第10話 姫《ヒメ》とお呼び✨😌✨

「浦島太郎じゃないんですから❗❗」

 それでは本当の龍宮城のおとぎ話しになってしまう。



「僕も一緒に連れて行ってほしいんだ」

 レイが笑みを浮かべ頼んできた。



「え、レイ君を…、僕に頼まれても……。 

 悪いけど参加者については、まったく僕は関知してないんだ。

 だいたい僕だって、今日の帰りぎわに悪友のアキラが誘ってきたんだよ」

 そう言えばアキラのヤツ、いつまで電話をしているんだ。


 下品で、不躾ぶしつけなヤツだが、こういう時は、アイツだけが頼りだ。

 間が取れなくて困惑してしまう。



 視線を巡らせドアの方を見ると、ようやくアキラがドアを開けリビングへ入ってきた。



「悪ィ~。悪ィ~ー😆🎶✨ お待たせェ」

 相変わらずアキラは軽いノリだ。

 まったく物怖じしない。



 だが、ソファに座っている女性がアリスだと解った瞬間、ことほか驚いた。



「うッわァ~…💦 マジかよ。

 セクシー クイーンの姫乃樹アリスじゃン……😆✨🎶✨」

 彼もテンション マックスだ。

 いきなり呼び捨てにした。



「フフン……✨😌✨

 ヒメとお呼び❗❗」

 すぐにアリスは訂正をした。

 

「あ、ど、どうもォ~~すみません。

 ヒメですねェ……🙏💦

 俺はアキラッて言います」

 馴れなれしくアリスにスリ寄り自己紹介をした。






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