【事前準備プロット】バイオテックトナカイ論考


クリスマスの夜。屋上で星を見る天文部の二人。

星を見ながら夢想空想を語る二人のもとにバイオテックトナカイが現れる。


プレミス: バイオテックトナカイ一頭と二人の少年少女による聖夜の哲学論議。


登場人物


* 僕(くーくん)……視点人物。先輩のことが好き。

* 先輩……ちょっと哲学的で大人な先輩。よく屋上でタバコを喫っている


1. クリスマスの夜。学校の屋上で星を見る天文部の二人

2. 「僕」が何気なく「幸せだなあ」と呟く

3. 先輩、それに食いつく。「幸せって、どういうことなんだろうね?」

4. 幸せの定義。「無知の知」の自覚を「僕」から引き出す

5. ここで抽象性を下げるために、具体的な存在として先輩が「バイオテックトナカイ」を召喚する

6. バイオテックトナカイについて何も知らないことを知ってる

7. バイオテックトナカイの規定をすることに

8. 本質と偶有性――「僕」が「少女」だったら、先輩を好きになっていなかったか?

9. 「僕」が「私」であったとしても、先輩に好意を抱いていたと断言。先輩に好意を抱く存在、として「僕」を定義したとき、性別は偶有性となる。

10. では、バイオテックトナカイの場合はどうか?

11. 名前を手掛かりとして考える→そもそもこの世界の言語に存在しなかった名前なので手掛かりたり得ない。

12. 「どこがバイオテックなのか」「なぜバイオテックなのか」「トナカイとはどのように違うのか」これら、バイオテックトナカイについての無知を認識。

13. 我々の世界の限界は、バイオテックトナカイの手前にある。あるいは、バイオテックトナカイは世界の外側にある。ゆえに、バイオテックトナカイについては語りえぬものとして扱うしかない。

14. だが、それが語りえぬものは存在する。

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