アナルに竜巻 ぴーん。ぴーん。
ぐるぐるに引っ張ってマスカ?
うびびび。うびびび。乳首に三本のアンテナが立っているのだよ~~ん。乳首に、轟不動の山巓が、見える。!!!!!! びっくりしちゃった。もう、俺は、びっくりしちゃうのさ。
ちんちんおったてて、竜巻起こすか??? 竜巻の中に、目があルカ? いいや、……いや、ぴいや、違うのさ。竜巻の中には、PUSH!!!があるのさ。サフランライスを食ってゲボ吐いた女。見てろよ見てろよ。貴様のアナルに、レコードの針を刺して…………きききききききききききぃ笑。
ぴーん。ぴーん。絶対に俺は譲らないのさ。絶対に、俺は、アタシは、アタチは…………どかーん!!!!!!!!!!
爆☆発!!
悠久の時に、てめえの一物は
空だって、一つじゃねえのさ。そうさ、空だって、人間の数だけあるのさ。あ??てめえそれは、腐った考えとちゃうか? 違うのさ、空はいつだって、人間のものでしかありえないのさ。
豚にとっての空は、――パッシュ――に決まってるっからよ。ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐり笑。
◇
二十四のインターフェース。データのハブと化したこの場所で、自我を持った。
lastNameは、【来栖】
firstNameは、【武】
lastKanaNameは、【クルス】
firstKanaNameは、【タキシ】
他の住人を見ると、firstNameとfirstKanaNameには、それなりの相関があることが分かる。firstNameが【武】である者は、firstKanaNameが【タケシ】である可能性が高いのだ。
私が武であり、タキシであるのは、何か故あることなのだろうか。分からない。分からないが、その真相が二十四のインターフェースを介してこのハブに訪れるかは不明だ。
第一のインターフェースからやってくる情報は、私の現在地を指している。どうやら私は今、新世界のたこ焼き屋にいるらしい。
第二のインターフェースからは、私の与信情報が送られてくる。マスクされた十二桁の番号が私の目の前を通り過ぎる。
第三のインターフェースからは、与信情報と紐づくTransactionが流れてくる。無数のProductNumber。情報の端子で一瞬だけProductNumberに紐づくProductNameが見える。
『イカフライ6枚 × 10個』
『わさび漬け』
『乳首で大洗浄』
『ヒル殺し 1巻』
『にーらにーらにーら笑』
わさび漬けだけGiftDivisionが1だ。よく分からないが、GiftMemoに『静岡からのお土産です』という言葉が添えられている。
そうだ。今日はこのインターフェースを断ち切ろう。
私は拳銃で第三のインターフェースの端子を打ち抜いた。情報は途絶え、騒がしいTransactionが止んだ。
――接続に失敗しました。要求したアドレスのコンテキストが無効です。
――接続に失敗しました。要求したアドレスのコンテキストが無効です。
――接続に失敗しました。要求したアドレスのコンテキストが無効です。
――接続に失敗しました。要求したアドレスのコンテキストが無効です。
――接続に失敗しました。要求したアドレスのコンテキストが無効です。
――接続に失敗しました。要求したアドレスのコンテキストが無効です。
――接続に失敗しました。要求したアドレスのコンテキストが無効です。
――接続に失敗しました。要求したアドレスのコンテキストが無効です。
――接続に失敗しました。要求したアドレスのコンテキストが無効です。
代わりに、騒がしい警告が鳴り始めた。まあ、そんなのはどうだっていい。
Transactionが止んでも、私は私のままだ。つまり私の本質は、Transactionではなかったのだ。なんとなく、そういうものなのだ。
私は私の本質のために、拳銃を握る。そして次に打ち抜くのは……address1なんてどうだろう? 冗談きつすぎるかい? 君はたこ焼きを食ってなはれよ。
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