【事前準備プロット】呪われし宿命を撃ち祓う絆の拳

## プロット


「もし家族が全裸中年男性だったら?」


その家の男子は代々全裸中年男性になる宿命があった。主人公、秋津風・羅刹あきつかぜ・らせつは一族の宿命を断ち切るため、そして幼馴染の少女、春原・日和はるばら・のどかと結婚するため、弟の無垢と父親の仇を取るため、全裸中年男性の呪いの元凶にして一族の先祖(だいたい曾々々祖父。大正時代くらいの人)、覇裸仲・禍津はらなか・まがつに挑む。


大正時代の兄弟、禍津と福津は秋津風家の令嬢、「秋津風・によ」に思いを寄せていた。しかし、福津の抜け駆けによって禍津は失恋。これを恨んだ彼は邪法に走る。帝都東京にて知った邪法、永年縁者発狂法――これは、彼が生き続ける限り、彼の最も高まった狂気を彼がその狂気を発した時期に恨む対象、及びその縁者に発現させるというもの。

禍津は失恋の苦しみと兄が幸せな家庭を築いている辛さ、賭博で負けた憎しみからすべてを放り出さんと発狂し、中年の時に全裸となった。それゆえに秋津風家の者(福津の子孫)は中年になると必ず発狂して全裸になってしまうのである――これを防ぐには邪法を破る、つまり禍津を殺すしかない。だが、禍津はさらなる邪法により永遠の命を手にせんとしている。秋津風家に、残された時間はあとわずかだった……。


注意: 書きすぎない。


1. これまでのあらすじ

2. マイクパフォーマンス(羅刹「お前の思い通りにはならない。お前はここで殺す」禍津「うるさい黙れアバズレの末裔はこの現代社会の中で人権を剥奪され根絶やしになればいい。兄より優れた弟などいないというのに、あの男は……」羅刹「兄より優れた弟がいないんじゃねぇ!兄は弟に追い抜かれないように必死だから兄なんだ!テメエに兄弟を語る資格はねぇ!」)

3. 現状整理(禍津「だがいいのか?こうしてる間にも私は完全体に近づいている。帝都東京の呪的ネットワークあるかぎり、不滅!」羅刹「いつまで帝都なんて言ってんだ老害。それだからお前は負けるんだよ!母さんっ!」)

4. 転換(母「20年前!私達を欺いた貴様を私は赦さない!……精神病院に閉じ込められたあの人の分まで、たあんと食らいなさい」緊急停止装置起動!東京の呪的ネットワークを強制シャットダウン)

5. 攻勢(禍津「む……?なんだ、これはどういう――」パシュッ。日和「狙撃こんなことしかできない私だけど、羅刹くん……あとは頼んだよ!」)

6. クライマックス(羅刹「アンタを殺すため、歴代の秋津風は密かに術を編んで継承してきた……今ッ!すべてがこの拳に乗っているッ!不屈の魂で俺は、俺たち家族はっ!アンタを殴る!これは初代の分!これは2代目!これは若くして切腹したじいちゃんの分!これは精神病院に閉じ込められた父さんの分!これは、お前に殺された弟の分!……そして、これが、これこそが、俺たち家族の絆ァ!」)

7. エピローグ(父親は正気に戻り、羅刹と日和は無垢の墓前で将来を誓いあったことを報告する)

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