親戚は死んだ

 押し入れにはいつだって、ドラえもんの小型冷温庫がある。


 あれはなんだ? 仏壇ぶつだ使つこてもええのんか? 母に訊いたら殴られた。


 なぜドラえもんの冷温庫は仏壇になりえないのか。


 僕の精霊馬はケンタウロスだで、僕の送り火は超の字で泰山を焼け。


 それも、見事に盛えた仄い炎ペールファイアで。


 霊性の形式は歴史の蓄積だでよ。


 冗談ではなく、僕らはいつだって薀蓄のうんちを食らうのだ。


 下水にマッシュされた褐色のポテトを食らうのだ。


 霊は霊になりて碑文を制御し、碑文は碑文になりて霊を制御する。


 僕らはいつだって、手軽にちんちんを振動shakeだ。


 shakeしながら、僕も碑石になるんだで。


 

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