第4話 リングの過去

『何故・・・・このようなことが起きたのじゃ・・・・』

「リンちゃん・・・・」

 破壊器が消えた後も、リンちゃんはうなされているようだった。

 二ルヴァでリンちゃんはアルドに拾われたのだが、リンちゃんはまるで破壊器に施された封印であるかのように振舞っていた。しかし、この時代の破壊器が話した時の声はリンちゃんの声と同じだった。

『それはつまり・・・・わしこそが破壊器だったのではないか?わしの記憶にある戦火は、わし自身が作り出したものだったということじゃろう。そして未来で暴れているのも、わしが目覚めさせたということ・・・・』

「いや、それは違うよ」

 リンちゃんのことを遮るアルド。

「もしもあれがリンちゃんだったとしても、未来で破壊器について教えてくれたのはリンちゃんだろ?それに本当にみんなを守りたいって思ってるからこそ、今のリンちゃんがここにいるんじゃないか」

「拙者覚えているでござるよ!二ルヴァでの破壊器の声は似ても似つかぬものであったでござるよ」

『・・・・そうは言うが、ではわしは何なのじゃ・・・・』

 そこまで黙っていたツキハが口を開いた。

「アルド、少し気になることが・・・・」

「ん?どうしたんだツキハ」

「先ほど戦ったあれですが、その・・・・私は妖刀を扱うからなのかそういうものが少し感じられるのですが、私には妖気や怨念というようなものは感じられなかったのです」

 つまり、東方に蔓延る妖魔や怨念による幽霊、更にはファントムの類ですらないということか。

「ここ、呂の国には人のように振舞うからくりを作るからくり技師たちがいました。しかし彼らが作ったからくりの中に、あのような姿の者はいなかった気がするのですが・・・・」

「からくり・・・・か」

 アルドが思い出したのは、かつてイザナを襲撃しようとした朱雀の移動要塞ジライヤ、その中枢で剣を交えたからくり侍。

 しかし、からくり侍には確かに『意思』のようなものが感じられていた。破壊器にはそれはなかった・・・・代わりに憎しみのようなものは確かに感じられたのだが。

「怨念・・・・じゃないとしたら一体何なんだあれは?」

 行き詰った一行、と、その時リィカが突然ツインテールをくるくると回転させた。

「皆サン!突然ですガ、合成鬼竜サンが今すぐに来てほしい、との事デス!」

「え?合成鬼竜!」

 空を見上げると、青空の中に竜のシルエットを持つ機械戦艦が浮かんでいた。

「鬼竜の方から呼び出しなんて、珍しいな」

「わざわざこの時代までやってくるとは、重大なことが起こったのかもしれんでござるよ」

 合成鬼竜はクンロン山脈に着陸するらしく、そこへ向かうこととなる。

「ツキハ、ありがとう!破壊器のことはこっちで突き止めてみる」

「ええ、アルドたちも気を付けて」

 リンちゃんが別れ際、ツキハの目の前でくるりと回る。

『ツキハ、お主の意見参考にさせてもらうぞ。・・・・何故か、お主からは懐かしいにおいがするの』

「・・・・!!」

 クンロン山脈へ向かう四人と一輪を、ツキハは静かに見送った。


※※※


 一人、怨丹ヶ原に立ち尽くすツキハ。先ほどは突然の戦闘、破壊器と呼ばれるそれと同じ声のリング。そして、最後にかけられた言葉。

「まさか・・・・そんなはずはないですよね」

 幼きあの日、町に出かけるといつも笑顔を振りまいていた彼女。領主の娘であるツキハにも、貧しい人々にも変わりなく接してくれた。時には、こっそり菓子を買ってくれたりもした、使用人の彼女。

「リンカ・・・・あなたはあの日、死んでしまったのだから」


※※※


「待っていたぞ、アルド。それに・・・・リンちゃんとやら」

 鋼鉄の船が空を駆ける。合成人間が建造し、今はアルドたち時の旅人の重要な移動手段ともなっている時を超える船、次元戦艦『合成鬼竜』。意思を持った船はアルドたちを待ちかねていたようだった。

「鬼竜。どうしたんだ呼び出したりして」

「うむ、実は、お前たちをここに呼んだのは俺ではない。あのKMSの小娘だ」

「・・・・セバスちゃん?どうして?」

 不思議な顔をするエイミに、鬼竜はその鋼鉄製の目を細める。

「その、リンちゃんとやらのことが分析できたらしくてな。お前たちに色々と説明する必要があったから呼び出してほしいと・・・・か弱い乙女に頼まれれば、断ることもできまい。それが漢の中の漢・・・・合成鬼竜Z・・・・」

