てくてく詩集

独楽

「さすがにこれは独楽（コマ）だわ」

「マジ独楽（コマ）」

「独楽（コマ）」

「独楽（コマ）すぎて独楽（コマ）回るんだけど……」

「これは独楽（コマ）だな」

「……独楽（コマ）」

「独楽（コマ）じゃん。これはもう、一周回って独楽（コマ）だよ」

「独楽（コマ）なんだが……」

「あんまり独楽（コマ）回すなよ……」

「これは独楽（コマ）」

「これは独楽（コマ）回るわ」

「独楽（コマ）」

「独楽（コマ）すぎんだろ」

「こんなん独楽（コマ）でしかないわ」

「さすがに独楽（コマ）」

「これは独楽（コマ）」

「ようわからんくて独楽（コマ）」

「こんなん独楽（コマ）も回らん」

「いや、独楽（コマ）でしょ普通に」

「ジャイロ効果すぎて独楽（コマ）だわ」

「イミフで独楽（コマ）」

「なにがだよ？考えて独楽（コマ）回せや」

「学者（がくしゃ）ぶってて独楽（コマ）だって言ってんの」

「は？こんなん普通だろ。ぶち独楽（ゴマ）みてえにシバくぞテメエ」

「必死すぎて独楽（コマ）。『独楽（コマ）の舞（ま）い倒（だお）れ』って言葉知ってるか？」

「独楽（コマ）」

「ケンカしてて独楽（コマ）」

「ケンカ独楽（ゴマ）じゃん」

「独楽（コマ）」

「さすがに独楽（コマ）」

「ケンカ独楽（ゴマ）とか独楽（コマ）」

「庭（にわ）で独楽（コマ）でも回してろよ」

「あんまり独楽（コマ）を回すな」

「これは独楽（コマ）でしかない」

「一周回って独楽（コマ）も回らん」

「いや、これは独楽（コマ）回るよ」

「不謹慎（ふきんしん）だけど、独楽（コマ）ではある」

「独楽（コマ）すぎてもう、なにがなんだか……」

「独楽（コマ）」

「これは独楽（コマ）でしかない」

「独楽（コマ）回ってて独楽（コマ）」

「独楽（コマ）すぎ」

「さすがにこれは、独楽（コマ）でしかない」

「ずっと独楽（コマ）回ってるのが、すごく独楽（コマ）なんだが……」

「だれか独楽（コマ）とめろよ」

「これは独楽（コマ）」

「さすがに独楽（コマ）」

「独楽（コマ）」

「一周回って独楽（コマ）も回らないだろ、これ……」

「いや独楽（コマ）ではある」

「独楽（コマ）でしかない、とも言える」

「独楽（コマ）」

「独楽（コマ）すぎてむしろ独楽（コマ）」

「それはただの独楽（コマ）だろ」

「独楽（コマ）すぎて逆（ぎゃく）に独楽（コマ）だろ……これさ……」

「独楽（コマ）とか言ってやるなよ……」

「独楽（コマ）も回らん」

「逆（ぎゃく）に独楽（コマ）だよこれ」

「独楽（コマ）」

「独楽（コマ）」

「ただただ独楽（コマ）」

「ここまで来ると、独楽（コマ）でしかない」

「あんまり独楽（コマ）回すな」

「独楽（コマ）」

「独楽（コマ）すぎて独楽（コマ）だわ」

「独楽（コマ）回りすぎだろ……」

「さすがに独楽（コマ）だろ」

「独楽（コマ）なんだが……」

「独楽（コマ）」

「マジで独楽（コマ）」

「さすがに独楽（コマ）」

「独楽（コマ）」

「独楽（コマ）すぎ」

「さすがにこれは独楽（コマ）」