現代を巧みに風刺した、近未来SF


遠くない未来?いえ、こんな世界に“今”私たちはいます。

【仮想ラベル】
それは、新しい技術、新しいファッション、新しい概念、新しいメディアのようで、実は“今”を言い換えただけ。
もう世界はラベリングでしか他人を見れない世界になっている。
SNSのフォローリスト、プロフィール欄、年齢、性別、出身校、職場、年収、生活圏、これら多くのラベルでしか他人を見れない。
それは仕方ない。だって他人だもん。技術の発展のおかげで、SNSのおかげで他人が増えたから、こうなった。

でも、身近な人にまでラベルを求めるようになりつつある。いや、身近な筈の人まで、他人になっている。それをこの作品は風刺しているのだと思う。

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