チート元帥は不細工です。

@kokaja

軍務行き

プロローグ

一つの大陸の東に島国が一つあった。その名をジョパング皇国。

誰もが知る高い技術と野蛮さを持った国であった。


そしてこの物語はこの島国に生まれ兄弟の優秀さにグレタ一人の少年の物語。

主人公の名はビリヤ・ハッシュフォード。

彼の評判は最悪なものであった。勝手に畑に入り荒らし、厩に入れば餌を変えたりと噂は絶えなかった。


「ねぇビリヤのことどうするの?もう手を付けられないわよ?」


「もうだめか....では予定通り軍に書状を送ろう。せめてもの償いだ。あの子を産んだ」


その会話を聞いたビリヤは背中が凍るような思いをした。

畑を荒らした?肥料まいてただけだろ?

厩のえさを変えた?栄養剤と高品質な餌に変えただけだろ?


俺が一体何か悪いことをしたか?


そう。もともとビリヤは退屈なことにいろいろなことに手を出した結果。

そのことに脚色がつけられていた。


「よおビリヤ。何湿気た顔してんだよ。」


「このナルシスト野郎ッ!」


「おっと。そんな声上げんなよ。でもよかったろ?貴族に縛られずに済んで」


ビリヤは知っていた。

兄弟たちにやられていることを。


「じゃ、さようならビリヤ」


去っていく兄弟たち。

それを見て呆けている。

いまだに信じられん。軍に入るなんて。

そうすると脳内に言霊が響く。


『精神レベルが上がりました。スキル『忍耐』を手に入れました』


聞いたことのない声に驚くもビリヤの口が上がった。


「ステータスオープン」


するとステータスが出てきた。

俺は知っている。ステータスを見れるというのは勇者の証と言うことを。

俺にはステータスが見れる。


__________



ビリヤ・ハッシュフォード


種族 人族

職業 学生


Lv 1

体力 500/500

魔力 ∞/∞


筋力   1 

防御力  1

機敏   1

素早さ  1

知性   2

カリスマ 1

運    1


スキル


全属性魔法

火 Lv1

炎 Lv1

爆 Lv1

水 Lv1

氷 Lv1

雷 Lv1

土 Lv1

風 Lv1

毒 Lv1

闇 Lv1

無 Lv1

聖 Lv1

光 Lv1

忍耐


称号

ハッシュフォード家三男

勇者


詳細検索『』


____________


ふむふむ、これはかなり使える。



こうして新たにビリヤの第二の人生が始まろうとしていた。

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