍵と笹桑を招いた。正面には無粋なアルミサッシのドアが。と、それが開き、中から若い女がパンパンになったゴミ袋を手に現れた。霜松市松を見ると笑顔を浮かべる。


「あ、先生。お帰りなさい」

「ああ、ななみ。丁度良いところで会った」


 霜松市松は相変わらず無表情ではあったが、その声は優しげに聞こえた。


「鍵さん、ここの女中のななみです。ななみ、鍵さんたちは私の客だ。特にこれといって何もないかも知れないが、よろしく頼むよ」

「はい、任せてください」


 必ずしも美人とは言えないが、おそらく二十歳前後であろうポニーテールのななみは、愛嬌のあるはち切れんばかりの笑顔を見せた。霜松市松は頼もしげにうなずく。


「それで、お母さんの具合は。変わりないかね」

「はい、ここのところ落ち着いています。お薬が効いてるんだと思います」


 ななみが霜松市松に向ける顔には、信頼が見えた。


「そうか、それは良かった。ああ、仕事を続けなさい」

「それじゃ」


 頭を下げると、ななみは大きなゴミ袋を持って駆けて行く。もしかして、あの石段の下まで持って行くのだろうか、鍵はいささか呆れた顔で見送った。霜松市松は言う。


「若い者は体力が違いますな。さ、それよりも中にどうぞ」


 そして勝手口のドアを開け、暗い屋内に招く。鍵はうなずき、笹桑を伴って足を踏み入れた。謎の渦巻く異界の中に。




◇ ◇ ◇




 昼食のカレーパンを口に詰め込みながら、築根麻耶は見分報告書の写真を見つめていた。国田満夫の死体の写真。死因はけいずいの損傷による窒息死。後頭部の下、首と頭の接合部に棒が突き立っている。刺さっているのはタコ焼き用のピック。これは国田が購入した物で間違いない。財布にレシートが残っており、買い物用のメモも部屋にあった。ピックの柄には国田の指紋。遺書はないが、自殺の蓋然性は高い……本当にそうだろうか?


 国田満夫は馬雲千香のストーカーをしていた、と鍵は言った。笹桑にも確認済みだ。ところが当の馬雲千香には、ストーカー行為を受けた記憶がないという。確かにインターホンを押されて意味不明な事を言われたのは覚えているが、たった一度、それだけ。盗聴については何も知らない。


 念のために部屋のコンセントを調べたものの、問題はなかった。電器屋にコンセントを交換してもらったのは事実。しかし、その作業を行った者についてなど、まるで記憶していない。少なくとも身の回りに異変はない。馬雲千香は警察の調べにそう答えている。


 国田満夫の部屋からは、盗聴器の受信装置が見つかった。それも三つ。それぞれから生活音が聞こえていたが、馬雲千香の部屋から聞こえる音は確認されなかった。ならば、そこから導かれる結論は。


 国田満夫が盗聴で得た情報に基づいてストーカー行為を働いていたとしても、その相手は馬雲千香ではない。もし仮に鍵と笹桑の言った通り、国田満夫が馬雲千香にストーカー行為を働いていたとしても、盗聴はしていなかった。確認されている事実を元に推論を立てるならそうなる。


 馬雲千香を殺人事件の容疑者とするには、圧倒的に証拠が足りない。現状では無関係と考えた方が筋が通る。すなわち国田満夫は自殺したのだと、真っ当な刑事なら結論づける。けれど、と築根麻耶は思う。何故か腑に落ちないのだ。理由はわからない。わからないのだが、何か引っかかって仕方ない。ここでもし「刑事の勘だ」などと言おうものなら、笹桑に大笑いされる事だろう。思わず苦笑しそうになった口元を隠すように、築根麻耶はエナジードリンクを飲み干した。




◇ ◇ ◇




 テレビの中なら豊臣秀吉あたりが登場しそうな広い座敷。その正面一番奥の一段高くなった場所に敷かれた座布団に、白髪の小柄な男が正座していた。霜松市松の話によれば、八十三歳だという。将棋の名人が使うようなきょうそくに肘を置く、鼠色の着物に紺の半纏を着た老人は、まこと好々爺といった風に笑顔を見せ、手にした煙管きせるをいじった。これが祈部豊楽、この屋敷の主人である。


「そうかい、市松の見立てなら間違いはなかろう。話は聞いてくれたかね、探偵さん」


 そして一段下がった端に座る、使用人らしい老婆を手招きする。その手元にはタバコ盆。持って来いというのだろう。しかし老婆は厳しい顔で首を横に振り、豊楽は困ってしまった。


