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  • 第60話 ふたつの隧道への応援コメント

    こんにちわ。obannu47と申します。この度は大変なるreviewを頂きまして感謝の念に堪えません。誠に有難うございます。何やら高度な専門知識が必要な作品ですね。これからも頑張って下さい。

  • 第60話 ふたつの隧道への応援コメント

    気付きませんでしたが、もしかして改稿を進められているのでしょうか。
    もう一度追うひつようありそうですね。
    頑張って下さい。

    作者からの返信

    ありがとうございます。実は、山野辺村の古地図を公開する展示が、地元の資料館で先月ありまして、それを見た時に、地元の郷土史研究会の会長さんから教えていただく機会がありました。その際、地名や峰一郎の家の裏の天満神社についての情報や、高楯村の住民名の入った地番表記の地図も確認することができました。全体的な物語の根幹にかかわる変更ではないですが、人名や地名表記について変更をしようかなと思っています。そんなわけで少しづつ推敲しようかと思っています。気にかけていただきありがとうございます。


  • 編集済

    主人公応援しています♪


    少しずつ楽しみに読んでいます。青春物語楽しいですよね。


    これからもなにとぞよろしくお願いたします。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    この辺はまだまだ腕白な子供の雰囲気がでています。

    しかし、これから次第に政治向きな話が出てきて、だんだんと生臭く、きな臭くなってきます。

  •  でも、大人たちには言いたくても言えないこと、やりたくてもやれないことがある。だから、俺たちがやるんだ。村のみんなのためにやってやるんだ。
     →少年でも少年なりに、考えていると思いました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    少年たちの思いは純粋で、裏のないところで、本当に大人たちや村の事を考えています。

    そして自分たちが実際に正義だと思い、正しい事をやっているとの信念に基づいています。

    その純粋な思い、私たちもいつか忘れてしまっています。うらやましいものですし、尊いと思います。

  • 「ほだなバガな話があっか!他人がしぇえぐなるためさ、なして俺だが金ば払うんだ!おがしぐねぇが!」
     →うーむ、なるほど。確かに。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    当時は公共事業の概念がまだ確立しておらず、地元のインフラ工事は当たり前に地元の人間が負担すべきものという考え方が一般的でした。

    ただ、それが江戸時代のように、川に橋を架けるとか、川の堤防に盛り土をするとかいうのであればまだしも、都市と都市を繋ぐ街道全般の建設や、長大なトンネルを掘削するとなるとただごとではなくなってきます。

    公共工事の嚆矢は、富士山噴火による小田原藩の復興工事計画で、二宮尊徳が活躍して携わった事業としても有名ですが、幕府が全国の大名に石高に応じて賦課したことで、公共事業の魁と言えるものだったとNHK「英雄たちの選択」で見ました。しかし、そこからまだ数十年しかたっていないこの時期、まだまだ公共事業の概念は官民ともに浸透していなかったようです。

    公共事業をするとなると、お金の面だけではなく、大手ゼネコンのようなマクロな存在が必要になります。そこから計画的な物資動員・人員動員・機材動員のプランニングとノウハウが必要ですし、大手ゼネコンを中核として作業を有機的に分担結合する現場下請け企業が必要です。どれをとっても明治の時代には無理な話しかもしれません。

    しかし、問題はその体制の見直しをよくよくしないまま、昭和の時代まで持ち越して太平洋戦争に突入し、ツルハシかついでブルドーザーに喧嘩を売ったような有様になったことでしょうね。この明治の本質的な体質が改まらなかった非常に日本的な事情が、その後の日本の悲劇にまで繋がっていくような気がして単純に文明化時期の悲喜劇として切り捨てることができませんでした。

  •  現在の令和の時代に無理に当てはめるならば、小学校低学年の児童のが英語を自在に読みこなすだけでなく、自作のポエムかエッセイを創作したようなものでした。
     →すごいです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    確かにすごいのですが、正直言って私が当てはめたその例が的確かどうかについては、非常に自信がありません。むしろ無理に現代の基準に当てはめる必要はないかもしれません。

    しかし、明治初期というまだ教育が普及する以前の日本の地方において、彼のような存在が非常に稀有であったこと、そして、そのような社会状況であったからこそ彼の存在が非常に注目されやすかった事などが考えられます。

    それだけでもわがまち郷土の誇りでもあったと思います。

  • 第5話 恩師の教え(改)への応援コメント

     しかも、敵も味方も誰も傷つけることなく、恨みも残さず、みんなが納得して従うことのできるものがある。それに目の前の者だけじゃなく、そこにおらん者までのみんなが、争いもせずに納得してしまうすごい力があるんじゃ。
     →うーむ。気になります。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    これはこの物語の裏側のテーマの一つとなります。峰一郎はこれを求めて、悩み、考え、走ります。

    それは時として、選挙制度であり、裁判制度であり、議会政治であり、そして法律と言う制度的なものをものとして、その都度ご紹介させて頂いていきます。

    しかし峰一郎がそこから何をどのように汲み取っていくか、それもまたこの物語の骨子となります。どうぞよろしく峰一郎を御声援下さい。ありがとうございます。

  •  別働隊と言っても、総勢わずかに4人だけでしたが、他にも定之助や確治の妹を始めとする女の子が数人、草むらの中で太鼓や鉦を鳴らして、より多くの人数がいるように見せかけて、より大寺勢の不安を煽っていました。
     →見事な作戦だと、思います。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    石合戦は峰一郎の有名なエピソードのひとつです。地元では負け知らずと伝わっています。しかしその戦術戦法については詳しくはわかりませんので勝手に脚色させていただきました。

    彼は決して頭でっかちの勉強のできる神童ではなく、かなりガキ大将的な側面を強く持っていたと伝わっています。

    他にも地元のお寺の墓場でかなりきわどい遊びをやって、住職や大人たちから叱られたような話も残っています。

  • 歴史ものは好きで、割と読むのですが、なにしろ浅学なので「安達峰一郎」という人の事は初めて知りました。

    「アジア人として初の国際司法裁判所所長に満場一致で選出された、法学博士」
    「恒久世界平和の理想を信じ、国際法に基づいた争いのない社会の実現を目指した」

    興味深いですね。
    特に世界全体も日本も妙な方向に向かっている、この御時世には。
    愛読させてもらいます (^_^)

    作者からの返信

    ありがとうございます。ご返事が遅れて申し訳ありません。ちょっとひと月ほど小説活動ができなくて、失礼をしました。

    過分なるご興味を頂き感激しきりです。ご先祖様の手前びいきだけでなく、実際にそれだけの重みのある方だったと思います。

    当時の国連全権はヴェルサイユ会議に行った西園寺も首相を務めましたし、脱退時の全権の松岡洋右は外相でしたし、それなりの地位にありました。峰一郎の政界での政治力は今となっては未知数ですが、少なくとも外務省では大臣クラスの声望があったのではないかと推察します。

    当時の国連事務総長新渡戸稲造が「安達の舌は国の宝」と評した弁舌や、対立激化した英米代表を茶の湯でもてなして仲介の労を取った調停力など、峰一郎の実力の一端がうかがえます。

    戦前のあの暗い時代、世界平和の理想に燃えたそんな男がいた事を、ぜひ多くの人々に知っていただきたいと筆を取りました。どうぞ、よろしくお願いします。

  • 当時の地主の社会的役割と農村の状況がよく理解でき、大変勉強になりました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    どうも日本の歴史教育は戦後GHQのウォー・ギルティ・プログラムにとことん毒されているようです。地主と言う存在が、絶対悪と言うものに決めつけられているように感じます。

    今回は、大河で渋沢栄一が取り上げられましたので、少しは明治の地主の認識を上書きするのに役立ったかも知れませんが、渋沢栄一がすごすぎて、あれは特別な例と思われたかもしれません。

  • 山形弁の連発による筆運び、感動的ですらあります!

    作者からの返信

    いつもありがとうございます。本人はとても不安なんです。どこまで通じるものか。私も津軽弁や北秋田弁のネイティブで話されると、半分も分かりません。いえ、それなら英語の方がまだわかります。それだけに、私の山形弁もネットの皆さんには、所詮、同じく見られてはいやしないかと、汗顔しきりです。

    分かりにくいときは遠慮なく、いつでも言ってください!

