大げさな表現や、大きな出来事を慎重に排除しているように感じる。日常の中で香るレモンのように、人生のきっかけや大事なものは、さりげなく存在するのだ。そんな当たり前で愛おしい事実を思い出させてくれる掌編。
センゴク・ホヅミと申します。 小説家として身を立てるべく奮闘中です! よろしくお願いします!
内容をギュッとまとめると、数行で表せるのが短編ですが、心情を際立たせて、最後の最後まで夢中で読んでしまいます!作者様の技量が素晴らしいな……と感じるばかりでした。空気感が素晴らしく、文字なのに…続きを読む
隣の家の庭からレモンの香りが漂ってくると、冬の到来を実感する。幼なじみ。歳がたつにつれ、段々と会わなくなる。突然、彼から告げられる事実……。切ない感情うまいです。素敵なラスト…続きを読む
はじめての接吻は檸檬の味と昔からいいます。この頃はいちごの味という感想もあるみたいですが、檸檬のなんとも瑞々しく、さわやかでちょっぴりにがいあの味わいに勝るものはないとおもいます。そうしてはじめ…続きを読む
幼馴染の関係とそれにまつわる繊細な感情を淡々と描いていて、思わず引き込まれました。派手な出来事は起こらないけれど、息を詰めて次の展開を待ち受けてしまう、そんな不思議な引力のある作品です。
もっと見る