幸せをあげるダイヤ ナンカレット?

紗里菜

第1話 やけっぱちから始まった。

 中学校で教師をしている5つ上の彼氏は、生徒に対するような態度で私にも注文が多かった。


 しかも、好青年の仮面を維持するストレスがあるのかお酒が入れば、人の欠点を嫌みな口調で指摘して、泣かせた女性は数知れずな悪癖をもつ男だった。


 漫画に出てくるような線の細い好青年な風貌、その癖何故か趣味で詩を書くような才能があり、女性受けはあったりしたから、お持ち帰りとか…小さな浮気も日常茶飯事だった。


 ある日、私もやけをおこし、一人で仕事帰りでバーにたちよったことが全ての始まりだった。


 でも、後悔だけはしてないと今でも思えるの。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る