こんにちは、すなさとと申します。
この度は、当企画にご参加いただきましてありがとうございます。
以前から気になっており、今回ようやく手に取らせてもらいました。
ゆっくりと始まる序盤から、最後は怒濤のような終盤へ。
鬼気迫る合戦のシーンは、胸が詰まる思いで拝読しました。何より、安部の男たちが誇り高く格好いい!!
義家と一加の恋物語も、これで結ばれてメデタシメデタシかと思いきや──、ちょっと、もう泣きそう。今、一加ロスです。
あとがきでは、かなり脚色されたとありましたが、義家と結ばれなかったとはいえ、一加が生きていたことが本当に嬉しかったです。最後に逞しい選択をして、生きた証を残した一加に救われました。
前九年の役、本当に堪能させていただきました。
次回の企画ページで、紹介させていただきたいと思います。
楽しい物語、ごちそう様でした。(*- -)(*_ _)ペコリ
作者からの返信
コメント&☆レビューありがとうございます!
12年に亘る戦役を主題にしたので時間軸の長短や強弱がうまく表現できたものか構成に不安はあったのですが、気に入って頂けて幸いです。何よりも主人公達に愛着を抱いて頂けて嬉しく思います(個人的に歴史上の人物に個性とか人間味を持たせて描くのは実は苦手だったりしますが汗)。
ちなみに前作「彼方へ 皆鶴姫伝説異聞」では本作の130年後を描いておりますので宜しければそちらも目を留めて頂ければ(本作の主人公や登場人物達の子孫も登場します)。
この度は香竹の歴史散歩にお付き合い頂きありがとうございました!
完結、おめでとうございました!そして、お疲れ様でした。
とてもせつないお話でした。改めて戦争の罪深さに胸が痛くなります。
おまけのエピソードは香竹先生の優しさが感じられて、暖かい読後になりました。
素敵な追加をしてくださり、ありがとうございました。
蛇足の感想かもしれませんが、家族の者が日本史が好きで「前九年合戦記」という題名だけで「義家が主人公なのか?」と問われて、義家さんって有名な人だったんだ、と驚き、彼の家系がのちに武田信玄に繋がっていくと聞いて、さらに驚きました。(私が知識がなさすぎるのかもしれませんが)
知らなかった平安時代や、当時に人物に興味と親しみを持つきっかけになり、ご著書に出会えた事をありがたく思います!
それでは、長々と失礼いたしました。
すばらしい作品を、ありがとうございました!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
こちらこそ楽しんで頂けて嬉しく思います。
源義家は或る意味源氏の神様みたいに崇められている人なので、夏目漱石や徳川家康(※自称)などの他、現代でも源氏系統の姓を持つ人のルーツに大きく関わっている人物ですので、ある意味彼の弱さ・脆さをどう物語の中で表現できるか苦しみましたが、親しみを持っていただけて幸いです。
なお、本作の130年後の世界を舞台とした「彼方へ 皆鶴姫伝説異聞」も掲載しておりますので、そちらも宜しければ覗いてみてください(香竹が初めて書いた歴史小説なので本作とテンポが大分違いますが大目に見てください汗)
この度は香竹の歴史散歩にお付き合い頂きありがとうございました。
読み終えました。
吉次をそう使うか!と最後はビックリでした。
双子ちゃんも一時はハラハラしましたが、幸せそうなラストでよかったです。
一加と義家にも家族としての時間を過ごさせてあげたかったですねえ……
そもそもの?伝承を、ここまで圧巻の物語に昇華させられる香竹さんがすごいです!
自主企画にご参加いただき、ほんとうにありがとうございました。
素敵な作品に出会うことができてよかったですヾ(≧▽≦)ノ
作者からの返信
最後まで読んでくださりありがとうございます。
昔話や伝説をモチーフにしつつもかなり原典を改案した童話物のレディコミのようなスタイルでしたが(怒られるかも)、気に入って頂けて幸いです。
全く作品上では触れない余談になりますが、双子達は元親と共に若狭へ上った後に鞍馬山に籠ることになります。その百年後を舞台に、姉妹の子孫が義経を追って動乱目前の奥州平泉へ旅発つ物語も掲載しておりますので引き続き楽しんで頂ければ幸いです(本作よりもだいぶ前に執筆した著者初めての歴史物なので文章や話のテンポに試行錯誤の痕跡が目立つと思いますが大目に見て頂ければ)。
この度は香竹の歴史散歩にお付き合い頂きましてありがとうございました。