第2話 幼馴染みの七瀬 ✨😆🎶✨

 こんなオモチャの拳銃をカタに借金を棒引きなんて詐欺に遭った気分だ。



 だがアキラが紹介してくれると言うセフレには、ほんの少し興味があった。



 ナゼか、アキラは中学生の時から女性にモテた。


 確かにイケメンなのだが、笑った顔が下品でエロい。

 明るく社交的だけれど、かなりの毒舌家だ。


 しかも約束は平気で破るが、ナゼか憎めない。

 


 あんなヤツが女子にモテモテなんて世も末だ。



 今は八人のセフレが居ると豪語していた。



 一週間、連投で七人の彼女と合体ジョイントライブをエンジョイする言う。


 どんな下半身の鉄人だ。


 帰宅すると、すぐにアキラから連絡があった。



 電話を繋ぐと、即座にスピーカーから彼の声がした。

『もしもし オレオレ❗❗』



「バカ オレオレ詐欺かよ」



『今から【シェア ダーリン】が、お前ンに行くってさ』


「え、今から🙄💦」ヤバい。

 少し掃除をしなくては。



『ケッケケェ🎶✨ 【ラブ トリガー】で上手くやれよ。童貞チェリーボーイ✨💕』



「うるさい❗ ほォっておけよ」


『三十分後…、駅前の喫茶店『ソレイユ』で待ってるって』



「ン、駅前の『ソレイユ』だな。わかった。

 ありがとう。じゃァ~な」

 さっさと通話を切った。


 アキラと話し出したら いつまで経っても終わらない。




 駅前の喫茶店まで五分もあれば着くだろう。


 少し掃除をしてからリュックに【ラブ トリガー】を仕舞って駅前の喫茶店へ出掛けた。

 




 ♢♢♢♢♢♢♢♢





 西陽が街をオレンジ色に染めていた。

 近くから蝉の声が聞こえた。


 


 駅前の喫茶店『ソレイユ』は、三分の一ほど席が埋まっていた。

 若い客がほとんどだ。



 店内には、ショパンの『雨だれ』が流れていた。心地好くメロディアスなピアノ曲だ。



 ひと通り店内を見回したが、アキラの『シェア ダーリン』風の彼女は見当たらない。


 どうやら、まだ来ていないようだ。




 仕方なくアイスコーヒーを飲んで待って居たが、約束の時間が過ぎても【シェアダーリン】は姿を現さない。



「ン…… なんだよ。いつになったら来るんだ」

 三十分ほど過ぎたので、アキラへ連絡を取ってみた。

 しかし留守電だ。


「あいつ…… 無視シカトかよ」



 ため息をついてスマホを切った途端、来店をしらせるインターフォンが鳴り響いた。


「おッ 😲」

 入り口から一人の金髪のヤンキー風美少女が店にはいってきた。



 美少女は見るからに派手な出で立ちだ。



 今にもパンツが見えそうなくらい丈の短いミニスカートをいていた。

 白く長い美脚に良くえる。



「……😲💦」彼女は……。

 一瞬、誰か解からなかったが、すぐに思い出した。

 


 幼馴染みの水野七瀬だ。


 人目を引く金髪にラフなTシャツを着ていた。



 目を見張るほどの巨乳だ。


 胸元がザックリと開いているため、妖しいほど白い胸の谷間が覗いて見えた。



「ゴックン……😳💦」スッゲェ、オッパイだ。何カップなのだろう。


 まさか、幼馴染みの水野七瀬がアキラの言う『シェア ダーリン』なのか。


 だとしたら僕にとっては好都合なのだが。



「ど、どうも……」

 思わず僕は立ち上がって彼女に軽く会釈をした。



「よォ~❗❗ ルーじゃン❗❗

 久しぶりだなァ~… 👋😆🎶✨」

 手を振って、七瀬が近寄ってきた。


 店内の客も店員も一斉にあでやかな彼女に視線を注いだ。

 


「ルー。ここ良いか❓❓」

 返事を聞くまでもなく七瀬は、僕の隣りに腰を下ろした。



「あ、うん……😅💦 もちろん、どうぞ」

 七瀬ならオッケーだ。


 僕の初恋の美少女だ。隣りに座って貰い、むしろ有りがたい。



 香水だろうか。眩暈めまいがするほど甘美で蠱惑こわく的な匂いが僕の鼻孔をくすぐった。



「いやァ~…、ルー、元気そうじゃん❓」

 彼女は馴れ慣れしく肩を組んできた。

 まるで『同性の親友ツレ』みたいだ。


 柔らかなオッパイが僕の剥き出しの二の腕に押しつけられた。



「ええ…、まァ~…😳💦」

 ドキッとして顔が真っ赤に染まった。



「しっかし童顔だな。小学校の頃から全然、変わってないよ」

 僕の頬を指先で突っついた。


「そ、そうだねェ……😅」よく言われる。

 大学生になった今でも、中学生に間違われるくらいだ。



「いくつになった❓ 十五歳かァ😆🎶✨」


「あのねェ……。同じ歳でしょォ~…❗❗

 どんなボケですか。二十歳ですよ」



「マジか。まだ股間のポ○ットドラゴンも皮が、かぶったままか❓」

 いきなりパンツの中に手を伸ばしてきた。



「え、ちょッ、ちょっとォ~~😳💦」

 何を考えているんだ。


 喫茶店の中でパンツを下ろそうとするなんて。


 

「……😏」他の客たちも興味津々だ。


「暑ッちィ~な。この水、貰っても良いか」

 僕の水の入ったグラスを手に取って訊いた。


「ええ、どうぞ」


「サンキュ😉👍🎶 ゴクッゴクッ」一気に、咽喉のどを鳴らして水を飲んだ。


 カランと氷がグラスに触れ、渇いた音をかなでた。



「お客様…… こちらをどうぞ」

 急いで、ウェイトレスが新しいグラスを持ってやってきた。



「あのォ~……」何から話したら良いのだろうか。


 まさか、いきなり『シェア ダーリン』の事を切り出すワケにもいかないだろう。



 僕が躊躇ためらっていると。

「悪いけど、ルー😄✨」



「ハイ……」



「アキラに聴いたんだけど、ルーん、いま両親とも留守なんだってェ……🤭」

 無意識なのか、オッパイを僕の二の腕に押しつけてきた。



「ええ、まァ~…😳💦」

「ン、なら、一人ひとりなんだ」


「そうですけど」


「じゃ、泊めてよ。アキラがルーんなら、何日でも泊めてくれるッて言うからさ」



「え、まァ~、泊まるのは良いですけど」

 こうして七瀬は僕の家へ来る事になった。








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