第9話

走ってたら、豆が見えました。そしたら、横に、何かいました。よく見たら、牛でした。ヤギゾウに似てるなって思ったら、牛がこっち見て、「え?マジで?」みたいな顔をしたので、やっぱこの顔ツボだって思いました。

ハンバーグはヤギゾウじゃなかったみたいです。ヤギゾウを見てたら、さっき食べたハンバーグの味がうかんできて、またお腹すいたなって思いました。

後ろを見たら、おばあちゃんが追ってきてたので、ヤギゾウに豆を降りろって、言ったら、嫌がったので、押したら、落ちました。

落ちる時にヤギゾウが、また、「え?マジで?」みたいな顔をしましたが、なんか、もう、いいかなって気になりました。

だけど、その顔のまま落ちてくのは、ちょっとウケました。

急ぐので、豆に飛びつきました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る