(旧)応募のメリットはあるだろうか

某小説投稿サイトのコンテストに応募してみようと思っています。

募集要項

長編:10万~15万字 【これを長編と呼んでいいのか微妙な点もありますが、web 小説としては長いほうでしょう】

完結作品:終わらせろって事らしいです。

ジャンル:運営が指定する奴。【そのジャンルの中では自由という、分かるような分かりにくいような。】

締切:1月の頭

応募方法:そこに普通の小説として投稿して、それから応募【二度手間という印象は受けます。】


そこで1つの長編を投稿してますが、これは応募しません。理由は簡単で、趣味でダラダラ書いたものだから。応募するだけならタダではありますがやめておきます。

別途に作っています。


当該コンテストを知ったのが12月の頭ですので、そこから書き始めているのでかなり即席です。構想とか設定とかは前からあったものですが。それと、文章自体は相当真剣には書いてます。コンテストの存在自体を、もうちょっと前に知っていたら良かったなーとは、思います。


ただ、どこまで本気のコンテストなのかも、じつは正直分かりません。


私としては、運営様は「長編・完結」作品を単に増やしたい意図があるのかなとは、予想はしてます。応募するなら「まず投稿して」と言ってるので。

非公開設定ではだめであると、注意事項で明言されています。


今8万字まで書けているので、応募条件は今年中に簡単に満たすでしょう。むしろ、だらだらやりすぎて字数オーバーするなんて事のないように、きっちりまとめにかかる事に現在集中しています。


私としては、真剣に書いている以上、本当は下手に公開したくないという思いもあるのも事実です。審査していただいて、ボツだったらボツで破棄してもらって、その後で公開するしないは決めさせてほしいようには思います。


コンテストと言いますが、まあ、本来は必要なのかなという疑問もあります。

というのも、普段の投稿で、作品に対する実質的な評価というものが、どこの投稿サイトでもつきますよね。

これは、評価なんてされたくないと思ってても勝手にやられるものなんで、全てのユーザーは投稿する時点で、一種のコンテストに無理やり参加させられているのが実情ではないかと私は思っています。

運営側が、例えば書籍化で利益をあげようと思っているなら、普段の投稿で良い評価を受けているものから特に優れている人に直接スカウトでもかければよい気がします。


そこで、わざわざコンテストと銘打って作品を募る意味はどこにあるのでしょう。

1つは、前述の通り、例えば「長編・完結」という条件をつける事でそういう作品を書かせるようにユーザーに仕向ける事。実際、私などはその条件を見てそれを満たすように、作品を作っているわけです。

もう1つは、特に意味はない、っていう可能性もあると思います。とにかく何でもいいから企画というかお題を出してるだけ。それも、別にあり得ますね。


本当に優秀な作品を集めたい・・・っていう可能性も、一応ありますけれど、低いとは思います。というのも、これだけ多くの小説が投稿されていますから、物自体は集まってるわけですよ。そこから企業的な意味で「使えそうな人」を探せばよいという事になります。「探すのが面倒くさい」・・・まあ、それは仕事としてやっているのなら怠慢という事にもなってしまいます。


総じて言うと、予想される事としては「企業の思惑」にまんまとハメられて終わる可能性は結構高いと思います。メリットは、ないかもしれません。

ただ、それもやってみないと分からないところもあるので、応募してみる方向でやっています。【※現在、一般の新人賞に応募する方向でやっています。理由は続きの記事で】

【※追記:その結果ですが、結論を言うとそのサイトでは「応募するだけ」ではメリットはないと分かりました。締切日を過ぎた途端にそのコンテストの存在自体も、まるでないかのように扱われています。つまり、応募作品=投稿作品を増やした時点で「用済み」という事であり、メリットがあるのは入選した作品だけで、しかも書籍化されもの(=一番面白い物)は無料では読めなくなりますから読み専のユーザーにすらメリットがあるが疑問です。結局、投稿サイトがコンテストを開催する意味はほとんどないと思います。そうではなくて、今後は出版社が直に開催する新人賞へのリンクを投稿サイトに積極的に貼るなどをして投稿サイトと出版社の「提携」がなされたほうが、企業と書き手の双方に利益があり活性化に繋がっていくだろうと私は考えます。】

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