「セバスちゃんはか弱い乙女って感じじゃないと思うけど・・・・」

 エイミの突っ込みが面白かったのか、甲板前方の主砲が大声で笑った。

「アニキィ!嘘はいけないぜぇ!まぁ流石のアニキもあんな秘密をばらされたんじゃあ威厳もへったくれも・・・・うおおおおお!?」

 なにやら口を滑らせまくる主砲が、ぶんぶんと振り回された。どうやら鬼竜にむりやり口止めされたようだ・・・・。

「ってことは、セバスちゃんはここに来てるのか?」

「いや、そもそもあの娘にも詳しいことは分からないらしくてな。だが事態を知りうる者が丁度いたのでな」

「?・・・・それって?」

「む、そう言っている間に来たぞ」

 4人の背後から、現れた人影。

「アルド、待たせたな」

「ガリア―ドじゃないか!」

 そこにいたのはかつてアルドたちと衝突し、一度死んで蘇った合成人間、ガリア―ド。現在はアルドたちの旅に同行している。

 四人の後ろで浮いているリンちゃんを見たガリア―ドは、その表情を少し驚いた風に変えた。

「アルド・・・・お前、ずいぶんと珍しい物を連れているな」

「それって・・・・リンちゃんのことか?」

「そうだ。俺も初めて見るが・・・・どうやって『複製人間』のメインコントロール・コアなんてものを手に入れた?」

『・・・・複製人間??』

ガリア―ドよって告げられたリンちゃんの正体。得体のしれないそれを思わず言葉にした。

「複製人間って・・・・合成人間に似ているけど、ガリア―ドはリンちゃんがそれだって言うのか?」

「私がハンターの活動をしていた時も、そんな名前聞いたこともないわよ」

「ワタシのメモリにも検索ヒット無しデス!」

 ガリア―ドは静かにうなずく。

「当然だろうな。俺の内部記録にもかなり奥の方にロックをかけて記憶されていたからな。KMS会長の娘にも分からなかったのだろう」

 ひどいものだ、と歪めた顔は、なにか複雑なものを抱えているようだった。

「アルド・・・・これから話すことは、俺たち合成人間が生まれるよりも前の・・・・エルジオン全体と合成人間に関わる暗い記憶だ」

「ちょっと待ってくれよ。リンちゃんに直接それを・・・・」

『よいのじゃアルド」

 話を遮ろうとしたアルドをリンちゃんが止めた。

『わしの記憶ににわかに蘇ってきた、人々の怨嗟・・・・そして戦火の光景。それが何なのか、どこから来たのかをわしは知りたい』

「リンちゃん・・・・」

『ガリア―ドとやら、わしについて知っていることを全て教えてほしい』

「・・・・いいだろう。だが、先に俺たち合成人間のことを話さなければならない」


※※※


 合成鬼竜の甲板上で、ガリア―ドは語り始める。

「アルド、お前は俺たち合成人間がそもそもどういう存在なのか知っているか?」

「えっ?そうかしこまって聞かれると・・・・」

 突然の質問に、少し考える。

「確か、ガリア―ドとヘレナはクロノス博士とマドカ博士が作ったんだったよな」

「そうだ。しかし俺たちの後に作られた量産型の合成人間たちは、正確には俺たちとは違う」

「・・・・二人とも、人間をもとにして作られたんだったわよね」

 エイミが覚えていた通りだった。

「合成人間の開発のそもそもの目的は、人間に代わる労働力と、軍事的な戦力だった。クロノス博士はその目的に若干の疑問を抱きながらも俺たちを完成させた」

「・・・・なんか改めて聞くと、おかしい気がするんだけど・・・・」

「ちょっといいでござるか」

 エイミのひっかかりに応えたのはサイラスだった。

「ガリア―ドとヘレナ・・・・二人を作ったのがその目的だったのなら、本末転倒というやつでござらんか?人間を使って作られたのでござろう?」

「あっ!確かにそうだわ!」

 人間の代わりとして求められた合成人間、しかしその素材に他でもない人間を使うのであれば、全くの無意味だろう。ガリア―ドは続けた。

「当時のKMS社の技術では完全な人工生命の誕生は困難なものだった。俺を見ればわかる通り・・・・プロトタイプの合成人間は素体となった人間に記憶こそ無いものの、人格や能力が左右される。倫理的な問題を抜きにしても、老衰や病死した遺体を使うことや、事故で大きく損傷したものも不可能だった」

 となれば、必要なのは健康で年老いていない人間の遺体。しかしそんなものをエルジオン全体の労働力を支えるほどの数を揃えれるわけもない。むしろ、そんなものを『用意』するぐらいなら低賃金労働者として孤児やならず者を動員した方が遥かに安上がりだとも言われた。当然、KMS社内では議論が巻き起こったのだという。