  • 第22話 和解(改2)への応援コメント

    山形弁、炸裂!独特の味わいがあって、いい感じですねえ。

    作者からの返信

    ありがとうございます。自分は山形弁が分かるから良いのですが、読んでいる方にどれだけ意味が通じているか分からないので、どこまで解説翻訳を付けたら良いか分からなくて、無駄に文章が長くなっていないか心配です。

    山形弁の魅力を感じていただけたなら、とても嬉しいです。

  • 薩摩弁もまじると、物語のリアリティがきりっと引き締まりますねえ。

    作者からの返信

    あけましておめでとうございます。そして新年早速のコメントをいただきありがとうございます。

    山形弁と違って、薩摩弁はテレビの歴史物なんかで耳にする言葉の聞きかじりですので、皆さんからご注意を受けやしないかヒヤヒヤしながら書いています。でも、仰る通り薩摩弁は独特なので重厚感もありますね。喜んでいただけて嬉しいです。

    今年もどうぞよろしくお願いいたします。

  • 第5話 恩師の教え(改)への応援コメント

    いつもお読みいただきありがとうございます。「新選組?困ります!」
    の作者のミツルです。第9話にお寄せいただいたコメントを誤って削除してしまいました。申し訳ありません。第8話のコメントに追記しております。お読みいただければ幸いです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。第8話の追記を読ませていただきました。

    ご丁寧な挨拶、いたみいります。かえって恐縮です。これからもよろしくお願いいたします。

    現代によみがえった新選組の活躍を期待しています。

  • 第32話 おうめ(改)への応援コメント

    女の子との甘ずっぱいエピソード!
    やっぱりお上手ですね!!!

    作者からの返信

    ありがとうございます。そういうの、好きなんです。

    でも、女の子の気持ちがよく分からないから、男目線になりがちで、今更ながら猛勉強中です。

  • 山形弁の味わいが、物語に「まさにそうであったのだろう」というリアリティを与え、いぶし銀のかがやきをそえます。

    作者からの返信

    海石榴さん、コメントありがとうございます。山形弁の使用を御評価いただき嬉しいです。これについては非常に悩みましたが、あまり方言に走りすぎると意味不明になりますし、解説を付けすぎると本文が煩わしくなるし、非常に悩ましいところです。たとえば通常分では、あまり「事」は使わず「こと」にしていますが、山形弁の会話では「ごと」になるので、前後の平仮名と合わさって意味不明になるので、わざと会話では漢字を多用して「事」にしています。「時」もそうですし、「教える」を「おしぇる」とすると前後の平仮名と合わさって、また意味不明になるので、最近は「教ぇる」と漢字にするようにしました。

    現在は、山形弁でも、山形周辺の山形弁と、より北側の東根市・村山市あたりの北郡訛りもちょっと変化を付けて、出来るだけ違いが出るようにしています。

    物語後半では、県令が鹿児島出身なもんですから、薩摩弁もかなり使っています。熊本弁は分からないから、薩摩弁と一緒にしたり、小倉出身の方もいるのでちょっと違いを付けたりと工夫はしましたが、テレビの時代劇で聞きかじりした方言なので、九州の方からクレームが来ないかとひやひやもんです。

    でも、御指摘の通りに、地方の方言は文化ですので大事にしたいと思います。ありがとうございました。

  • 創作だけでなく、史実も解説れているので、ムチャクチャ丁寧で分かりやすいですね!
    前に拝読した作品からの飛躍具合に、色んな作品を書かれるのだなぁと思いました。
    本作も楽しみです!

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    まず、手始めによく読まれやすい恋愛物から始めました。で、トレンドがBLでしたから検討しましたが、どうしても無理っぽくて、その前のトレンドだった女装物にしました。

    で、結構、皆さんの評価も良かったので女装物を続けることにしました。しかも、調子に乗って完全変態アダルト物にしたら、完全に運営を敵に回しちゃいました。別サイトではまだ継続してますけどね。

    で、初心に戻り、3作目は、読んでもらうことより、自分が書きたいものを優先して、そもそもの希望だった歴史物にたち戻りました。まぁそれがこちらになります。

    まだまだ歴史資料の検討が不十分なままに進めましたので、こまごまと不本意な点もチョロチョロあります。それに書き進めていると、新たな解釈や発見があって、当初とは様々に、微妙な軌道変更もあり楽しいですが、大変でもあります。当初は五十話くらいの中編狙いでしたが、六十話を過ぎてもまだ着地点が見えません。先行小説のない未開分野の作品ですから大変な反面、楽しいです。

    お楽しみいただけたら幸いですが、お気づきの点もありましたら、遠慮なくご意見ビシバシいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。

  • 山形の歴史、学ばせていただきました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    山形の歴史というほどではありませんので恐縮です。ただ、地方の1典型的状況を表している面もあると思います。

    地方の開発、それとともに民権のうごきなど、各地で行われていたのと同じことも多々あったかと思います。お楽しみいただけたら嬉しいです。


  • 編集済

    河川水運は昔から物流の大動脈でしたからね。これを整備するのは理に適っています。
    幕藩体制下だと各々の藩内の河川の整備でとどまっていたのでしょうかね?
    その辺りが詳しくわからないのですが、明治政府樹立によって複数県にまたがる地方単位の物流整備の観点が持てるようになったのは近代化のための大きな一歩だったのかも知れません。
    ただ、そのために地域住民は泣かされることになりますし、数十年単位で見れば自分たちの生活を良くするためだった、とわかってもその当時の住民としては死活問題だったのでしょうし、難しいですね。

    作者からの返信

    ありがとうございます。まったくその通り、おっしゃる通りの状況でした。

    それまでの領主ごとの分割統治では出来なかったことが中央政権による中央集権による広域経済計画・広域建設計画ができるようになりました。

    江戸時代後半の富士山火山活動による小田原藩の経済復興は幕府の音頭で全国的支援割当が図られましたが、それは二宮金次郎という人物の存在もありますが、幕藩体制では例外的な経済復興支援活動だったと思います。

    しかしながら、一方で公共事業というものへの理解もなく、大手ゼネコンもない時代の手探り政策は非常な困難があったと思います。

  • 村民の内訳をみると、各村ごとに自給自足していたのだな、とわかる職業内訳ですね。傘屋、飴屋、鍋屋がそれぞれ専門店として成立していたとは思えないので、雑貨全般を扱っていたのかな、とか考えちゃいますね。
    これは本当に明治政府が税金を銭納にしたらそれまで保っていた各村の経済バランスが崩れ、銭を稼ぐ術を持たない人々が困窮するのがわかります。
    地主階級が肩代わりしたおかげで辛うじて成り立っていたんですね。

    作者からの返信

    コメント連投いただき感激です。ありがとうございます。

    そうですね、昔はすべて自給自足だったんでしょうね。貨幣経済の浸透と流通の促進がどんどん地方社会を変質させたのは間違いないですね。近代化の波が逆に村の混乱と騒動を助長した面もあります。昔、コカ・コーラの空きビン一個で村に争いが起こり、村の代表の青年が世界の果てまで行って捨ててくるという『ブッシュマン』という名作映画も40年くらい前にありましたね。

    それまで、物納だった年貢会計を金納の税務会計にしたのは、予算案の安定化、定額予算による長期的経済計画の立案と、国家会計の近代化には必要なことだったと思います。いずれにせよ、新システム導入には混乱は必須だし、まして抜本的な大改革には、ある意味、そういう混乱は仕方なかったのでしょうね。

  • 第56話 追跡者への応援コメント

    お梅ちゃん積極的! かと思ったら追跡者がいたとは……無粋なり。

    東北地方の貧困については、やはり寒冷地で農作物の取れ高が安定しないということが原因として大きかったのでしょうか。
    貨幣経済も十分に浸透していたとは思えないですし、同じ地域内、広くても隣県くらいの範囲の経済流通圏では一度凶作が襲ったら地方内の食糧は一気に手に入らなくなりますから。

    作者からの返信

    桁くとんさん、いつもありがとうございます。

    おっしゃる通りですね。今でこそ耐寒作物の品種改良が進んでいますが、当時は気候が大きく影響を与えていたと思います。

    西村山郡と北村山郡は山形盆地の北側で平坦部が少なく山岳部が多いので、耕作面積が小さく、三島のトンネル計画には商品作物流通の面からも積極的な推進派が多かったと思います。

    これに対して峰一郎のいる東村山郡や、県庁などの中心部の南村山郡は、比較的、平坦部が多くて耕作面積も広く、温暖で作物の成育も良く、トンネル計画を急ぐ理由に乏しかったと思われます。

    更に、比較的に北村山郡や西村山郡に比べると裕福だと思われていましたから、裕福なところから金を出させようと県庁は考えました。それが住民の不公平感を強くして反対運動をかもし出したようなところがあります。

