29日目 お題:勝てない相手
どうしても勝てない相手をオチに使いましょう。
https://kakuyomu.jp/my/works/1177354055192757016/episodes/16816452218435073312
めちゃめちゃ強い主人公が、それだけ強いにもかかわらず勝てない相手がいる、みたいな流れのお話。
勝てない相手、やはり猫では?
(恋愛関係は参考にした作品で使われていたので別のものを)
めちゃ強い主人公が、猫には勝てない、飼い猫を溺愛。
めちゃめちゃ強い主人公は何をやっている?
飼い猫への伏線も込めておきたい。
猫といえばいろいろとアイテムをそろえたくなるものなので、アイテムをそろえるために怪盗とか。怪盗ならアイテムを直接出してミスリードも誘える。
怪盗の主人公が、ファンタジー世界で様々なアイテムを盗みつつ、追ってくる警察とも対決しつつ、アイテムのバラエティを出しながら最後の猫にもっていく。
ファンタジー世界、王国を震撼させる怪盗ストレイキャット。ある時はドラゴンの逆鱗を盗み(ドラゴンにも気づかれない。最高級防具の材料になる。表面が微妙にざらざらしていて金剛石のカットや、料理のおろし金にも使える→猫の爪とぎ)、ある時は大量の高級麦を盗む(味はもちろん、ふわふわした穂が断熱材にも火おこしにも使える、猫じゃらし)。いっぽう、そんなストレイキャットを追いかける犬のおまわりさん。世紀の美術彫刻といわれる井戸のヴィーナス(井戸の周辺で給仕をしていた女性が、大量の皿を両手に乗せて洗っている。プロレタリアート芸術として名をはせた)を盗むと予告があった。そこにドッグ警部が警備を敷く。犯行予告時間になって、酢びたしに。犬は訓練の時に酢を使うのでその記憶がよみがえってみんな逃げだす、ガスマスクをつけた怪盗が美術館の天窓を突き破って侵入、気球でヴィーナスを釣り上げて脱出。悠々と逃げる回答を見ながら、困ってワンワンなく犬のおまわりさん。その後も怪盗は、世界一高級な磁器の皿(落ち着いた模様と滑らかな表面、表面を特殊な鉱石の溶液でコーティングしているため、絶対に引っかき傷がつかない)、亡き女王の櫛(宝石がちりばめられ、歯も一本一本手作り。髪が細かった女王のために、非常にきめ細かい歯並びになっている)、世界に散らばるありとあらゆる高級品を盗みまくった。
さて、仕事を終えて帰宅した怪盗は、実は愛猫にメロメロで、盗んできた最高の宝で飼育環境を整え、最上の生活を遅らせようと必死になっていた。これだけがんばってるのに愛猫に振り向いてもらえない怪盗。今夜も真の怪盗、いや飼盗を目指してストレイキャットは世界をさすらう。
ひとつひとつのアイテムに思ったより長い説明文が入ったのと、途中のアクションシーン回りで予想以上に長くなってしまった。約2時間で6500時。1時間30分くらいで書きたかった……。プロットの精度が甘く、本文を書きながら考えた部分がいくつかあったのもあるかもしれない。
プロットで怠けちゃいけないですね。
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