登場人物紹介


 登場人物紹介(登場順)(随時更新予定)


氷守こおりもりはく

 男。黒のスーツの上からぼろぼろの茶色いコートを着込んだ三十過ぎのおっさん。いつもかぶっているボルサリーノがトレードマーク。『異本』蒐集の発起人だが、彼自身はまったく『異本』を扱えない。唯一扱える『箱庭図書館』の中に、蒐集した『異本』を収めている。極度の辛い物好きで、舌がぶっ壊れている。


○ノラ・ヴィートエントゥーセン

 少女。美しい銀髪を長く伸ばした、白い肌の少女。昔、彼女の家を襲った火事により両腕――とりわけ左腕――に黒ずんだ傷をいまだに残している。ゆえに、それを隠すような白いオペラグローブをつけていることが多い。エメラルドのような美しい緑眼と、首から下げた翡翠のペンダントが、色彩の薄い彼女を引き立たせる。『異本』の一冊、『シェヘラザードの遺言』により、その肉体や頭脳を思い通りに成長させることができるゆえに、十四歳の少女ながらにどこか達観した態度をとることもある。口癖は「可愛いわたし」。


○アルゴ・バルトロメイ

 メイド。しかも、オーソドックスな、まさしく、メイドだ。ロングのクラシカルなメイド服に、マーガレットに編んだ黒髪。現在は男や少女に仕える使用人であるが、ときおり辛辣な言葉をご主人様方にも浴びせるユーモアがある。愛称はメイちゃん。


○パララ・ナパラライト

 幼女。浅黒い肌にセミロングの赤茶けた髪を持つ関西弁(?)の女子。少女より年下だが姉妹のように気さくに語らう関係。実は古代兵器だという噂もあるが、真相は明らかでない。とりあえず現状ではただの幼女である。チャームポイントは、梳いても梳いても力強く跳ねる、頭頂部のアホ毛。


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