  • 第55話 郡役所の回答への応援コメント

    峰一郎は周囲の大人が立派で恵まれていますね。
    大人たちも子供の手本になるべく身を律して動いている。
    この時代の人々の矜持を、力強く感じさせていただいております。

    作者からの返信

    桁くとんさん、いつもコメントありがとうございます。

    この時代、士族民権から豪農民権に代わっていったこの頃の地主層が、国を変革を自分たちがしなければならないという使命感と政治意識の高さは素晴らしいものがあります。勢い、国家と国民が非常に接近した日本の政治国民運動の萌芽が生き生きと感じられる時代ではないかと思います。

    明治という時代は、圧政と軍国の暗い兆しを感じさせつつも、国民が若々しく元気に躍動していた国家の青年期を感じさせてくれます。

  • 地方だと今でも住民自治組織に行政が仕事を丸投げしたりしてます。
    住民自治組織のなかでも昔からの地主さんの家は発言に重みを持ってます。
    ただそれが今の世に合っているかどうかというのはまた違った話です。
    そうした場所に住む私としては、息苦しい思いもあるし、痛みの勝った痒みといったところでしょうか。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    私も山形の片田舎に住んでますので良く分かります。地主さんは一定の尊敬の対象ですが、現在は落魄してうらぶれているのが現実です。

    それに田舎では都会と違い自治会が強く機能しているところも少なくないですから、役所も丸投げしやすいでしょうね。その方が住民の不満をそらせることが出来ます。役所は責任の所在に敏感ですから、住民丸投げできたら速攻です。

    そんな中、他人との絆が強いのは良い面もありますが、息苦しい側面も確かにあります。山形じゃ、行きたくなくても、隣組の花見や芋煮会が当たり前にやらされますから。コロナでこの2年は無くなりましたが、またどうせ復活するんだろうな、好きな親爺連中が多いから。

  • 石合戦って、うちの田舎でも川をはさんで行われていました。あぶない。あぶない。つぶてビュンビュン。

    作者からの返信

    ありがとうございます。そうなんですか、嬉しいですね。

    ということは昭和も結構近くまで石合戦の子供文化が残っていたとは素晴らしいです。海石榴さんの地元は皆さんたくましい環境で育ったんでしょうね。素晴らしい!

  • 山形弁、味があっていいですねえ。

    作者からの返信

    ありがとうございます。意味不明にならないように、少々抜いてはいます。できるだけ、漢字を残して分かりやすいように気をつけてます。青森や秋田ほどではありませんが、それでもネイティブに漢字までなまったのを文字にしたら、完全な外国語になっちゃいますから。お楽しみいただけたら幸いです。

  • 第32話 おうめ(改)への応援コメント

    夜空の下で、笛の音に誘われて、とてもロマンティックな二人の出会いですね。
    翌朝の父親のデリカシーのない問いかけも含めて、何だか幻想的でした。
    友達がいなくなるというのは身売りなんでしょうか?
    寒冷地の農村では良くあった話のようですが、現代とは隔絶した感があります。それだけ人々の日々の努力が積み重なったおかげなのでしょうね。

    作者からの返信

    桁くとんさん、いつも応援ありがとうございます。コメントいただき嬉しいです。

    東北の農村部では、テレビドラマの『おしん』にありますように、娘の身売りもしくは奉公が、当たり前に生きる術の選択肢のひとつでした。

    そういう先人たちの苦労や悲しみが、路傍に無数にあるお地蔵様に表されているのかもしれません。

    ちなみに、この回は清十郎も個人的に思い入れのある大好きな回です。峰一郎にそんな甘酸っぱいエピソードを付けたくて、清十郎のワガママで付けた回です。でも、この後、清十郎が思っていた以上に梅との話が膨らんでしまいました。どうぞ、お楽しみに。

  •  大久保利通に伊藤博文ですか・・・

     石を投げていた頃から比べると、大変な大物が身近に迫っているような気がします。峰一郎くんは大丈夫ですかねぇ。

    作者からの返信

    大変失礼しました。遅くなり申し訳ありません。

    ですよね。目の前の話から入って進めてきましたから、よりマクロな視点で全体状況を説明したいと思いました。

    当時の山形の位置的なものは現在考えるより結構重いものだったと思います。仙台を東北の要として整備するのは明治政府からはじまったようです。あとで述べますが、当時は山形遷都論もあったほどで、北のロシアがよほどに怖かったでしょうね。その遷都論には四方を山岳部に囲まれた山形は首都防衛に適しているから、とありました。

    ただの田舎ですが、逆もまた真なり、ですね。

  • こんにちは。
    今のところ村民が押しているようですが、まだまだ役人の横暴が罷り通った明治初期、この先どうなるのかは読めませんね。
    戸籍等の文献に当たると、農村にも意外と農業以外を生業にする家があって、教科書的な理解だけでは時代を見誤るなとよく思います。中世・近世では網野善彦さんの研究なんかが有名ですが、明治に入っての姿はあまり見たことがなかったので、新鮮でした。

    作者からの返信

    久里 琳さん、いつも応援ありがとうございます。

    網野先生をご存知とは嬉しいですね。学生時代はずいぶんお世話になりました。中世の民衆史での業績はピカイチですが、授業となると、もう眠くて眠くてしょうがなかったです。

    私は最後は近代史の方に進んだので、網野先生の講義は飽くまで一般教養程度でした。でも、懐かしい名前に嬉しくなりました。ありがとうございます。

  • 第56話 追跡者への応援コメント

     ・・・残念。良い話で終わらないですねぇ。

    作者からの返信

    いつもありがとうございます。ネタバレになりますかま、残念ながら、史実としては頓挫してしまう運動です。それに梅は峰一郎との間に甘い恋心を描きたくて私が勝手に登場させた架空のキャラクターですから、将来的には結ばれることはありません。また、当時の地方の村の厳しい生活状態を説明するための役処でもあります。残念ですが、峰一郎の妻になる方は別人ですし、梅に関してはちょっと悲しい終わりになるかもしれません。

  • 第55話 郡役所の回答への応援コメント

     世の中って難しいですねぇ。

     皆んなが幸せになる方法ってないんですかねぇ。少なくとも梅さんが幸せになる世の中を期待しています。

    作者からの返信

    ありがとうございます。本当にそうですね。特にこの時代はまだまだ女性は夫や父など、周囲の男性に振り回され翻弄されている時代ですから。女子の辛さは言葉に出来ないと思います。

  • 第54話 分断への応援コメント

     留守さん切れ者ですねぇ。

     久右衛門さんの性格も一目で見抜きましたし、上司の使い方も適切です。敵に回すと怖いなぁ。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    優秀な敵は得難いステップアップアイテムみたいなもので、諸刃の剣ではありますが、少なくとも将来的に峰一郎の成長に多大の貢献をしたのは皮肉な結果です。

    実は、峰一郎とは別に、清十郎が好きなキャラクターが三島とこの留守なんです。

  • 方言が分かってしまう嬉しさ(笑)
    昔のここまでキツい方言を文字に起こして意味を伝える事ができる。
    作者様のお力を実感できます。
    山辺町行った事ありますよ! 長閑でいいですよね……まぁ、山形県は基本長閑ですが(^^;

    私は白鷹の出身であります。
    現在は残念ながら離れてしまいましたが、同郷の方の作品に巡り会う事が出来て嬉しかったです。
    時間があるときに今後寄らせていただきます。

    作者からの返信

    ありがとうございます。白鷹町は毎日のように仕事で行っています。清十郎は織物関連の仕事をしていますので、米沢・長井・白鷹を回っています。白鷹のお召しの織物は非常に独特で希少価値の高い製品です。織物に題材を取った歴史物がないものかと考えています。今後ともよろしくお願い申し上げます。

  • 出羽……山形県と言われたら読まずにはいられない! 
    出身地のため愛着があります(^^)
    更新応援しています。

    作者からの返信

    ありがとうございます。山形県人の方にお読みいただき嬉しいです。清十郎は山辺町在住ですから安達峰一郎の存在は子供の頃から知ってますが、県内でも他の地域ではどうかなぁと、とても心配でした。更にマイナーな少年時代にスポットを当てていますので、心配ですが、地元の山形の方にお目に留めていただき、とても嬉しいです。物語としては、明治10年代、三島県政下での関山新道問題に絡めています。どうぞよろしくお願いいたします。

