ダフネ編

ーーダフネ編 登場人物ーー


年齢、称号、肩書はダフネ編の始まる王国歴1118年のものです。架空の設定なので、混乱を避けるため貴族は姓と名のみに統一しました。ネタバレを大いに含みます。ご注意ください。



ダフネ・ジルベール(18)

一応男爵家出身の彼女だが、事情により庶民として育った。忙しく働く母親と姉の代わりに料理を始め、家事をほとんど受け持つしっかり者。彼女が一般侍臣養成学院を卒業し、料理人として就職するところからこのダフネ編の物語は始まる。


ジュリエン・クイヤール(22)

クイヤール伯爵家の次男で近衛騎士。女性にもモテるし、一見軽薄そうな感じを受けるジュリエンは高級文官の父親と王宮医師の兄に大いに劣等感を抱いている。毎朝の稽古を欠かさない、努力の人でもある。


ポール

クイヤール伯爵家の料理長。ジュリエンが生まれた頃からずっとクイヤール家に勤めている。ガタイの良いオッチャンだが、見た目によらず彼の料理は繊細で上品な味らしい。


マドレーヌ・ミュニエール

第一話でなんとも衝撃的な登場をする人物。しかも彼女の頭文字は偶然ある人と同じで、少々ややこしい事態を招いてしまうという……


ジュリエンの両親と兄フィリップ

ジュリエンの父親クイヤール伯爵は国庫院に勤めるお偉いさんで自分にも他人にも厳しいらしい。そして兄フィリップは王宮医師というエリートな一家。母親はダフネの母親キャロリンと昔馴染みである。


クイヤール家の執事

とても優秀で規律に厳しい人らしい。ポールとジュリエンは鬼執事と陰で呼んでいる。ジュリエンは昔から彼に頭が上がらない。


クロエ・ジルベール(19)

ダフネの姉。一般侍臣養成学院で優秀な成績を修めて飛び級で卒業し、高級文官として王宮司法院に勤めている。職場の先輩である次期公爵フランソワと激しい恋をし、この度正式に婚約が成立した。


フランソワ・テネーブル(22)

次期公爵で、王宮財政院に勤める高級文官。容姿端麗で公爵家の跡取りの超セレブな彼だが、実は何気にツンデレクロエに振り回されてばかりである。結婚前に爵位を継ぎ、公爵となる。ジュリエンと同級生で学生時代からの悪友である。


キャロリン・ジルベール(40)

ダフネの母親。ジルベール男爵家の財政が傾き、二人の幼い娘を抱えて王都に出てきた。それからお針子として苦労しながら女手一つで娘二人を育てた。年下の恋人クリスチャンとの交際も順調である。


クリスチャン・ゴティエ(34)

勤めている不動産屋の売り家の前でキャロリンと出会って一目惚れした。穏やかな気性の彼だが、恋人のキャロリンに対しては情熱的な一面も時々見せる。そして彼の恋を応援してくれたクロエとダフネのことを実の娘のように可愛がっている。


ジュリエンの元カノ

肉食系女子である彼女、ジュリエンのことはどうも本気ではなかったようで、本当の狙いは別にあったのだが……


人事院の職員たち

テネーブル公爵家と親しくしている人が人事院に勤めており、王宮料理人に空きができたことをクロエに教えてくれた。そしてジュリエンも人事院に仲の良い友人が居るらしい。


ウィリアム、エレイン・デロリエ夫妻

クロエとフランソワの友人夫婦で結婚式にも招待されていた。数少ないジルベール家側の招待客だった。


結婚式の招待客たち

小広間でクロエとフランソワについて噂話をしていた。ジュリエンも丁度そこに居合わせて……


遠征先でジュリエンを誘った女性

かの地で思いっきり羽を伸ばして楽しむつもりだったジュリエン、女性からもよく声が掛かったようだが、どうも……


バ・ラシーヌの借家の新しい店子

ダフネ一家が新居に引っ越した後の借家には今、子沢山の若い夫婦が住んでいるらしい。


王宮大厨房の料理長と他の料理人の皆さん

ジュリエンに言わせると、男の料理人と言うのはやたら恰幅のいい人が多いそうだが、ここの料理長も例外ではない。そしてその彼は話の分かる頼りになる上司で、他の料理人たちも良い人のようだ。


王宮騎士団副団長と騎士団の同僚たち

ジュリエンの上司の副団長は彼の遠征希望を受理し、その後再び王都に戻りたいという彼に会う度にからかっていた。

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