第6話




俺は今、結構大変な問題に直面している。

それは今倒したオオカミもどきを、どうすればいいのか分からないことだ。

もちろん俺は動物を捌いたことなんてない。とは言えギルドに報告する時に何かしらを持っていかないと、情報としては弱いだろう。ここにモンスターが出たという情報として。

俺がそうして悩んでいると、


「ウルフの解体はしないんですか?」


と、言われた。


「すまん、俺、解体できない」


「そうなんですか?私、解体できますけどやりましょうか?」

うぐっ、イリヤですらできるらしい。これはやれるようになっておかなければ。


「ごめん、頼んでいいかな?」


「はい!任せてください!助けてくれたんですから、それぐらいやらせてください!」


イリヤにやってもらえるというわけで、今回は何とかなりそうだ。自分でできるようになるために、見学させてもらおう。それと、ギルドでも聞けるだろうか。


「そういえばイリヤはなんで解体できるんだ?ここにいるってことはまだ魔物の討伐依頼は受けられないだろ?」


「あはは、これは故郷の村で解体を手伝ってきたからです。小さい村だったので、解体とかはしなければ素材として売れないので子供とかでも手伝ってたんです」


「そうか、小さい頃からやってたのか」

それなら納得だ。元の世界で解体なんてそれこそ食肉公社ぐらいでしかやれないしな。しっかり覚えなければ。


解体が終わって討伐証明になる部位と素材になるものだけを持ったら、持ちきれない部分を埋めたりして処理したら街に向かった。





「依頼の報告に来ました」


「はい。採取してきたものを出してください」


「これで大丈夫ですかね。それと、途中で魔物に襲われました。何とか倒せたので、これが部位です」


「え?!あの森で魔物ですか?そんなこと最近なかったのに。って、これはウルフ、、、Dランクでも強い方の魔物、、、無事でよかったですけど大丈夫でしたか?」


「怪我とかは大丈夫でした。襲われてた子が他にいたんですけど、そっちも足を捻ったぐらいで魔物になにかされたことは無かったみたいです」


「そうですか、それなら良かったんですが、、、気をつけてください。次も大丈夫だという保証は無いので。最近はあまり無かったみたいですが、また魔物が森の方に出てくることもあるかもしれないので」


「わかりました、これから気をつけます」


報告が終わって宿に戻ろうとすると、イリヤがやってきた。イリヤとは別の窓口で話をしたのだ。特に意味はなかった。というか一緒に行った方が良かったかもしれない。


「カズトさん!今日はありがとうございました!」


「別にもう気にしなくていいのに」


「そうですか?あっ、そうでした。お願いしようと思っていたんでした。あの、、、パーティーに入れてください!」


ん?今なんて言ったこの子?パーティーに入れてくれと言ったか?




どうしよう、、、




--------------

すみません更新間に合いませんでした

m(_ _)m

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