  • 第52話 和田の逆撃への応援コメント

    こんにちは。
    この時代、民は圧倒的に官に対し弱いですよね。力にものを言わせる和田書記に、彼らはどのように抗していくのでしょうか。

    作者からの返信

    久里琳さん、こちらのコメントに気付かず本当に申し訳ありませんでした。

    和田の反撃は、当時の官としては当たり前にやりかねない行動だったと思います。そんな官吏を相手に合法的に筋を通すのは大変だったと思います。だからこそ、多くの国民の血と涙の上に自由民権運動と普通選挙獲得の成果があったのでしょうね。

    ただ、基本的に日本人はおとなしいし、官の言うことに素直にききます。欧米なら昭和の軍部暴走には国民が立ち上がったでしょうが、日本人は一緒になって膨張主義を後押ししました。日本の敗戦は軍部が悪いのではなく、国民自身の驕慢の結果だし、国民が平和のために流す血の量がまだまだ足りなかったのかもしれません。

    すいません。まったくただの清十郎の思いです。

  • 山形弁のセリフが凄くその土地を感じさせてくれて、とても良いです。
    勝手なイメージですが、東北一体の方言は土を想起させられます。冬に耐え、春の豊富な水で土を起こし、秋の実りを迎えるような。
    最も方言だけだとわからないので共通語でト書きして頂けているのは助かります。

    作者からの返信

    桁くとんさん、コメントありがとうございます。それにご返事がこんなに遅れてしまって申し訳ありません。

    コメントをいただいたのも覚えていますし、返事を書いた記憶もあるのですが、どっか変なとこを押したかもしれません。いずれにせよ、予想外の放置プレイ!かえすがえすも失礼しました。

    東北の方言への印象、当たっていると思います。土とともに生きている感覚は、正にその通りです。人も皆、土に根っこを生やしているのが東北人です。鈍重で腰が重いですが粘り強くけっしてあきらめないしぶとさもあります。

    例えは変ですが、旧帝国陸軍では、東北の連隊は守りにその強さを発揮するとの評価が一般的だったそうです。その感じはなんとなく分かる気がします。

    東北人の、不器用ですが、粘り強い戦いの仕方を、この作品でお伝えできたら良いなと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

  • この当時、「演説」という言葉自体が有ったかどうか。
    そこで自分の意思を伝えるため、一般に知られる歌舞伎や、浄瑠璃の台詞を使うというのは実際にありそうですね。

    作者からの返信

    杉浦さん、コメントありがとうございます。

    この時代の公的な会議・陳情等の実際的な様子というのは、本当のところはわかりかねますので、議長役の和田にしろ、久右衛門にしろ、意図的にちょっと時代がかった感じの固めな口調としました。その方が、今回や次回以降での郡役人たちの感情丸出しの怒りの言葉が余計に伝わり安くなるかなぁなんて思ってやりました。

    歌舞伎や浄瑠璃の演目なんて、結構、それ自体が御政道を暗に批判したり皮肉ったりしたものが多かったですから、おっしゃる通りかも知れませんね。

    ちなみに演説の語源は私もよく分かりませんが、この年の国会期成同盟成立あたりから、民権派の活動方針として私立国会設立運動の普及実現のために、全国の自由党系地方政党を駆使しての演説会・勉強会が盛んに行われるようになります。だから、きっと演説という言葉もこの頃には市民権を得ていた可能性もありますね。

  • 第48話 彼らは来たへの応援コメント

     大人も子供も格好良いですね。

     梅さんと結婚できれば良いのに。

    作者からの返信

    Teturoさん、ありがとうございます。明治の地主は、士族の没落に伴い、勢い時代の表面に飛び出していきます。自分たちこそが村を守り村を代表した国民の主体であるとの自負に満ち溢れていました。故に官憲の横暴から農民たち、すなわち国民を守るという自負を持ち始めたのがこの頃かもしれません。

    梅ちゃんは、私の創作です。峰一郎に青春らしい甘酸っぱいエピソードを織り込みたかったものですから。誰にでも初恋はありますので、峰一郎にもそんな人並みの淡い恋愛を味わせてあげたいと思いました。

  • 第48話 彼らは来たへの応援コメント

    維新回天が終わっても、むしろ終わってからこそが、こうした地方地方の未来への戦いが始まったのかもしれませんね。
    この時代、世界各国も似たような感じかもしれません。
    果たして、山形はどうなるのか。そして、峰一郎と梅の今後の運命は。

    面白かったです。

    ではではノシ

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます。維新は政治の主導権を巡る権力者同士の戦いでした。

    明治になってからは、新たに政治に加わってくる国民が権力者に挑んでいく戦いになりましたね。

    明治の国民ひとりひとりのこの熱さは、現代の政治にしらけきった国民に何を教えてくれているのでしょうね。

  • 面白いです!

    作者からの返信

    ありがとうございます。少年時代を描いた青春物は書いていても楽しいですね。話しが進む中で、ちょっと恋愛ぽいのも書いてます。青春ですからね。お楽しみくださいませ。

  • こんにちは。
    地主と小作人の関係のお話は説得力がありますね。江戸時代を通じて広く行われていた村請の仕組みがこういった関係を作りだしたのかなと思います。
    イデオロギーや凝り固まった史観で現実から乖離した過去を想像しないよう、注意しなければ、、とあらためて思いました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。おっしゃる通りですね。年貢や諸役の負担を村全体の責任で請け負うということから、地主のそういう役割が自然発生的に共通の認識として育っていったのかもしれませんね。領主にとっては、年貢だけしか興味はないのでしょうが、住民としてはそこでの民生に大きな意味がありますからね。

    あの田中正造が足尾鉱毒問題で見せた村を守るための激しいパワーというのは、単に地元の名士、地主ということや、そこから出た議員という肩書きではなかなか理解できません。地主という存在の当時の存在意義を深く考えないと、天皇に直訴までする田中の心は詠み解けないですね。

    高校や中学の歴史の授業で教鞭をとっていた左翼教師は、殖産興業のちょうどいい歪み、あくどい国家政策の実業家との癒着などのいい事例として飛び付くだけで、地主のそういう立ち位置なんて考えもしないでしょうから。第一、彼らにとって地主は悪でしかないでしょうから。

  •  峰一郎君の年頃に、自分は何をしていましたか?

     こんなに難しいことは考えずに、図書館と本屋さんに通って、ヘラヘラしていたと思います。
     今、住んでいるところは山岡鉄舟の知行地だった、埼玉県の山奥ですが、きっと此処でも同じような事が起きていたのでしょうね。
     彼らのお陰で、休日にコンピュータに張り付いて、こんな事ができるのだなと思いました。

    作者からの返信

    昔の人は今よりもずっと成熟するのが早かったですね。まあ、子供の頃から働いてますし、十代後半には結婚もして自立していた方も多かったからでしょうからね。

    今は22歳までは学生、つまり子供ですし、22歳過ぎても、30歳まで子供みたいな方も多いですからね。まして、地域への貢献、国への関与などを積極的に意識している人は少ないですからね。

    峰一郎が現代に生きていたら、どう思うでしょうね。

  •  むむ。謎の人物登場。

     一体誰なんですかね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。この人物はこれからの峰一郎の人生に大きな影響を与える人物で、実在の人物でもあります。二人の出会いをこのような設定にしてしまいましたが、いつ、どの時点で二人が接触したかについては分かりません。ですので、この関山新道問題に絡めてご紹介させていただきました。

    この人物が何者か、このあとの展開をお楽しみください。

  • なるほど。硬派の恋ですものねえ。手も握らない。

     しかも、峰一郎の単独行を怪しまらせないために、女性の方を送りにつける……。
     時代ですね。。。。
     密偵、、という言葉が浮かんできました。

     それにしても、相変わらずの、その土地、場所の展開の巧みな表現に感服致しました。 

    作者からの返信

    ありがとうございます。峰一郎の密使編は完全な私の創作になりますが、それをしたのも峰一郎のコイバナをどうしても書きたかったからです。

    明治の硬派な恋は、現代の恋愛以上に妄想を掻き立てて、キュンとしちゃいます。

    この渡し場については、峰一郎の行動ルートを想定しながら、天童と高楯の位置関係を調べて資料をあさっている時に、たまたま「蛸首」の記述を見つけて、早速、使わせていただきました。妄想を膨らませて、勝手に渡し場も設定しちゃいました。

  • この人物はまったく知りませんでした。
    続きを読ませて頂きますね!

