1月2日


 みすず学習道場4日目終了。

 これからまた勉強するので、本日の学習時間は11.5hといったところか。

 長時間の自学自習の習慣というのは大分付いたかなと思いますが、それが実力に結び付かなければ意味がありません。どれだけ勉強したか、を誇示する為だけのアリバイ作りになってはなりません。どれだけ参考書を進めたかというのも大事かもしれませんが、勉強は復習が命であります。進めたら、進めた分だけ戻って振り返る。

 学習→復習をどんどん、漆を塗るように重ねていく。それが実力として結実し、大学受験を打ち克つ力になっていくと。……まあ色々と、ネット(Youtube等)で挙がってたり、みすず学苑で実践されてることを捏ね繰り回して述べてみましたが。

 やはり身に付かなければ意味が無いと。そんな感じで『効率がどうちゃら~』と言って中々前に踏み出せない、踏み出さない、行動しないダメ受験生にはなってはいけませんが。とりあえず第1ステップである〈前進する努力〉はできたということにしておきます。……しかし、それだけでは駄目なのです。

 塾に入った。初学者用の参考書を一通り揃えた。受験勉強をやり始めた。自学自習の習慣が付いた。1日10時間勉強でも、どうということも無くなった。

 それを続けていけば千葉大ぐらいは受かるかもしれませんが、けれども凡人の僕にとってはそこで頭打ちになってしまう。早慶・一橋、もっともっと上に行きたい。

 

 地方公務員になるだけなら、小説家になるだけなら、そんなに良い大学に行かなくても良い。そうかもしれません。大学受験に勝つ為の努力と、小説家になる為の努力は全くの別物です。小説家になる為の道程の方が、きっと長いに違いありません。

 しかし、しかしです。僕は全力で、自分の力で、道を切り拓いていきたいのです。

 僕は中学受験をしました。小3の冬頃に母に勧められました。母は別に高学歴の教育ママというわけではなかったので、別にどちらでも良かったのでしょう。

 けれど僕の小学校は一小一中、他の小学校の生徒と混じり合うことも無く地元の中学校へと皆が進学していきます。昔は不良校であったという話もあり、給食もマズいだの何だのであまり良いイメージがありませんでした。

 僕の家のすぐ近くに、県立千葉中・高があります。そこは勿論県内トップレベルの公立中高一貫校です。僕はその頃から歴史に興味があったので、県千葉にある歴史研究部に強く惹かれました。それと単純に、そのまま一小一中でメンツも変わらずに過ごすことが少し嫌だったということもあります。友達は人並みにいましたが、話のレベルや趣味趣向があまり合わなかったこともあるかもしれません。

 そこで中学受験勉強を始め、栄光ゼミナールというところに通い始めました。その塾はとても親身になってくれて、仲の良い先生や他校の友達もできたので通って良かったと思います。しかし自分自身の努力・研鑽が足りず、僕は夢を諦めた。

 自分への甘さ。見通しの甘さ。未熟な精神性。足りぬ頭。その全てが!

 己を弱くしたのです。有体に言えばコンプレックスです。小4ぐらいの時から既に学歴厨でしたが。今でもそうです。MARCH以下は行く意味が無いと思っています。死んだ方がマシです。割腹自殺ものですよ。ああ嫌だ嫌だ。

 今通っている稲高、そして附属中学校には大した恨みはありません。むしろその逆です。此処に通ったことで、大切な親友ができました。囲まれるほどの友人はいないけれど、それなりに充実した楽しい日々を送れていると思います。

 なれど。同じ失敗は二度と繰り返してはいけません。

 失敗しないように、わざと目標を低くする? 論外です。

 小学生時代、足らなかった努力を! 高き目標を掲げたにも拘らず、努力を怠った自分を! 弱き自分を乗り越えよ! 自身の懸命な努力で、成功を勝ち取れ!

 勿論、家族や友達・先生たちからの助けもある。カクヨムやTwitterで貰えた嬉しい一言が救いになることだってある! 深く深く感謝しています。

 特に母からは、中学受験の時から助けてもらってばかりなのだ。


 中学受験の塾を決めようという時に、開校まもなくだった近場の栄光を勧めたのは母だ。そこへ行って、多くの人と出会った。恩師ができた。小学校一般レベルよりもワンランク上の勉強をして、とても勉強が楽しいと思えたのもこの頃かもしれない。

 中学受験の半年前、一校しか受けられない公立中高一貫を県千葉か稲高附属かで悩んでいた時、安全を第一に稲高附属を勧めたのは母だ。あの時、県千葉を選んで受験していたらあえなく玉砕して、他に受かっていた私立2校の方に行って金をむしり取られて、家族に迷惑をかけたかもしれない。

 中学の部活動選びで迷っていた時、卓球部に行ってみなよと勧めてくれたのは母だ。そこで仮入部に行ってみたら面白く、入部届を職員室に出しに行ったときに偶然出会ったのが、同じ部活だった今の親友だ。隣のクラスだった彼と友達にならなければ、彼の友人でもあった今のもう一人の親友と仲良くなることも無かったと思う。


 恩返しは、きっとする。口では決して言えないが、想いはずっと此処にある。


 ……今は、ただひたすらに努力を。母や皆からの助けを借りてしまうこともあるけれど、頼りすぎることのない歴とした自分の力で勝利を。

 弱き暗闇の自分を、強き眩き光以て打ち払い、これからを生き抜く自信を得る。

 小説家になるという果てしない道のりを踏破する為の、一種の修行だと思って。

 その為の努力だ。そしてその努力は、ただ前進するだけではいけない。

 〈前進する努力〉だけではなく、振り返って〈戻る努力〉を。

 復習も随時行っているが、大分甘いものになっている。思い付いたようにやるのではなく、体系化して行う必要がある。調べて見つけた4日学習2日復習法というものがあるので、それを念頭に進めていこう。


 〈黎明へ進め〉とは、ただ前に向かってがむしゃらに進めということではない。

 まず前進する。そして振り返り、その度に自らの弱さを知る。

 それを克服する為に、何ができるか考える。そして解決の糸口を見つけ、また前を向いて進んでいく。その繰り返しによって、多少遅くなっても良いから、前進を続ける。まっすぐに、まっすぐに。目標、夢、意志の指し示す方向へ。


 いつか乗り越える。自分の弱さを。

 その一つのチャンスが、大学受験だ。

 進み続けよう。高らかな意志を掲げて。



 今日の日誌はこれまで。

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