第13話 彼女VS私達

さて結局のところ何も考えないまま迎えてしまったが私達は大丈夫なのだろうか?

彼は朝からずっと休まずお経を唱えている。

何、私今日死ぬ感じが出てきてすごく嫌なんだけど。

私まだまだしたいことが沢山あるんだよね。それなのにもう終わっちゃうの。私は今すぐ逃げ出してしまいたいのだけどダメかな。

そんなことを考えているうちにいつの間にかに放課後になってしまったのでした。こうなってしまったら覚悟を決めるとしよう。

というわけで朝からお今日を唱える彼を黙らせて私は彼女が話しかけてくるのを待つのでした。

そしてビクビクしながら待ち続けて十分ついに彼女が話しかけてくるのでした。そして彼女は、私達に対し、

「さて一日待ったけどどうするか決めたのかしら」

とニッコリと話しかけてきた。これだけでもすごく怖い。

そんななか彼が私に対し、

「今は後先考え図に言いたいことを言ったらいいんだよ。自分の気持を強く持って頑張れ」

私は彼のこの言葉で勇気が出てきた。そうだよね、これは私達の物語だ。誰にも邪魔はさせない。私は、勇気を振り絞って彼女に、

「決まってるわけ無いでしょ。これは私達の物語よ。あなたみたいな人のアドバイスなんか聞かずに私達のやりたいようにするわ。何か問題があるかしら」

よし言ってやったぞ。これで彼女が意見を曲げてくれたらいいのだけどどうなるしらと思っていたのですが彼女はそう簡単には自分の意見を曲げないのでした。

「そんなことだろうと思ってたわ。だけど終わり方も考えずに書き続けても話がごちゃごちゃしていって結局話が終わらなくなるのよ」

彼女の言いたいことは分かる。だけど私達は負けるわけにはいかない。

「そうかもしれないけど、これは私達の物語よ。この本の主人公たちは私達なのだからそんな簡単に決められないのよ」

このようなやりとりがこのあと一時間続くのでした。

そして結局彼女は私達に、

「そこまで言うのなら誰もが認める最高の作品を作って見せなさい。それができるかしら?」

それに対して私達がどう応えるかは決まっている。

それはもちろん、

「もちろんできるに決まってるでしょ。この世界中の誰が読んでも最高だと思う作品を作ってみせるわ。そのためにあなたも私達に力を貸しなさい。絶対にあなたが認める作品を作るわ」

この言葉を受けた彼女は、嬉しそうに

「そう言ったのなら必ず達成しなさいよ。その時私はあなた達の本に本当の意味で協力してあげるわ」

私達は、また一歩先に進んだのだ。

そして最後に私達は彼女に、

「だけど私達本の内容どうしたらいいか聞きたいからこれからも協力してちょうだいね」

この言葉を受けた彼女は、

「あなた達って本当に馬鹿ね。だけどあなた達最高よ」

こうして私達は彼女を仲間に引き入れたのでした。

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