    作者からの返信

    ありがとうございます。日本国内より、海外で評価の高かった人ですから、一般的に誰も知らないとは思います。国際連盟で日本全権を長く努めていましたし、同じく日本全権を勤めた方は外務大臣や首相になっていましたから、日本に戻ったら間違いなく外務大臣にはなっていたでしょうね。

    主要大国からその人格識見は認められて、米英が対立して国連が紛糾して世界中が困った時は、彼が茶席に招いて米英の融和をさせたエピソードもあります。

    今回は彼の少年時代を通して明治の日本を描いてますが、できれば外交官としての彼の事蹟も、いつか書きたいなあと思っています。

  • ガリ版印刷もエジソンでしたか。
    小学校のころに使った記憶があります。油紙みたいなのに鉄筆で。
    力を入れ過ぎて穴が開いたり……。

    年齢が分かりますね。(笑)

    作者からの返信

    ありがとうございます、御同輩様。わたしも鉄筆使用世代です。小学校の学級新聞や文集の自分のところを書いたり、で、穴も開けました。

    懐かしいですね。

  •  色々な出来事を時系列で展開すると、歴史の中でうごめく人々の葛藤がこれほどまでに見えてくるものなのですね。
     相変わらずの取材力、構成力に感心しながら楽しく読ませていただいております。
     カクヨムでの本作愛読者のかたがたも増えて、正しく評価されてきたのではないかと思います。頑張って下さい。

    作者からの返信

    赤雪妖さん、いつもいつもコメントをありがとうございます。返信がこんなにこんなに遅くなってしまい、ほんとにごめんなさい。申し訳ありませんでした。

    歴史って、それに関わった人の数だけ、物語がありますね。しかも、そこには絶対的な正義も絶対的な悪もありません。それぞれが必死に生きた足跡があるだけです。だから、面白い!

    私なんか、全体構成もしないで次々に書き下ろしているだけで、完全な行き当たりばったりです。だから、後で反対の事実を後で見つけて、辻褄合わせに四苦八苦です。特に、郡役所で登場させた渡辺庄右衛門にはびっくりしちゃいました。本当は彼が高楯村の戸長で、安達久右衛門の実父だったというのは、峰一郎たちの迎撃作戦も終わってからでしたから、はたと悩んでしまいました。あそこからです、史実解説を付けるようになったのは。

    でも、それだけに小説は生き物だなぁと実感しました。これからもご指導よろしくお願いいたします。

  • こんにちは。
    明治初期の地方の様子を活写した物語を興味深く読ませていただいています。東北は多くが幕府側で戦ったために薩長系の役人との間には軋轢もあったのだろうと想像しますが、村と村との間でも対立があったり、複雑ですね。
    引き続き、たのしみに追わせていただこうと思います。

    作者からの返信

    久里琳さん、ありがとうございます。返信がまったくこんなに遅くなり、申し訳ありませんでした。ほんとにほんとにごめんなさい。

    特に薩長だからと威張り散らしたような話はあまり聞きませんが、根っこにはそういうのがあったとは思います。分かりやすい世良修蔵みたいなのは、少なかったでしょうね。

    でも、平民宰相と言われた岩手の原敬みたいに、やはり賊軍の土地ということで出世が遅れたり、いわれない差別を受けた人は多かったでしょうね。

    村同士で言えば、境界争いや水争いはどうしても付き物ですね。それに複数の村の共有利用していた山林などの東北の入会地がすべて国家に収公されたのも、村同士の争いの原因のひとつかもしれません。

  •   二人は許嫁。逢い引きは密使の仮の姿。
     
     うーん。そうきましたか……。
     
     村の命運をかけた闘いの中で、そっと開いた恋の花もなかなか秀逸な設定で感心しました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。赤雪さんにそのように言っていただき、嬉しいです。

    峰一郎の幼少期については、石合戦の腕白ぶりや、神童ぶりを示すエピソードはあるのですが、時代を考えれば当たり前ですが、ちょっと色気のある話がひとつもありません。

    ですので、梅ちゃんは作者のわがままで勝手に登場させていただきました。

  •  ♡。うふっ。

    作者からの返信

    ありがとうございます。急転直下、峰一郎に許嫁ができちゃいました。東村山郡の住民は大変な渦中ですし、峰一郎も大変な状況にぶちこまれていますから、せめて二人の仲をお楽しみください。

  •   峰一郎は実在。一方お梅は作者の創作……。
     これはなんだか楽しい話しができそうで、ワクワク出来そう。ここらの恋バナも読みたい気がします。

    作者からの返信

    ありがとうございます。峰一郎の幼少期にそんな色恋話しは見つけられませんでしたので、作者のわがままで梅ちゃんを登場させちゃいました。峰一郎も大変な事件にかかわっていますので、歴史の神様、ささやかなわがままをお許しください。

  • 第34話 密使(改2)への応援コメント

     おうめさん、可愛いですねぇ。

     いつの世にも素敵な人がいるのでしょうが、幸せになれたら良いですね。二重人格性格破綻者さんですか。できれば酷い目には合わせないで下さいね。

    作者からの返信

    大丈夫です。こちらの話しではジキル博士で通してますから、ハイド氏はご遠慮願っています。だきら、梅ちゃんにひどい目なんて……う~っ、自信がないかなぁ~。

  • 第32話 おうめ(改)への応援コメント

     友達がいなくなる。それが必然って怖いですよね。

     男の子と女の子の違いがあるので、何とも言えませんが。叶うなら、人身売買なんて無い世の中になって欲しいです。
     私も子供ができて分かったのですが、売られる子供も大変ですが、売った親のダメージも半端ないですよね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    東北は古来より貧困飢餓との戦いでした。現在でも、本州ではダントツの平均所得の低さを誇っています。維新での賊軍だったために土地が没収され、西日本は9割が民有林なのに、東北では入会地が全部取り上げられた結果、9割が国有林となっています。

    おしんの物語は決して昔話しではなく、祖母の代では間違いなく現実の危機感があったと思います。

    米軍という第三者的な記録にもある金を稼いで故郷に帰ったという事実歪曲の従軍慰安婦問題ではなく、東北の農村では、ついちょっと前にあった現実なんですよね。

  •  庄右衛門さん、キャラが生きてます。こんなコテコテの人が居たら、お話がすすみますよねぇ。
     でも本当に、諍いや戦争は始めるよりも終わらせる方が大変ですよね。

    作者からの返信

    ありがとうございます。おっしゃる通り、こういうのは終わらせ方が難しいですからね。そこはやはり大人の知恵に、お任せしたいと思います。

  •  留守書記が次々に発する的確な指示に感心しました。
     電話どころかガリ版さえもない時代。それだけに正確な意思の伝達が重要だったのですね。

    作者からの返信

    ありがとうございます。山形はそれでも紅花商人の存在で内部留保もあり明治10年頃までは、仙台をしのいで東北でもっとも裕福で栄えていたようです。

    ちなみに村山郡の東西南北の四人の郡長は全員が三島スカウトによる三島ブレーンのようですが、東村山郡の郡長だけは後の経過を見てもちょっと残念な人物だったようです。だからこそ留守のような開拓史勤務の前歴のあるプロ官僚をサブに付けたんだろうと思います。

  •  何だかこの先、碌なことになりそうにないですねぇ。

     当時は本当に南の人と北の人は難しかったのですね。私の知っている九州の人も東北の人も、本当にいい人達なので、どうしてこうなってしまうのか。正義って難しいですね。

    作者からの返信

    ありがとうございます。南と仲が悪いわけではありませんし、後に触れますが、庄内の士族は親西郷派で、鹿児島の学校党には留学生も行き、西南戦争では有志の参戦士族も少なからずおりました。

    南北の文化的差や性格の差はありますが、やはり基本は官と民の考え方の違いでしょうか?

