10.私の罪

 美里さんは父の再婚相手。とても綺麗な人で私にいつも優しくしてくれる。でも、それは私と家族だから。


 ドア越しから

「あの子、私に全然懐いてくれないわ」

「そのうち懐いてくれるさ。まだ環境に慣れていないんだ」

 と話す声。

 違うよ。

 貴方はもう他人のもので、私は何も出来ない

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る