第17話 誕生日プレゼント?

 約2ヶ月前からほぼ毎日近くの山に行っては魔力がカツカツになるまで中級魔法をぶっ放してしましたローランです。


 この2ヶ月間で(前から経験値は溜まってただろうけど)レベルアップしました。それに別にあげようとは思ってなかったのですが、中級魔法が上級魔法になりました。

 おかげさまで近くの山は1割ほど消えました。皆さん驚いておられました。

 

 ちなみに上級の上には2つあります。上級の次が特級、最後に究極魔法になるそうです。この10ヶ月間に学びました。

 そんなものいつ使うんだよ。威力が上がるだけならいらないよ?

 そんな事を思いつつも人間何事もやってみたい生き物。一回くらいは発動してみたいと思っている今日この頃であります。



 おっと、説明してたら忘れてた。これが今のローランでございます。


ステータス  lv.14 ローラン 1up⤴︎

体力   54+E   3up⤴︎

持久力  64+D   4up⤴︎

敏捷   42+なし  1up⤴︎

耐久   91+E   28up⤴︎

魔力   200+C  30+7up⤴︎

状態耐性 135+C  29up⤴︎

知能   411+B  11up⤴︎


スキル「闘争S」「隠密A」「習得速度上昇D」「中級魔法→上級魔法」「亜空間魔法C」「魔力操作B」「鑑定C」「隠蔽D」「魔力伝達E→D」「不屈E→C」「毒無効」「ひらめきE」「下級回復魔法E」new


スキルポイント   +50(37-7+20)




 ストレスに耐える日々、、、それを乗り越えたらまさかの耐久系統がめっちゃ上昇してんですけど?

 いや、ビックリしたわ!今までこんな伸びしたことなんてアクセサリーのおかげで伸びたくらいだよね。

 イャー、この約10ヶ月間+2ヶ月間頑張ってきて良かったー。超報われた。もう、なんも言えねぇ


 あと、嬉しすぎて言い忘れてたんだけど、9歳の誕生日を迎えてから基礎教育学校に行くまでの1年間プレゼントをもらえるそうです。


 え?ずっと?そんなわけって思っていましたがずっとだそうです。なんだと思います?




 正解は……家庭教師です。

 


 来ましたーー。俺もうほとんど学ぶことないと思うんだけど?その辺大丈夫?と思っていましたが、レーネと2人で受けるということだそうです。なるほど。

、、、俺の授業料返せーーーー。


 ということなのですが、それを知るのは1週間後。


 、、、それでは本編をどうぞ。(最初から本編だよ?)





 2ヶ月間ぶっ放しまくってから1週間。俺の9歳の誕生日を迎えた。今回は例年とは打って変わってヴィクトリア家とヴェル家が俺の誕生会を手伝ってくれてみんなですることになった。

 ちなみに、ミナ姉はたまたま遅くまであった学校により不在。

 (それでもみんなよく来てくれたな。今度みんなの誕生日にも俺もなんかお返ししてやろう)

 

 俺が祝われたあとグランツェとアレクスがケーキを持ってきてくれた。 

 

「うっわ、マジかよ、、」


ビックリすることにケーキをばらで24ピース買ってきてそれを組み合わせて、俺のが歳である9の形を作ってくれたのだ。

 もう、あれこれを見ただけで目から汗が、、、、けっ、決して泣いているわけではない!断じて違う。

 だが、本当に嬉しかったのだ。


 そして、ケーキを運んできたアレクスとグランツェが俺の方を向いてお礼を言ってくれた。


「ローラン、ここ1年わがまま言わずに家族の為に働いてくれてありがとう。」

「グラン伸び言う通り、お前が頑張ってくれたから無事にガーベラを出産することができた。本当に助かった。」


もうほんとやばい。あーダメだ。我慢しないとダメだ。

 そう思いつつも俺も言葉を返すことにした。


「僕は何にも、、、お父さんとお母さんが今まで頑張ってきてくれたからだよ、、、だけど、ありがとう。嬉しいよ。」


そう伝えて、誕生会が始まった。(始まってたけど。)

 その後すぐに2人から誕生日プレゼントがあると言われた。

 なんだろう、と考えつつも「目を瞑って」と言われたので言われるがままに目を瞑って、「開けていいわよ」と言われたので開けると見たことのない綺麗な女性が立っていた。

 

 まさかのまさか!俺にこの人くれるっていうのか2人は!俺は幸せものだよ〜。なんて考えていると以前に一度言われていた家庭教師だと説明してくれた。


「、、家庭教師?」

「はい、そうです。」

「家庭教師、、、。」

「はい、そうです。」


ふぅ〜ん。家庭教師ねぇ。そんな話あったかなぁ?まぁいいや。

 、、というかこの人、俺のこと美味しくいただいてくれないかなー。

 そんな事を考えていると後ろから覚めた目線が突き刺さったので、ばれないように後ろを確認するとレーネが俺の方を見ていた。


 コイツ、俺の1/3の純情な感情を覗き見たな。許すまじ。怒ってないけど。


 そんな俺はとりあえず説明を聞くことにした。


「僕のだよね?」

「それとレーネ様もです。」

(なんか、どっかのメイドみたいだな)

「2人の?」

「はい、そうです。」


なるほどね。勉強熱心な俺に入学前に家庭教師をつけようということか。

 でも俺、基礎教育どころか高等教育の半分以上はもう頭に入ってるよ?大丈夫なの?

 とは、流石に口に出せない俺であった。


「そうなんですね。じ、じゃあよろしくお願いします。」

「こちらこそ、よろしくお願いします。」


そう挨拶した後、グランツェがその家庭教師に俺の誕生会に混ざっていってよ!と、半ば強引に引き連れ込んで賑やかで楽しいいつも通りのパーティになった。


 



 その後お開きの時間になって、みんなを見送りに行った後、俺は聞き忘れていた事を聞きにいった。

「先生!」

「はい、なんでしょうか?」

「、、名前、まだ、聞いてませんでしたよね?僕はミリル・ローランと言います。」


そう言うと、家庭教師の女性も丁寧に答えてくれた。


「私の名前はクロクール・エールです。こちらこそよろしくお願いします。」

そう言って別れた後、すぐさまエールは帰っていった。


 そうしてエールが帰ったあと、1人になった俺は、、、

「オッサンじゃなくて良かったわー。てか美人!最高っ!!」

なんて言っていた。



 でも、そろそろ男友達の1人くらいは出てきてくれないとハーレム主人公まっしぐらなんですけど?

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