前のエピソード――第39話：サンフランシスコ観光２

　その後、車に乗って１時間くらいかけて、ホテル近くのレンタカー屋に車を返して、２０時過ぎにホテルに戻った。部屋に入り風呂に入って、ビールを飲むと、疲れがどっと出て、直ぐに、眠りについた。ファーウェイ問題から、中国人へプログラマーを排斥しようという動き出てきた。

　特に、中国系企業の関係者のアメリカ企業訪問が禁止となった。それでも正体のわからないところからのハッキング活動が、アメリカの大学、ソフトウェア企業、政府関連施設へ積極的に行われているという情報が多く流れてきた。その他、ビットコインをはじめとする仮想通貨市場が世界で拡大し問題も起きていた。

最近では、多くのプログラマーの関心事は自動運転のテスト関連の仕事とビットコインなど仮想通貨のマイニングと呼ばれる仮想通貨を増やす方法の開発に躍起になっていると言う話が多かった。まず、ビットコインを手に入れる方法について示すことにしよう。１つめは、取引所で購入する方法。

　一番オーソドックスなのは、ビットコイン取扱業者、取引所で購入するという方法です。２つ目は、意外と見落としがちなのが、人からもらうという入手方法です。友達に、１ＢＴＣ「ビットコイン」を何万円で欲しい、みたいな交渉をすれば一応入手可能。しかし実際にはこう言う入手方法はトラブルが発生しうるので困難。

　取引所での購入が一般的。３つ目は、マイニングをして仮想通貨・ビットコインを購入せず入手してしまう方法がある。これをマイニングと言う。マイニングを簡単に表現すると新しいブロックをブロックチェーンに繋ぐ作業。ビットコインの送金を行うと、その取引記録「トランザクション」は、すぐに他の人に伝えられます。

しかし、その段階ではまだブロックチェーンには保存されてない。トランザクションは、ブロックチェーンの中に含まれて初めて正式に取引記録として共有される。取引記録「トランザクション」を集めたものをブロックといい、沢山のブロックを繋いでいったものをブロックチェーンと言い、成功するとマイニング報酬が得られる。

　キャッシュ値、計算の競争を行うマイニングですが、これには同様に膨大なＰＣのパワーが必要になります。これをボランティアで行う物好きは、いません。最初にブロックを繋いだ人には、マイニング報酬として仮想通貨が支払われる仕組みになっている。この新規発行を金の採掘になぞらえて「マイニング・採掘」と呼んでいる。

　マイニングは、新しいブロックを、これまでのブロックチェーンに繋ぐ作業のことを言います。マイニングは誰がしているの誰、マイニングをしている人は、マイナーと呼ばれ、世界中にたくさんいる。マイニングでは、送金取引を承認したマイナーに報酬が支払われる。

　ビットコインの場合は、一つのブロック「約１０分」ごとに１２.５ＢＴＣ「ビットコイン」が支払われる。「２０１９年３月現在約５４０万円」マイニングで得られる報酬はとても魅力的であり、外貨を稼ぐ手段でもあるので、世界中のマイナーがマイニングに参加している。

　仮想通貨が新規に発行されるのは、マイニング作業を成功させた時だけ、よって、想通貨の新規発行という大きな役割を果たしている訳。ビットコインの総発行量は２１４０年までに２１００万ＢＴＣ「ビットコイン」予め定められている。現在の発行量は８３％となっている。

　２１万ＢＴＣ「ビットコイン」ごとにマイニング報酬は半減されていくので、これからはより採掘が難しくなっていくと予想される。取引の承認、マイニングは、仮想通貨における取引を承認するという非常に重要な役割もある。マイナー「マイニングをする人達」は、「AさんからBさんにいくらのビットコインを送りました」というデータが正しいかをまず検証する。

　正しいと認められたデータが、書き換えられない様にしていくのがマイニング作業。一度マイニング作業が行われ「正しい」と認められた取引は改ざんをすることができなくなります。マイニングの仕組みについては、SHA-256というハッシュ関数が用いられて計算する。

　1秒間に何回ハッシュ関数の計算をできるかの値を入れると、計算作業の報酬額がきまり、マイニング作業に対する報酬として支払われる事になる。詳しいことは、難解で難しいので省略しますが、こう言う流れになっています。あの中国政府でさえ、ビットコインを中心とする仮想通貨のマイニングを禁止する方針を打ち出した。