ミュージックラヴァーは必見!!

滅茶苦茶良かったです!! 去年、楽しみにしていたフェスに行けなかったので、この作品を読んで胸が打たれました。

着眼点がいいですね。平安時代とロックという、異質な組み合わせが絶妙だと思いました。文体も丁寧で、時代性を十分に感じました。五人揃ってのパフォーマンスの描写も生き生きとしていて、とても映像的です。

何より茨木の存在感が凄いです。反骨精神の塊で、まさにロック! 武者の渡辺綱に対しての啖呵も痺れました。短編なのにキャラクターがそれぞれ立っていて、物語に深みやリアリティもあります。長編で読みたくなりますね。


クライマックスも圧巻で、本当に胸が熱くなりました。素敵な作品です。多くの人に読んで欲しいですね。