あとがき

シチメンソウという植物は、佐賀県の東与賀というところにあります。

有明海沿いにあり何メートルもの敷地に人為的に植えられた植物です。秋になると赤く色づき、上からみると絨毯のようになつていてきれいです。



こんな話ができたのは、まず数年前に塩害とかで枯れてしまい赤く色づかないというニュースを目にしたこと。それから数年後、地元の方々の努力により、ようやく色づけることができたというニュースでした。


それを蒼汰にあてはめてみました。


颯太は、シチメンソウの枯れた時期に交通事故により眠りにつきます。そして、シチメンソウが色づくのと同時に目覚めるんです。

ただ世界的規模の感染症という事態に遭遇し、看病もままならなかったりするんです。会えないときもあったでしよう。 面会がよくなっても、たつたの十分。娘にも会わせることのできないのは本当につらかったと思います。


その後、また面会禁止になります。


そこで一つの決断がなされるという続きが思い付きました。

それは描きません。


また面会禁止になるのならば、どんな選択をするのでしようか。


また面会ができるようになるまで我慢する


可能ならば、オンライン面会をする



可能ならば、退院して家で見る


そんなところですね。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る