「これ戸女、意地悪をするな。早う持っといで」

「霜松先生からも、タバコは量を控えるよう言われております」


 首を縦にしない戸女に、豊楽は苦笑した。


「いまさら長生きするつもりはないわえ。ここで死んでも大往生じゃろが。のう、市松」


 鍵の隣で同様に正座している霜松市松は、無表情にうなずいた。


「まあ、一口二口ならば」

「ほれほれ、市松もこう言うておる。早う早う」


 根負けした様子で戸女がタバコ盆を豊楽の前に持ってくると、そこに鍵が声をかける。


「あのう」

「おお、すまんすまん。ちょっと待っておくれ。放ったらかしにして悪いな、探偵さん」


 嬉々として煙管にタバコを詰める豊楽に、鍵はたずねた。


「いえ、それは大丈夫ですが、このお屋敷って木造ですよね。タバコとか吸っても怖くないものなんですか」


 すると豊楽は、煙管の先を炭火にかざしながらニンマリと笑った。


「そうじゃの。ワシ以外の者が吸うておったら怖いかも知れんな」


 自分は失敗をしないから大丈夫という事だろうか。この自信はどこから来るのだろう、鍵は漠然とそう思った。豊楽の表情は、いつの間にか人懐っこい笑顔に戻っている。


「まあ、最近の若い衆はみんな健康志向じゃ言うて、誰もタバコを吸わんのだ。この家でも吸うのはワシ一人でな。肩身がもうていかんわ」

「いまはどこでもそうみたいですね」


 如才なく言葉を返す鍵に、豊楽は一口煙管をふかし、煙を吐いてこう言った。


「さて、本題に戻ろうか。市松からどの辺まで聞いておるね」

「祈部六道さん。この家の三人目の息子さんですね。数日前から行方がわからなくなっているとか」


 鍵の言葉に豊楽はうなずく。


「あれももう四十六だ。家を空けるくらいは珍しくもない。じゃが誰にも何にも言わずにいなくなり、連絡も寄越さんというのは、ついぞなかった事。過保護かとも思うたが、放ってもおけんでな」


「しかし警察には届けない。何故です」


 その疑問に豊楽は、よどみなく答える。


「理由は二つ。まずは世間体だ。ここは田舎だでな、噂はすぐに広まるし、口さがない連中もおる。滅多な事では警察沙汰にはしたくない。そして二つ目」


 豊楽は悲しげな微笑みを浮かべた。


「その滅多な事ではしたくない警察沙汰に、もう何度かなっておるのだ、あれは」

「何をされたんでしょう。よろしければ」


 戸女が厳しい視線を向けている。しかし豊楽は気にする様子もなく煙管をふかす。


「脅迫、恐喝、その類いじゃよ」

「それをあなたがもみ消した、と」


 戸女が立ち上がらんばかりの勢いで鍵をにらみつける。けれど豊楽は素直にうなずいた。


「さすがじゃのう。警察にも金をバラ撒いた。それは警察の弱みではあるが、こちらの弱みでもある。いまさら家に戻らんくらいで警察を頼る訳にも行かん」

「つまりパワーバランスが崩れる」


「まさにそういう事よ。貸し借りは偏りすぎれば、土台がひっくり返るでな。そこでだ、探偵さん」

「金で解決したいって事でしょうか」


「話が早うて助かる。引き受けてくれるかね」


 引き受けない理由などない。何せ調査料二倍である。必要経費も全額依頼者持ちだ。


「わかりました。引き受けさせていただきます。契約書は霜松さんに渡しておきますので、後で二部サインして、一部こちらにいただければ。それと」


 鍵はカバンから紙の入ったクリアファイルを取り出し、霜松市松に手渡した。


「調査を行うに当たって、このお屋敷の中である程度自由に動ける保証が必要です。もちろん、ご家族のプライバシーには配慮しますが」

「うむ、わかった。家の者には、こちらから言うておこう。六道の部屋には自由に入るがええ」


 豊楽からその言葉を聞いた事で、この座敷にいる理由はなくなった。


「それじゃ、早速仕事にかかからせてもらいます」


 しかし、相手はそうではなかったようだ。


「ところで、一つ聞きたいんじゃがな、探偵さん」


 立ち上がる鍵に、豊楽がたずねた。


「後ろに座っとるお嬢ちゃん、その子はアンタの家族なのか」

「ハイ、家族っす! 愛人っす!」


 座布団に座ったまま宣誓の如く手を挙げる笹桑に、鍵は一つため息をついた。


「普通、愛人は家族じゃないでしょう」




 国田満夫の死は、一部の全国メディアでも報じられた。とは言っても、公には一般人の自殺である。いまどき自殺が大ニュースになるほど、この社会は平和ではない。ただ、その死に方の異様さに食いつき詳細を報じたメディアがあったのだ。タコ焼きピックで自殺という言葉の響きのインパクトも興味を引き、匿名掲示板やSNSが、そこそこ盛り上がったという。




◇ ◇ ◇




 千香の荷造りには時間がかかった。僕が見張っておかないと、何でもかんでもスーツケースに詰めようとするからだ。服や下着は仕方ないとしても、梅干しやインスタントの味噌汁まで持って行こうとする。海外に行くわけじゃないのに。そもそも整理や取捨選択が絶望的に苦手なのである。世話は焼けるが、まあやむを得ない。


――どっちなんだ、わかってるんだろう


――わからないって言ったら?


――殺してやる。おまえも、あいつらも


 あの日から僕は旅を続けている。今回の旅も、長い旅の合間の小さな旅だ。僕にとってはすでに旅をする事と生きる事はイコールと言えた。だから息をするように旅の支度をする。旅に必要な物はすべて頭に入っている。生きるために必要な事もすべて。

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