1人の人がずっと好き

よつば

第1話 なんか残念な男

俺は鈴木太郎。年は35歳。


平々凡々の男。


取り柄はなにもない。と自分では思っている。


熱中できるものが見つかった時だけ、続けて行うことができる。


恋愛でもそうだ。


最近長く付き合っていた彼女と別れた。


振られたのだ。


幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、社会人。そこそこはモテる人生だった。


バレンタインでは、チョコレートをもって家まで女の子がきてくれていたし、各時代ごと、ほぼ途切れなく彼女がいた。


結婚願望はあるし、子供も欲しいと思っている。


でも現実は、35歳で彼女なし。


ちょっと夢の中で振り返ってみようかと思った。

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