第2話 めいろ

夢を見る。迷路の入口で気がつく夢。時間が経てばどこまで進んでも目が覚める。進む意味もないのかもしれない、これは夢なのだから。それでも、進んでしまうのはなぜだろう。道は複雑に絡まって、一筋縄では行かない。迷って迷って迷うけれど、足を進めることは迷わない。なぜか、君に会える気がした。

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