編集済
気になる点がいくつかあって現在この章で拝読を中断しています。それらの点を列挙していきます。
隣を見ると、里奈は机に手を置いて寝ている。恵美子は緊張しているように見えた。
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>上の里奈と恵美子の様子から続いて下の佐和子先生の紹介、また里奈の様子、そして佐和子先生の様子と描写している対象が目まぐるしく変わっていて、読者側の脳内イメージの切り替えを頻繁に求められている感じがする。
特に下の佐和子→里奈→佐和子の視点変更は負担を感じた。佐和子の紹介→佐和子の機嫌→里奈の起床の順番に描写した方が読者側に想像の負担が小さいと感じた。
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チャイムが鳴り、数学教師の佐和子先生が入ってきた。佐和子先生は、俺たちの数学の教師でもあり、手話部の顧問でもある。里奈がだるそうにゆっくり起きた。今日の佐和子先生は、いつも以上に機嫌が悪そうに見える。
「テスト返すわよ。名前呼ばれたら取りに来て」
いよいよテストが返ってくる。一番最初に恵美子が呼ばれた。佐和子先生は、ブツブツとテストに指を押さえながら何か言っている。顔が怖いので、良い点数では無かったのだろう。恵美子の顔は絶望一色だった。
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>テストに指を押さえながら何か言っている。
この文章の意味が分からないです。
「テスト用紙を指で押さえながら何か言っている。」の意味でしょうか。
そしてこの意味だったとしてもテスト用紙を指で押さえるという行為の意味が分かりません。悪い点数を誰に対して指し示していたのでしょうか?ここは全く想像が及びませんでした。
また、大人の私から見るとテストの得点が悪い生徒に対して怖い顔で怒る先生が不自然な存在に思えます。
しんたろーさんが学生でいらっしゃれば想像は難しいでしょうが、先生で生徒の得点が悪い場合に気分を害して怖い顔をする人達はさほど多くないです。
むしろ多くの先生は得点が悪かった生徒達を心配します。自分の指導が悪かったのか? 体調が悪かったのか? 家庭環境の影響か? これら様々な要因を想定して心配します。
なので生徒の得点が悪い事に対して腹を立てる器の小さい先生を描くならば紹介の時に「嫌われている」とか「自分の授業に絶大なプライドを持っているから赤点を許さない」などと言った、読者がこんな嫌な先生なら怒っても仕方がないと思える情報を付加しておいた方が良いのではないかと思いました。
「里奈ちゃん感動してる場合じゃないよ。それより和樹君何かあったの? 英語の点数も悪かったじゃん」
俺と恵美子は、英語でクラスの首位を争う関係である。前のテストで一位だった俺が、五位に転落したことが気がかりだったのだろう。俺は封印していたこの前の出来事を話そうと思った。
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>俺の英語の点数が五位に転落したことが気がかりだったのだろうと、俺が認識できているのに、俺がその話題を捨て置いて下の幽霊の話題に移り変えている点に不自然さを感じました。
例えば、「気がかりだったのだろうと俺は思ったが、それよりも封印していた出来事の話をしたくて仕方なかった」の様に書けば英語の点数から幽霊の話題に切り替わる流れが読者から見ても自然になると思います。
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「実は……。この前弓道八節を体育館に見に行った帰りに幽霊を見たんだ」
作者からの返信
お待たせしました。
ご指摘ありがとうございます!
最初の視点の所は作り直しを検討してみます。
二つ目の場面では、佐和子先生は答案用紙に指を差して恵美子に「○○の問題が出来てなかったわよ」と言っていたという設定です。和樹には向けていません。
三つ目の佐和子先生が不機嫌な理由については、実際に僕の高校では、数学の先生が悪い点数を取った時、機嫌が悪くなることがありました。そういう面では井の中の蛙だったのかもしれません。そこで佐和子先生のプライドの高さを文章で追加しようと思います。
最後の和樹が幽霊の話をし始めたのは、恵美子が心配そうにしており、恵美子が傾聴の姿勢をとっていたことから、和樹は幽霊の話を始めたという感じです。
いかがでしょうか?
成仏できない幽霊さんは、僕がまだ小説について右も左も分からない時に作ったため、至らない点が多々あったかと思います。ご指摘いただき嬉しく思います。
他にも色々作品を作っておりますので、宜しければご覧ください。ありがとうございました。
また来ます😆
作者からの返信
コメントありがとうございます!
またお待ちしております!!