黒猫が運んだ出会いと別れ……そして目が離せないラスト!

自宅ベランダに現れた黒猫に「プルート」と名付けたOL芽以。
ある日、消えてしまった猫と同じ名前「プルート」を名乗るイケメン男性が訪ねてきて……。

過酷な運命を背負う安藤くんですが、この黒猫とのリンク体験が彼に一筋の希望を見せていて、でもそれをこう人に押し付けずサラッとしているのが余計に切なかったです。
読み進めていくと、読者としても失われた存在の大きさを芽以と同レベルに感じられました。

安藤くんと親友である平文くんも、現実にいそうでいないタイプで、でも不可能に近いことを実現してしまう魅力溢れるキャラ。
安藤くんを応援していて、そのあと平文くんへ感情を移していくのが自然なことのように感じられて、この持っていき方は上手いと作者様の手腕に唸らされました。

そしてラスト!
思わず「なるほど」と叫んでいました。ヽ(^。^)ノ

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