「結局は、俺とヘレナの二人をもとに、クロノス博士の研究チームが完全な人工生命の開発に取り掛かったのだが・・・・」

 ガリア―ドは渋い顔で腕を組んだ。

「KMSの一大事業である合成人間プロジェクトをクロノス博士のチームに独占されることをよしとしない研究者たちもいた。やつらは合成人間プロジェクトに代わる新たな案を出すことで、クロノス博士たちを蹴落とそうと考えた」

 アルド達には企業内での権力争いなどは縁のない話だったが、ガリア―ドの言わんとしていることはなんとなく理解できていた。

「やつらが考えたのは全く新しい人工知能の開発、しかし一から始めていたのではクロノス博士に追いつけるはずもない・・・・ならばともっと簡単で手っ取り早い方法を実行した」

「簡単で手っ取り早い方法・・・・?そんなのあるのか??」

「必要なのは人間と同じ思考回路の人工生命・・・・それならば、人間そのものの脳をコピーしてしまえばいい。それがやつらの答えだった」

「ってことはつまり・・・・」

 アルドが言おうとしたことを4人ともが理解した。リンちゃんにも、コピー元の人格があるということだと。

「だが一つ、そのプランには重大な問題があった」

「重大な問題?」

「人間の思考パターンをコピーするためには、『思考している人間の脳』が必要だ。そして、生きた人間には思考パターンコピーの際に脳にかかるパルスを耐えることはできないのだ」

「・・・・え?それってつまり、だめってことなんじゃ」

「だがその案は密かに実行された。KMSの上層部や枢機院も一枚噛んでいたようだ。そうして開発されたのが複製人間、ということだ」

『複製人間・・・・』

 ガリア―ドが詳しく説明してくれたが、複製人間は思考パターンを読み取ってしまえばいくらでも文字通り『複製』できてしまうらしく、用途にはよるが合成人間よりもはるかに少ない資源で量産可能なのだという。旧式の合成人間が人間の素体一人分に合成人間一体だったのに対して、複製人間は生きた人間の犠牲一人で何万体でも複製人間を造り出せた。

「開発は順調に進んだようだ。開発の段階まではな・・・・」

「その言い方だと何か問題が起こったってことでしょ。私もリィカも知らないってさっき言ったけど、複製人間が合成人間の代わりになってたかもしれなかったみたいだし」

「それを想定して造られた複製人間だが・・・・そんなことにはとても利用できないほどのもの・・・・いや、当然というべきか」

 当然、というのはどういうことか。それはすぐにわかった。

「アルド、今俺は複製人間の製造の経緯を説明したが・・・・最も重要なことは、複製される思考パターンは脳のスキャンの直前のものだということだ」

「直前のもの?」

「つまり、死の直前の思考パターン。それが正常なものだと思うか?」

死の直前、恐怖、怨嗟、そして怒り。それらの感情をコピーされた複製人間たちは、ほとんどは動くこともできず自失したまま。それ以外のものは、怒りのままに暴れるものや自分自身を破壊しようとするものもいた。

「結局、研究所は複製人間の暴動に耐え切れず破綻し、上層部と枢機院からも切り捨てられCOAとEGPDの監査によって完全に計画は凍結した。その後にクロノス博士が人工知能を開発し、現在に至るということだ」

 しかし、脳のスキャンによって得られたデータは様々な事・・・・エルジオン全体のシチズンナンバーシステムや仮想空間システム、そして合成人間にもある程度応用されているのだという。

「そんなものがどうして現代の東方に・・・・?」

「開発されていたのは工業都市廃墟だ。そこに理由があるとすれば・・・・」

 工業都市廃墟、そこには少なくとも数回は時空の穴が開いている。確か、炉の近くだったはずだ。

 COAの監査が入った際、研究者たちはそれをどうしたのか。ひょっとすると、その証拠を消すために、炉の中に放り込んだりしたのではないか?

