第17話 湖の霊楽草にて。

早速レベルアップした俺達のレベルを確認。


【サルナス】

職業:魔獣使役ビーストテイマー

ランク:D

レベル:109→133


HP:584/488→584

MP:261/213→261

攻撃力:469→589(+2030)《✕1.7》

防御力:405→501(+55→+900)《✕1.2→1.25》

回避:129→153(+32)《✕1.2》

幸運:637→757

スキル:魔獣武装ビーストアームスLv3、〔ステータス統合〕、鑑定Lv3、《鬼道》、《金剛》、《疾風》、《強奪》、《鉄壁》、ウォーターボールLv3、ヒールウォーターLv8、シャドーミストLv2

装備:剛腕の腕輪、ハイオークのブーツ、金剛の腕輪、疾風の首輪、剛鬼刀、将軍の鎧


【ラッキー】

種族:リキッドメタルスライム(進化種)

レベル:2→5


HP:15/15→16

MP:457/445→457

攻撃力:15→16

防御力:3918→6918《✕3.2》

回避:3596→6596《✕3.2》

幸運︰264→273

スキル:ファイヤーブレスLv6→10、物攻耐性LvMAX、魔攻耐性LvMAX、《韋駄天》、《護守羅》


【ガッツ】

種族:ハイトロルメイジ(唯一種)

レベル:17→28


HP:6670/4270→6670

MP:7835/4865→7835

攻撃力:1577→2567(+900)《✕1.35》

防御力:1647→2637

回避:417→670《×1.25》

幸運:65→87

スキル:超再生、状態異常耐性Lv6、筋強化Lv6、ファイヤーフィストLv7→10、サンダーフィストLv7→10、アイスブロッカーLv9、《オーガの怒り》、《俊敏》

装備:角の首飾り、ウラヌスナックル


ラッキーの防御力と回避の上がり方が相変わらずヤバい。ガッツもかなりの上昇度である。


こうして比べると未だ3桁のステータスしかない俺は助けられてんだなぁってしみじみ思うよ。


魔獣武装(ビーストアームス)時、派生スキルのステータス統合でガッツのステを攻撃力極振りにした俺達の総合ステータス。


【サルナス】

職業:魔獣使役(ビーストテイマー)

ランク:D

レベル:133


HP:7270/584【+16】【+6670】

MP:8553/261【+457】【+7835】

攻撃力:19467/589(+2030)【+16】【+6861】《✕2.05》

防御力:28701/501(+900)【+6918】《✕3.45》

回避:24751/153(+32)【+6596】《✕3.65》

幸運:1040/767【+273】

スキル:魔獣武装(ビーストアームス)Lv3、〔ステータス統合〕、鑑定Lv3、《鉄壁》、《鬼道》、《金剛》、《疾風》、《強奪》、《オーガの怒り》、《韋駄天》、《護守羅》、ウォーターボールLv3、ヒルウォーターLv8、シャドーミストLv2、【ファイヤーブレスLv10】、【物攻耐性LvMAX】、【魔攻耐性LvMAX】、【超再生】、【状態異常耐性Lv6】、【筋強化Lv6】、【ファイヤーフィストLv10】、【サンダーフィストLv10】、【アイスブロッカーLv9】

装備:剛腕の腕輪、ハイオークのブーツ、金剛の腕輪、疾風の首輪、剛鬼刀、将軍の鎧【角の首飾り】、【ウラヌスナックル】


攻撃力は2万に届く勢いだし、防御力は3万が見えている。回避の2万5千近くはダンジョン中層辺りの魔獣では俺の姿を追えない速さになってるのでは無いかな?こうなって来るとダンジョン攻略も下層を目指すべきなのか?

そして、幸運が千超えって如何なのだろうか?…コレってかなり運が良いのでは無いか?


