日常後純情、時々非日常

更衣(きさらぎ)

物語なんて始まってませんが、なにか。むしろ毎日が大変なんだけど。

0ページ目…にも満たない心の呟き

高校生―――



それは最も色んな何かが変わる時期。

それは最も色んな何かが起こる時期。

それは最も大人に近づく時期。






のはずなのに、なのに。

私は全く変わってない。高校生になったって変わらない毎日を送ってる。

周りは恋をしたり、恋人ができていて、毎日が華やかに見えてるんだろう。




―――でも私は。




部活に勉強、委員会の毎日で。毎日忙しくて、毎日を一生懸命生きている。周りに負けないように生きている。

唯一の落ち着く時間は、帰りの電車で窓の景色を眺めること。




同じ高校生なのに、てか、同じ高校生のくせして何がこんなに違うんだ。

いや、多分、私が頑張ってないだけなのかもしれないな。

周りの可愛い女の子はできる限りのお洒落をして、彼氏とか好きな人に上目遣いをして、髪の毛を毎日変えて…


私は全然そんなことしてない。放課後は部活あるし、朝6時の電車に乗らなきゃだしそんなの無理だわ。

そりゃ変わんない、しかもこの性格、無理だね。だってあだ名はアレだもん。






ということで、今日も私は帰りの電車で色んなことを自己完結させている。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る