  •  薩摩藩お得意の釣り野伏せみたいですねぇ。格好良いなぁ。

    作者からの返信

    ありがとうございます。薩摩藩の戦法ほどに洗練されたものではありませんが、少年ならではの単純な挟み撃ちに、峰治郎ならではの効果的な演出を加味したものとお考えください。

    言い伝えでは、負け知らずとはありましたが、戦法までの記録は見つけられませんでしたから、筆者の創作になります。でも、彼ならこれ以上の戦法をやってのけたかもしれません。

  •  何だかゾクゾクするお話です。

     峰くんは大杉のような人物になれるのでしょうか? 東北には行ったことがないんですよね。山形行きたいな。

    作者からの返信

    ありがとうございます。平均して美味しいものは多いかもしれませんが、特に何にもありませんよ。山があって、川があって……そんな田舎で少年がどのように育っていくのか、お楽しみいただければ幸いです。

  • 第34話 密使(改2)への応援コメント

     コメントを書いたつもりで、投稿ボタンをおしてなかったようでした。遅くなりました。
     
     ところで梅が作者の創作であれば、これは叶わぬ初恋になるのかと思い、些か残念な気がしました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。さすが、鋭い読みですね。でも、歴史物であると同時に、歴史を背景にした青春物のつもりですから、どうしてもそんなエピソードを挿入したいという作者のわがままでした。実は私もこんなおうめが大好きです。

  • 第35話 蠢動(改)への応援コメント

     住民はどのように反逆するのでしょうね。
     私は一つ思いつきましたが、これは言わぬが花ですね。

     負担金額は住民の数に関係するのですね? いや本当に面白いです。清十郎さんもよくこんな事を思い付くものだと感心します。
     

    作者からの返信

    ありがとうございます。なかなか鋭い赤雪さんですから、きっと当てられてしまっているでしょうね。

    負担金はとりあえず史実の通りですが、事実は小説より奇なりというもので、当時の役所はよくもまあ、恥ずかしくもなくこんなプランを考えたもんだと呆れます。

  •  やはり何か策を練っていた。
     期待が高まります。

    作者からの返信

    ありがとうございます。ここに来てペンが遅くなってすいません。全編に史実解釈を付けて、実際の史実についての説明を補足する作業をしていましたので、エピソード追加が遅れております。申し訳ありません。

    住民たちは生きるのに必死です。これから、いよいよ住民たちの闘争が開始されます。

  •  法廷闘争の技術もまだ十分ではない時代のこと、でも意識がしっかりと統制されている頼もしさを感じます。

     ところで私が青森ということではなく以下のような青森南部弁の歌を見つけて、楽しく感心したということでした。楽しいのでお慰みになればと思いました。

    https://www.youtube.com/watch?v=McLlZHfutlk

    作者からの返信

    ありがとうございます。法律への民衆の目覚めと適応力は、全国的に当時としては驚くほど意外に高いように感じます。やはり、寺小屋の浸透など、江戸時代からの識字率の高さが根底にあるお蔭でしょうか。

    青森弁のYouTubeでしたか。青森と秋田は、東北でも特別です。私ら山形レベルには手に負えません。聞いてると意味不明ながら、もはや笑うしかありません。


  • 編集済

    第30話 郡長布告(改)への応援コメント

     峰一郎はこんな歳から政治に触れていたんですね。
     資質、そして教育と環境がいかに大事であるかと腑に落ちる気がしました。
     拙著『ヨウの呟き……』でも現在裁判を扱っていますが、ここに出て来る弁護士も実は実在の人物で、資質の無い人間がいかに有害であるかと感じさせられました。

     山形弁と青森南部弁の違いも少し解り、面白いと思いました。

    追記 ごめんなさい青森・南部弁と書くべき所間違えておりました。訂正させて頂きました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。峰一郎がこの活動にどれだけ関わったのか、確かな資料はいまだ見つかっておりません。ただ、この事件が峰一郎に多大な影響を与えたと言う視点には、峰一郎研究者全員の一致するところです。

    赤雪さんは秋田でしたっけか!山形よりかなり上級編ですよね。難解さにかけては、山形弁は秋田弁にはとてもかないません。

    今の連載作品は交通事案のテーマのようですね。若い頃から違反ばかりの清十郎には身につまされそうです。楽しみにさせていただきます。

  • >お前だは、いっづも殿様の名前ば使う!殿様のせいにして俺だば苛めるばりだ!顔もしゃあね天皇様が、ほんてん、そだな事言ったがも確かめねで、嘘ばり言うな!

    まったくそのとおりで。

    いつの時代も小狡いヤツというのは、自分より大きなものを振りかざして、ほかの人を自分の思い通りにコントロールしようとするものです。そのことで己の人としての器の小ささが際立つことも知らず。

    作者からの返信

    ありがとうございます。おっしゃる通りです。これはどんな小さな組織でもありますね。虎の威をかりる狐、そのままです。

    ただ、それが官庁であれば、より多くの人に弊害が及びます。今でも人間のやることに変わりはないですね。困ったことです。

  •  清十郎さんの資料収集力と民族愛に敬意を表します。

    作者からの返信

    ありがとうございます。住民の生き残りを賭けた必死の運動がこれから展開されます。こんな活動を展開していた先進性に私も驚いています。

    この活動が、峰一郎に大きな影響を与えていたことが、よく分かります。

  •  別段建議書の成り行きが気になります。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    こちらでは連合会に出席していた郡書記の1人が焼却したように書きましたが真実は分かりません。

    でも、いつの日にか、山形県庁の古文書の中から発掘されて、取り扱い経過の追跡ができるようなことにでもなれば面白そうですよね。

  •  兵庫、九州の1部、四国山間部など、今でも「地域住民の利となる道路の整備は地域住民の手で」とする地域が無数にあります。しかし今、道路は公共のものであり、道路を最良の状態に維持するのは公共団体であるという原則が確立されているので、整備を地域住民に委ねるのは違法であると考えられています。
     日本の貧しさと、貧しさの中から最善を求めて苦悩する人の、心が熱くなるエピソードだと思いました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。現在の道路行政というのは私はよく分からないので申し訳ありません。

    でも、新潟に遊びに行くと、7号線が突然道が広く立派になるから昔からよく疑問でした。後で知人から、そこから田中角栄さんの選挙区に入るんだよ、と言われ、なんとなく納得しました。

    それと、山形市と山辺町を繋ぐバイパスが山形側がかなり前から半分以上できたまま放ったらかしでしたが、昨年から急に工事が始まりました。友人から聞いたら、山辺町の工事の予算がやっとついたから、と聞きました。いろいろありますね。

  • 三島通庸を出しているカクヨム作品って、ここだけなんじゃないかな、と思います。
    こういう人物の支配下(の県)にいた経験が、のちの安達先生の生き様につながっていくのかな、とも思います。
    山形というと、私にとっては「花の慶次」などで出てきた長谷堂城の戦いとかが印象深いですが、明治の頃に、こういうドラマがあったとは知らなかったので、新鮮です。

    面白かったです。

    あと、拙作「河越夜戦」へのフォロー、応援、お星さま、ありがとうございました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。偉人たちを育て上げた時代背景というのは、その人を知る上では重要な因子ですね。

    川越夜戦は、桶狭間と並ぶ日本三大奇襲に上げられながら、意外に詳細は知られていないので興味深いです。

    今後とも、よろしくお願いいたします。

  •  それまでの江戸時代では存在するものを守ることが主体だったのでしょうね。
     
     明治も10数年経つと、「こうすればもっと良くなる」という色々な改革が花を開き始め、軋轢とせめぎ合いをしながら、日本全体が変わろうとしている姿を、描かれる清十郎さんの筆力が素晴らしい。

    作者からの返信

    ありがとうございます。そんなに実体以上のお褒めを頂いて恐縮です。

    公共事業の観念が官民双方に乏しく、昔ながらの夫役でなんとかしようと思う官側と、夫役を必然と受入れつつもなんとか少しでも逃れようとする民側、その民にも官にすりより少しでも利を探る者と、木訥に請願を重ねる者と、様相は様々です。

    まさに時代の変わり目の改革・変革の中で、新旧の間や階層階級の間での軋轢とせめぎ合いが繰り広げられます。

    そんな状況から、峰一郎には世の中の複雑さと理不尽さ不条理さを学びとってもらい、その中から、自分なりの夢と理想をつかみとってほしいと、私も思っています。

  • いよいよ子どもたちの話に戻りますね。長かった。
    これから、どうなるんでしょう。

    あと

    >直立不動で三島県令の退席を見送った後、4郡の郡長と筆頭郡書記はそれぞれ席を離れます。

    上の描写。「直立不動で見送る」というような威儀の正し方、江戸時代なら「平伏する」ようなイメージをもっているのですが。明治になり、いつごろこういう礼法になったとか、そんな資料があるものなんですかね。

    描写に文句があるのではなく、これはこれでいいんです。単純な好奇心です。

    作者からの返信

    なるほど、おっしゃる通りですね。いつからでしょう?洋間が多くなったこともあるでしょうが、どこからでしょう?この明治初期の鹿鳴館時代は政府の積極的な欧化政策もあり、三島県令も官吏の洋服着用を県達を出してますから、官吏から広く定着したのは間違いないようですね。民間でも、福沢諭吉などは脱亜入欧を説いて精神上の欧化を勧めていますから、色んな方面からの働きかけはあったでしょうね。面白い視点、ありがとうございます。