それがあの時代に流れ着いたのだとすれば・・・・

「この研究データは司政官でさえ知らない。知っているのは監査に関わったCOAの上層部とKMSの幹部の一部。会長は一端を知っているだけだろうな。あとは俺と蜂起を起こした古株の合成人間ならば少しは事情を知っているものもいたかもしれんな」

「・・・・その話なら、俺も聞いたことがあったのかもしれん」

 それまで黙って話を聞いていた合成鬼竜が呟いた。

「ガリア―ド、お前が一度死んだ後、合成人間はいくつもの派閥に分かれたが、俺を造った連中の一人が言っていた。『複製人間ならば、こうも意見が分かれることも無かっただろうにな』と」

「その理屈でいくとそもそも俺たちが蜂起を起こしたり、人間に対して疑問を持つことも無かっただろう。思考は複製されたものであって、新たに何かを生み出すことはないからな」

「・・・・奇妙なものだ。俺たちよりも人間に近いものから生まれたはずなのに、俺たちの方がずっと人間に近い」

 合成鬼竜の言葉が引っかかったのはアルドだった。

「でも、リンちゃんにはちゃんと人格があるぞ。それはどういうことなんだ?」

「それは俺にも分からん・・・・無責任に聞こえるだろうが、本来はあり得ないことだ」

 複製人間に可能なのは単純な作業的思考のみ。しかしリンちゃんは明らかに人間並みの思考をしていた。本来ならば、笑ったり怯えたりということすら不可能なはずなのにだ。

「それともう一つ、お前たちが東方にいた間にエルジオンはずいぶんと攻撃を受けた」

『・・・・!未来にいる方の破壊器が!?』

「今はまだ廃道やエアポートまでに被害は抑えられているが、破壊されたカーゴやドローンの数は多い。EGPDやハンターには交戦して被害が出た者もいるようだな」

『しかし、封印は・・・・』

「その封印とやらだが、そんなものは無いだろう。大方、何ヶ月も暴れまわってエネルギーが切れたか、バグでシャットダウンしたかだろうな」

『では、あのまま暴れさせておくほかないと・・・・?』

「もしくは、こっちから壊してやるかだ」

 ガリア―ドはそう言って小さな機械を渡した。

「これは・・・・?」

「合成人間の反乱の初期に使われた、ジャマ―装置だ。今の俺たちはソフトをアップデートして効果はほとんどない。が、調整をすれば奴には効くだろう」

「調整って・・・・どうやるのよそんなこと」

 エイミの疑問に、応えたのはリィカだった。

「ワタシ、東方での戦闘のサイにデータを取得していマス!転ばぬ先のスティック、デス!」

 それが本当なら、破壊器への決定的な一撃になりうるかもしれない。

「だ、そうだな。ゼノ・ドメインなら精密な作業も可能だろう」

「そうか・・・・!ありがとうガリア―ド!リンちゃんを連れてゼノ・ドメインに行こう」

 

※※※


 空よりも遥かに上、宇宙空間にその研究施設、ゼノ・ドメインはあった。建前上、今はほとんど稼働していないはずだが、高性能な施設が理由なのか、未だに出入りする研究者も多い。

 研究区画の精密コンピューターの使い方はリィカが知っていたようだった。装置の調整は順調だ。

『まさか・・・・空の上に来られるとは・・・・』

 そう言ったリンちゃんは、窓から見える宇宙空間に大騒ぎだった。エレベーターに乗った時点で、空が急に暗くなったり星が近くなったりと、そのたびに驚いてばかりいた。

「よかった。リンちゃん、ずっと元気がなかったから」

「イザナでの調子が戻ってきたでござるな」

 アルドとサイラスにそう言われ、リンちゃんが動きを止めた。

『アルド・・・・おぬしらと出会って、夢にも見ないようなことをたくさんしてきた。時空を超え、空を飛び・・・・それならば、わしの最も望んでいることも、叶うのであろうか?』

「リンちゃんの望み?」

『・・・・わしの頭の中にこびりついた、戦火の記憶を、消し去ってしまうことはできないのじゃろうか』

 リンちゃんは少しづつ、しかし確かに語り始めた。

『先ほどのガリア―ドの話で分かった。お主ら、破壊器が何と言っておったのか覚えておるか?』

「呂の国、そう言ってたわね」

 エイミの他の三人もしっかりと覚えていた。

『破壊器、きっとあれは呂の国の人々なのじゃ。そしてわしは・・・・そのメインコアなのであろう。何故、遠い未来でわしがこうして存在していられるのかはわからぬが』

 あれはきっとこれから惨劇を起こすところなのだ、とリンちゃんは言った。アルドたちは過去に戻って破壊器の情報を得ようとしたが、そもそも時代がずれていた。

 破壊器、人の意思の宿った『器』。

『今ならそれを止められる・・・・そうではないか?』

 アルド達四人は頷いた。

「ああ、俺たちもあれを放っておくことなんてできないよ」

「あっちの時代で破壊器を止めれば、この時代のも止まるのよね・・・・?」

「そもそも、データは東方でのものシカないので、ドッチにしろリンちゃんサンの時代を救うコトになりマス!」

「東方は拙者の故郷でもある故、何としても止めるでござるよ」

 四人の言葉に、リンちゃんはぐるぐると回った。

『ありがとう・・・・みんな』

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