オークジェネラルの肉を貰った俺は、馬車に戻ってリムーブを掛けて魔獣武装(ビーストアームス)解いた。

ガッツにはオークジェネラルの肉を切って出す。ガッツはとても美味しそうに食べていた。


「ガッツ、肉のオカワリも有るからな」


「ウン、オカワリホシイ」


「おう、全部食べてからな」


ラッキーには魔光石をあげる。

まだまだ魔光石のストックは有るから問題無いがダンジョンに定期的に取りに行かないと。


ガッツにオカワリの肉を出してから俺の飯に取り掛かる。オークジェネラルの肉は食べた事が無いからステーキにして焼いて食べる。

なるほど美味いな。


ステーキを食ってるとベッケルがやって来てガッツを見て驚きながら聞いて来た。


「お前…まさかテイマーだったのか??何でソイツ連れて行か無かったんだ??」


「ん〜、まあ色々とな…」


そこら辺は流石にBクラスだけあって、俺が口を濁すとしつこく聞いては来ない。


「オレ達は後始末で3日程かかりそうだ。サルナスはどうする?確認していくか?」


「いや、貰える物は貰ったし、食事が済んだらこのまま出るよ。レッドロックスに待ち人が居るのでね」


「そうか。それじゃあ気を付けてな…って言ってもオークジェネラルを倒す奴をどうこうできる奴は少ないだろうがな」


「じゃあ後は宜しく。レッドロックスに来る事があれば訪ねてくれ。一緒に飲もう」


「おお、ソイツは良いね。ダンジョンに行く時にでもな。レイダースにも顔を出してくれよ」


俺と別れの挨拶をしたベッケルは、そのまま洞窟の方に戻って行った。


俺達は食事が終わってから魔獣武装(ビーストアームス)して馬車に乗り込む。再びレッドロックスに向かって出発した。



それから4日後、俺達はローザニアに到着した。

馬車を停める場所を確保して、ラッキーとガッツの食事を終わらせた後に留守番を頼んで、俺は行きに立ち寄った食堂の『湖の霊楽草』にやって来た。


「いらっしゃい!コチラにどうぞ!」


いつものホールのお姉さんだ。相変わらず元気が良い。


「エールとローザニアピッツァを頼む」


「かしこまりっ!エール先でね!」


お姉さんは俺の事を覚えていたのか?エール先でと俺が言う前に言ってきた。


冷えたエールが来ると俺は一気にクーッと飲み干した。やはり美味いな。


「エールどうですか?」


「ああ、頼む」


「かしこまりっ!」


お姉さんが元気良く店の奥にエールを取りに行き戻って来た所でお客が来た。


「いらっしゃい!あっ、ヒュース!久しぶりっ!」


ん?ヒュース?何処かで聞いた名だ…と考えながらそちらに向くと知ってる顔だ。


「おう!サンドラ久しぶり!…ん?あっ!お前サルナスじゃないか!偶然だな!!」


「おお、ヒュースか。もう王都に戻るのか?」


「ああ、向こうでひと仕事終わってまた王都まで護衛さ!サルナスはレッドロックスに戻りか?」


「そこで立ち話してないで、とにかくコッチに座りなさいな!いつもので良いのね?」


「おう!頼む!」


「かしこまりっ!」


お姉さん…いや、サンドラは急いでエールを持って来た。俺達は乾杯してエールを飲む。


「ココは初めてか?良くココに辿り着いたな」


「行きに立寄ったんだ。人の流れを見ながら来たらココに行き着いた。エールも冷えてて美味いし、ピッツァも美味かったから帰りも寄ろうと思ってた」


「へぇ〜中々観察力があるな。オレは護衛の仕事が多いからな。すっかり常連さ」


「そうか。まあお互い縁があったって事だな」


「違いねぇや!お〜いサンドラ、エール!」


「かしこまりっ!」


サンドラはエールと一緒にピッツァを持って来た。


「ヒュースも食ってくれ。コイツはエールにホントに合うからな」


「じゃあ遠慮無く!…熱っ!」


「何慌ててんのよ!サルナスさん、エールは?」


「ああ、貰おう」


「かしこまりっ!」


ヒュースは熱い熱いとピッツァにパクついた。俺もピッツァを食べながらエールを飲む。


「お待たせ!エールとグラタンね。熱いから気を付けてね!」


「おう!サルナス、コイツも美味いから食ってくれ!」


グラタンには蟹が入っていた。


「コレも美味いな…何と言ってもこの蟹が良い」


「だろ?この蟹はここの湖で獲れるんだ。他では中々食えないぞ」


「蟹は沢山獲れなくてね。蟹のグラタンは常連さん専用のメニューなんですよ〜」


「ほう…じゃあヒュースに感謝しないとな」


「何言ってんだよ!感謝はコッチの方さ!おい!サンドラ、サルナスはな〜凄腕の剣士なんだぞ!オークリーダーも一撃で首をはねたからな!」


「凄腕かぁ〜、じゃあヒュースとは大違いね!」


サンドラはそう言ってケラケラ笑っている。


「オレとはレベルが違うよ!ってクラスは同じか??アハハハ!」


「そのオークの件な、オークの巣が近くにあったよ」


「げっ、マジか??」


「調査隊の連中と一緒に対処したからもう大丈夫だ。オークジェネラルも無事倒したし…」


「オ、オークジェネラルだ??ソレって災厄レベルの話しじゃねぇか??」


「まだそこまで進んでなかったからな。でも調査隊入れてなかったら、半年後くらいにはオークロードに進化してヤバかったかもな」


「そうだったのか…しかし調査隊の仕事を請けたのか…」


「いや、偶然通り掛かってな…まあ、巻き込まれってヤツさ」


「おいおい…それでオークジェネラルとやり合ったのか??ウソだろ??」


「まあ、仕方無くな…しかしキツかったよ」


ヒュースは呆れ顔で聞いていた。

その後もヒュースと飲みながら色々な話をして盛り上がった。サンドラに追い出されるまで…。


「おう!ココは…ヒック!オレに持たせてくれ!!こないだの借りもあるし…ココはオレのシマだからよ!!」


「誰のシマだって??もう早く宿に戻んなさいよ!仕事でしょ??!」


サンドラに箒で尻を叩かれるヒュース。


「じゃあ、ご馳走になるよ。レッドロックスに今度来る時は訪ねてくれよ」


「おう!わかった!…サンドラ!釣りは要らねぇぞ!!」


「何言ってんの!!足りないわよっ!!」


サンドラに叱られてヒュースはタジタジだ。店を出た俺は、ヒュースに肩を貸して…と言っても俺も千鳥足だが、何とか宿まで送っていった。

こんな楽しいのは何年ぶりだろう。俺は夜風に当たりながらフラフラと馬車に戻って行った。

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