  • 第24話 海舟語録(改)への応援コメント

      求めていたときに与えられた言葉。それから意味を引き出した答えは骨に染みこみますね。

     しかし、当時の高級役人には本当に腹が立ちます。

    作者からの返信

    ありがとうございます。安達本家の御子孫の研究者によれば、このふたつが、後の峰一郎の行動から、その影響が窺えるとのことでした。

    勝麟太郎、生意気でめんどくさくて、可愛いげがないけど、見えないところでも、色んな方面で影響を与えてくれていたんですよね。

  • 興味深いです。

    明治維新で世の中がひっくりかえらなければ、三島という人物は「閣下」と呼ばれるような地位にのぼれる出自ではなかったのですよね。

    変革期に社会的地位が飛躍的にあがる人がいます。「県令閣下」という言葉にはそれが端的に表れているように感じられておもしろいです。元公家の五條郡長がこれをどう受け止めているか、とても興味深いところです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。そうですね、この時に浮上してきたのは、実力でのしあがった下級武士が多いですよね。五條は、中納言の家系で、安政年間の公家抗議活動の最初の参列事件から活動を始めてますから、ただの世間知らずではなかったかも知れません。でも、維新後は鳴かず飛ばず、実際の能力的にはいまひとつだったのかもしれません。わたしもそのように彼を扱っていますが、別の事情で、有能でありながら干されたのなら、また面白い話しが作れるかもしれません。

    編集済
  • わたしは公務員ですが、県民をして「愚民ども」とか「無知蒙昧の者ども」とか、なかなか思えないですね。

    まして、「わたしの行為のひとつひとつが県政そのものなのである」とは、とても言えません。留守という人の意識は、現代公務員の感覚とは隔絶していそうです。

    一般に明治の役人というのはこんな感じなのでしょうか。そういう意識はどこからやってきたのでしょう。

    作者からの返信

    ありがとうございます。明治の官僚は現代の公務員とはまったく別物ですね。公僕、公共サービスの意識はまったくなかったのが、資料や日記からも見てとれます。むしろ、自分たちが日本を支え、日本を一等国にするという圧倒的自信と自負が素晴らしく、それだけに国民を教導しようという強い責任感も感じます。

    当時の官僚といえば戊辰の勝ち組を中心とした士族がほとんどですから、まだまだ四民平等は掛声だけの頃で、百姓町人とは一線を画していたでしょうね。人間、性根は十年くらいじゃなかなか変われませんから。

    現代の公務員の皆さんを誹謗するつもりはありませんが、内容的にイメージを盛ったことは間違いありませんので、不快に思われたら申し訳ありませんでした。全国の公務員の皆様、失礼いたしました。m(_ _)m

  •  今度は大人達がどんな対抗案をだして闘うでしょう。
     楽しみです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。大人たちは自分たちの行動も子供たちの教育のひとつにしてしまうでしょう。教育に熱心な安達家の家風そのものかもしれません。

  • 第22話 和解(改2)への応援コメント

     峰一郎、戸長さんば、久右衛門さんば、いっくど見でおげ

     こういう事を言える人が、親なのだと思います。

    作者からの返信

    ありがとうございます。こういうお父さんも立派ですし、みんなから慕われるこんな戸長さんのような人物もとても立派です。

    実は、このフレーズは、初稿には入れていませんでしたが、この時の峰一郎の思いを考えて、後からつけたしました。自分の行動から、自分たちが慕う方につらい思いをさせてしまった、そんな峰一郎のやるせない思いを考えていたら、こうなりました。

  • なるほど薩長中心の新政府の役人は傍若無人、ひどいなー。

    でも、政治体制が変わり、権力の所在が移り変わる過程では、古今東西ふつうに見られることなのかもしれません。

    作者からの返信

    ありがとうございます。体制の交代として、当たり前のことではあるのでしょうね。ひとつ、救いなのは、三島県令の信念は国のための強権行使であり、長州系政治家に見られるような業者との癒着や特権を利用しての収賄といった噂や話しが聞かれないことです。

  • 石合戦。昔の武将も子供の頃によくやっていたみたいですね。
    敵を引き付けて「半渡に乗じる」ということでしょうか。

    方言の台詞がすごくいい雰囲気だな、と思って読ませていただいています。

    作者からの返信

    ありがとうございます。明治の元勲の幼少期のエピソードでも何度か見ました。テレビゲームも球技もない時代は、やっぱり体を思い切り使う水遊びや相撲、そして、これのようです。

    方言、分かりにくい時は遠慮なく教えてください。地元では当たり前の言葉が、一歩、県外に出ると意味不明ということはよくありますので。

  • 第22話 和解(改2)への応援コメント

    「……俺が、悪っけ」
    この一言が、しみました!!
    いろいろなことを飲み込んだうえで出てくる一言。
    重みがあります。

    作者からの返信

    ありがとうございます。大団円、子供とは違う大人の解決は、みんなを救うWinWinでなくてはなりません、……というつもりでもなかったのですが、結果的にそうなりました。大人の知恵かな。

  •  役人が饗応を要求する。それを窘める人物がいる。
     反骨という言葉はこの頃できたのだろうかと、そんな気がしました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。私も時代劇が好きでしたから。一昨年、亡くなった親父は水戸黄門が大好きでした。こてこての鉄板ですが、いかにも日本人です。今も総理の息子が役人を饗応してますもんね。深い根っこだなぁ!

  • 「イダズラわらす」の始末をつけるのは、やはり大人の役目ですね。
    そうか、清十郎さんのお話は、どこかにちゃんとした大人がいるから安心なのです。

    子供を途中で放り出さない。無責任に放置しない。
    今の世の中、こうゆう話を読むだけで、心が和むはずです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。子供の姿を見ればある程度は親もどんなもんか想像がつきます。やはり人間のバックボーンは脈々と先祖から受け継がれてきているものだと、歴史を見る程に改めて感じます。今度は、大人たちの踏ん張りにわたしも期待しています。

  • 第20話 凱歌(改)への応援コメント

    助っ人登場!
    石合戦は、ここに来るまでの伏線でしたか!
    ううーん。もうね、なにもかも、清十郎さんに任せて、頭を空っぽにして読み進めております!!

    作者からの返信

    ありがとうございます。でも、そんなことはあまり考えずにやっていました。当時のこの地域の人材を資料で調べていたら、様々なタイプの人がいたので、もう、みんなを紹介したくて、出演させたくて、仕方なくなりました。泰助もそんなひとりです。

  • うん。少年たちの爽快なアクションの後に、きっちりと話をまとめていく。
    ここはもう、書き手・清十郎さんの力量が存分に発揮されているところだと思います。

    なんていうんでしょう。
    内容も構成も、安心して読める。
    カクヨムでは貴重な書き手の一人だと思っています。

    作者からの返信

    そんなにお褒めいただくと、図体のでかいわたしには、入る穴がありませんので困ります。ただただ少年たちの思いがわたしの筆を走らせるので、わたしも少年たちと一緒に夢中なだけです。少年のひたむきさに涙腺の弱いわたしは泣きっぱなしです。


  • 編集済

    いやもう、軽快に子供たちがやりまくっている(笑)。
    もう、いいです! 水ぎわはもうもう、大好きです、こうゆうの!!

    作者からの返信

    ありがたとうございます。少年たちも喜んでいただき、嬉しく思っていることでしょう。

  • ここ、わらちゃいかんのでしょうがねええ(笑)。
    もうもう、仕方がなく笑い転げました。

    1尺=約30㎝とか、注釈があるのもいいです。
    そして赤雪様のコメントも、水ぎわの役に立ちました。
    なるほど!です!

    作者からの返信

    ありがとうございます。少年たちの活躍の場ですから、どうぞ遠慮なく笑って、彼らの活躍を応援してください。

    赤雪さんのアドバイスのおかげで、段落空け、セリフ中の句読点、ルビ付けなど、全部、ありがたく活用させていただきました。ほんとに助かります。

  • 第20話 凱歌(改)への応援コメント

     最近は何処を向いても日本はシャワートイレですが、不思議と芳香漂うなかにもホッとする結末でした。
     しかし村人の事後処理はどうなるのかと、そちらの方も興味津々です。

    作者からの返信

    ありがとうございます。子供たちの次には、やっぱり大人たちにも頑張ってもらおうと考えております。

  •  子供といえど全員でかかれば救出は可能な気がして投降は残念です。

     しかし石を投げて傷を負わせることをしなかったのは、たいしたものでしたね。

    作者からの返信

    ごめんなさい。

    ……次、投げます。

  • これまでも文中の方言の使い方に唸っておりましたが。
    この話では非常にいいですね!
    血の通った感じが出ています。

    あと、赤雪さんがコメントで言っておられる「一字下げ機能」。
    めっちゃ便利ですよ! この機能があるだけでも、カクヨムを使う価値があると水ぎわは思ってます(笑)!

