怨恨と悲劇の先に待ち受けるものとは

非常に纏まった文体、怖い……というよりかは恐ろしい悪役。
様々な悲劇が主人公に降りかかるが、けどそれを乗り越えたときの達成感は半端ない。キャラは非常に立っており、世間の怖さや、大人の事情の闇深さが分かりました。

いや、凄い。何が凄いというと、この作品――悪役が恐ろしすぎるのだ。
圧倒的な力を持っている訳でもない。ただの人間。けど、『何をしてくるかが分からない』という恐ろしさが読者にもひしひしと伝わります。
最後の話も驚愕です。是非ご一読を。

最後に――この作品に出合えた事に感謝です。
楽しませていただきました。ありがとうございます。

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