ツンデレ彼氏のお砂糖は・・・?

海澤晴菜

第1章 第1話

《今出てこれる?》

久しぶりに電話が鳴ったと思ったら第一声がこれ

もっと他に言う事あるんじゃないかなと思いつつ、「どうしたの?」と返す私は彼に甘いのかもしれない

《早く出てきて》

「ちょ、待って。今どこにいるの?」

《家の前》

え?


居た

世間ではホワイトクリスマスって言われてる寒空の中、結構な薄着で立ってる

思わず「バカなの?」と言うと、

《だから早く出てきてって言ったじゃん》

と拗ねられた

「はぁ、、、ごめんね?」

《許す》

「いや許すって何笑」

《良いから、早く行くよ》

「あ、ちょ、待って!」

《何?》

「充電」

《は? っ//》

「よしっ行こ!」


あれ?なんで無言?

「涼太?」

《行くぞ》


見上げると、両耳が赤くなっていた

なんで今更キスくらいで照れるのよ笑


しぱらく歩いていると、ちらほらと通行人が増えてきた

心無しかクリスマス仕様のライトアップもされている気がする


《見て》

「ん?」

《上》

「っ綺麗・・・」

《だろ?》

「何で涼太が自慢げなの笑」

《俺が見つけたから》

「ドヤ顔やめて笑」

《ふっ笑》

「っ// 急な砂糖はびっくりする」

《結衣が可愛かったから》


そう言いながら2回目のキスをしてきた涼太が可愛くて惚れ直したのは内緒







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