    作者からの返信

    ありがとうございます。自分では当たり前の方言でしたから、どこまで解説を入れたら良いか悩んでいました。しつこいとうるさすぎて本編の邪魔にならないかと心配です。

    改めてご指摘ありがとうございます。一字下げはしましたが、ルビはまだし忘れていました。改めて赤雪さんの読み返して気づいたのて、ルビもやってみます。

  • おお、いよいよですね。
    こうなると少年たちの純真さと後ろを気にしない思い切りの良さが。
    諸刃の剣のような気がいたします。

    どうなるんでしょう。
    一読者としてドキドキしています。

    作者からの返信

    ありがとうございます。どうせ逆らえないお上のお達しであるなら、鬱憤ばらしではありませんが、せいぜい少年たちには思い切り好きなようにさせてあげたいと思いました。どうか、純心な少年たちを見守っていただけたら幸いです。

  • 「交通網の整備」。
    これは当時の日本でも非常に重要なものだったでしょう。
    物流とともに情報が流れるためには交通網が必須だからです。

    しかしこの話、この先どうなるのでしょう。
    水ぎわ、史実をあえて調べずに、清十郎さんの手引きだけでこの道を進んでおあります。
    それが、心地よくて面白いからです!

    作者からの返信

    ありがとうございます。できるだけバックボーンには史実に忠実にありたいと思いますが、少年たちのやるこの後の悪さや、郡役所からの使者云々は私の創作です。もっとも、実名を出している少年たちや村人、郡役所の人物はすべて実在です。ただ、話の筋に合わせて人柄は私が好きなようにキャラクター設定していますので、悪しからず。

  • 大久保利通は、一級品の仕事人だったと思います。
    同時に、人材を見抜く目を持っていましたね。
    水ぎわの好きな川路も大久保や西郷隆盛に引き上げられた人でした。

    薩摩閥の人材登用には問題がありますが、多くの有用な人材を引き抜いたことは否めないと思っています。

    作者からの返信

    ありがとうございます。私も昔、海軍卿の川村純義を調べて、学生時代に市ヶ谷の防衛研修所の川村文書を見に行ったことがありました。草創期の海軍は勝や榎本の旧幕臣登用組に脚光が当てられますが、その次官の海軍大輔として腕を振るったテクノクラート的な川村の用い方にとても関心を持ちました。その後、予算獲得と発言力の関係から、政治力のある西郷従道を陸軍から海軍に引っ張るという横紙破りのやり方も、なかなか面白いです。薩摩は憎たらしい程に政治力がありますが、南国らしい底抜けの明るさで憎めない可愛らしいところが羨ましくもあります。

  • ううーむ…建議書……
    複雑な気分であります。
    こうやって、小さな声は押しつぶされていくんでしょうか。

    だが、それを書くことに意義がある!
    そうでしょう?

    作者からの返信

    ありがとうございます。東村山郡から独自の建議書が出されたという証言は確かにあるのですが、それがどういう内容だったのか、また、どのように取り扱われたのか、どこにも記録は残っていません。山形県庁の古資料の奥の院に封印されたままの可能性もありますが、とりあえずこの作品では、郡役人により焼却処分にされて跡形もなくしてしまったことにしました。その方が官憲の横暴っぽくなりますので。

  • ううーん。
    しかしこの構造。今の日本でもあまり変わりがないのでは……?
    衆の声が国の意思決定の場に届かない構図が、あまりにもあからさまで(笑)。

    もう、どうにもならないんでしょうかね。

    作者からの返信

    ありがとうございます。構造的にはそうかもしれませんね。ただ、人権運動や市民活動もなく、マスコミもまだまだ未熟な時代で社会監視機関がほとんどありませんから、権力の濫用行使を掣肘できるものはありませんもんね。やりたい放題でしょうね。

  • きびしい時代の歴史ですね。
    子供が大切にされ始めたのは、もうごく最近のこと。
    しかし今は、子供が大事にされすぎて、それはそれで問題がある気がします。

    どこがベストな場所なのか。探さねばなりませんね。

    作者からの返信

    ありがとうございます。昭和恐慌のときは、役場が人身売買を斡旋してましたから、東北の農村は、それが良い悪いではなく、生活設計の一部になっていました。男の子はまだ丁稚奉公でしたが、女の子はほぼ女郎屋になりますから、悲しいですよね。

  • 隧道、洞門というのは、トンネルのようなものと理解すればいいんでしょうか。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    おっしゃる通り、トンネルです。それまでの山形の道は人しか通れない細道で、馬車や荷車、大八車というものが通れなかったので、流通量に限界がありました。それで新道計画が生まれました。

    ところが山形は山国ですから周りに行くには峠道ばかりで、道を広げてもかなりの急勾配で、もちろん舗装道路でもないですから、馬車も荷車も登れません。そこで今度はトンネルの必要性が出てきます。トンネルは単なるショートカットの意味合いだけでなく、むしろ勾配をなだらかにすることがもっとも期待されていたようです。

    やり方はかなり強引で住民にかなりの犠牲を強いたようでしたが、結果的に、そこで出来た県内の交通網が、山形の近代化に大きく寄与したのは否めません。


  • 編集済

    うーん、蘊蓄が勉強になります。

    【追記】
    鼻につくどころか、個人的にはもっと書いてほしいです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。蘊蓄はついつい説明したくなっちゃうんですよね。読者の鼻につかない程度に自主規制しながらなんとかやっていきます。鼻についちゃったらごめんなさい!m(_ _)m

  •  用意した屎尿と人糞が→用意した尿と人糞が


     「わ、渡辺様、大丈夫ですか。」→「わ、渡辺様、大丈夫ですか」 終わり括弧前の句点は不要です。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    屎と糞の意味が重複していましたね。ありがとうございます。

    「」の最後の句読点は不要というのは知りませんでした。多分、国語の時間で習っていたんでしょうが、まったく覚えていませんでした。幾つになっても勉強は必要ですね。ありがとうございました。

  • 大杉の描写が、いい味を出していますね。
    水ぎわ、この先歴史上どうなるのか知らないので。
    本日はここまでとして、また続きを読もうと思います。

    作者からの返信

    ありがとうございます。地元の伝承では、峰一郎とこの大杉は切っても切れませんので、常に風景の一部として、折に触れて描きたいと思います。

  • これは……実によく、事実関係を調べておられますね。
    しかも目に見えるように、耳に入りやすいようにきちんと整理がされている。
    歴史小説はそこが難しいところかと思うのですが。
    お見事です。

    作者からの返信

    ありがとうございます。やはり何でもそうですが、歴史は人間のドラマで、様々な人間の思惑が混ざりあい、もつれ合い、綾なして時代が作られます。絶対の正義もなければ、絶対の悪もない、調べるほどに奥が深くて尽きることがありません。

  • ひとりの偉人が誕生するまでには、周囲のサポートがいる。
    まわりが助けたいと思う人が、なにかしら、事を起こせる人になれるのかもしれないですね。

    作者からの返信

    おっしゃる通りですね。峰一郎の回りには峰一郎を育てた恩師がたくさん出てきます。峰一郎の青春時代はその恩師たちとの出会いの歴史とも言えます。

  • 第5話 恩師の教え(改)への応援コメント

    人の言葉は、受け止める気持ちがなければうまく伝わりません。
    師の言葉をそのまま素直に飲み込めるのが峰治郎のよさでしょう。

    このまま素直に成長してくれれば、と願いますね!

    作者からの返信

    ありがとうございます。やはり大成する方は素直ですね。ひねくれものの私には真似のできない素晴らしさです。

  • 地の文と会話のバランスがいいなと思って読ませていただきました。
    そして会話のなかのリズムが、非常にいいんですね。
    セリフがするっと入ってくる。違和感がありません。

    だからお話もテンポよく進むんですね!

    作者からの返信

    ありがとうございます。解説がくどいかな、だけど、説明が伝わっているかな、……それがジレンマですっと悩みながら書いてます。そう言っていただき、嬉しいです。