うるさい。うるさい。うるさい。

マリモ64を1か月間プレイしているがチャンネル登録者数・同時接続者数はわずかにしか増えていない。


 


チャンネル登録者数は303人→310人


同時接続者数5人→8人


 


これには、少しため息が出てしまう。


水饅頭さんは毎日来てくれているが、その他視聴者が毎回きてくれるわけではないのだ。


 


毎日配信しまくっても伸びないのは、過疎YOUTUBEあるあるである。


毎日配信は大手がやっており、過疎が後追いでやってもだれも見ないのだ。


私は過疎を脱却するために、大手YOUTUBERの一般応募企画を検索して探しており、売名できないかと考えていた。大手に売名するのは過疎が成り上がる一番いい方法である。


 


大手Vがそういった募集を行っていなかったかを探っているわけだ。


ふと気になるツイートを見つけた。


 


 


声真似主ピッケル@Pikkru-Voice


私の配信にて30人で声真似大会します。


そのためオーディションを行います。詳細は以下の動画にあります。


私もVTuberとして活動しているので、VTuberを積極的に採用します。


https://www.youtube.com/watch?v=wdsVa


#声真似 #VTuber


♲670     ❤1543


 


2年間声真似してきた私にとって、チャンスのある売名企画ではないかと思ってしまい、動画を見ていた。


そして、応募のやり方は理解したため声真似の応募配信を行う。


 


第3皇女~スタンフォード・アリア~@Aria₋Stanford


下民ども、ごきげんよう♡


声真似配信を行っていくわ。


https://www.youtube.com/watch?v=wdsadV


 


♲3     ❤8


 


 


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


 


「今日は、ゲームではなくて声真似配信を行っていくわ。」


高貴かつ自信をもって挨拶をいつものようにしているアリア


―――1か月間でキャラクターとして確立できており、いつものようにという感覚を持ってるいうのに感動している魂の私。


 


にゃんにゃん丸:マリモじゃないの。初めてじゃない?


水饅頭:アリア様、麗しい声で声真似とかすばらしいです。


 


「声真似配信だけど、少し違うの。声真似企画があってね。オーディション用の音声を作っていこうかなと思ってね。」


アリアは今回の配信について説明を行っている。


 


たくわん:そうだよね。ソロ配信ばかりでは伸びないもんね


水饅頭:ほかの企画へ参加することは素晴らしいです。


 


チャンネル登録者数を増やすための売名行為を視聴者も賛成してくれていることは正直ありがたい。


過疎配信者の視聴者層には自分だけ見てほしいという自己主張の強い層も確実に存在している。


そういった視聴者層が邪魔してくることはかなりあるが、今回はそんなことはなさそうだ。


 


「まず、悪役令嬢だったけど土魔法を強化しまくった結果~ヒロインより目立ってしまった~のマリアやるわよ。」


 


ドラゴン先輩:タイトルが長くて草です。


水饅頭:アリア様、同じ皇女として決めてください。


 


「あらま~。このゴーレムに犯されるか?私の下僕として働くのどちらがよろしくて?」


 


水饅頭:アリア様、ドS演技がすばらしいです。


たくわん:本家より好きだけど。声真似としてはね・・・


にゃんにゃん丸:本家は越えている。演技がうまいですね。


ドラゴン先輩:演技はすばらしいです。声優交代で。


 


本家越えというコメントが埋め尽くされるのを見ていると、


魂の私はこういう演技に関して10時間くらい練習しており、努力が報われた気がした。


ちなみに、うれしいと魂の私ははしゃいでいます。


 


「うれしいこと言ってくれるじゃないの。


当たり前ね。新人声優では、私みたいに高貴な演技はできないからね。


しょうがないわ。


でも、声真似として使えないわね。」


かなりうれしかったのだろうか。アリアも声とモーションから照れが出ている。


魂の私も、アリアちゃんのリンゴのように赤くなった顔にかわいらしさが出ており、一生箱入り娘にしたいと思わせる。


 


 


水饅頭:アリア様が初めて照れてくれた。


たくわん:不覚にもかわいいと思ってしまった。


にゃんにゃん丸:いつもつんつんしているから、照れている時がかわいくみえるね。


ドラゴン先輩:照れているアリアちゃんもかわいいです。


 


「うるさい。うるさい。うるさい。


可愛いって当たり前ですからね。


そんなんで照れるわけないでしょう。」


照れているのを必死に隠そうとしてアリアが怒り散らかっている。


この可愛らしさは愛おしいと魂である私は愛でていました。


 


水饅頭:今のうるさい。はシャルじゃない?


にゃんにゃん丸:ツンツンしているのは炎柱のシャルでしょ。


たくや:やっぱり、釘木さんの声に似ていますね。


「炎柱のシャル?」


アリアは、知らない言葉に対してクエスチョンマークを浮かべていた。


 


炎柱のシャルは10年前に放映された神アニメ。


ツンデレというワードを流行らせた一世風靡した作品である。


 


ちなみに、魂である私はシャルの声真似生主を2年間やっていました。


この人たちはアラサー多くて話が合いそうだが、アリアは年齢的に10年前の作品は知らないのだ。


 


 

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