第35話 願いの果て
通話時間のカウントが進んでいく。
視界の先――坂を上っていく内野之に焦りを感じながらも、僕は携帯電話を耳に当てた。
「もしもし?」
『健太郎君か? 一条です』
一条さんか、と思う。同時に、ならば後にしてもらおうと思った。
「すみません。ちょっと今、取り込み中で。話があるなら、また後に」
『いや、少しで良いんだ。教えてくれ。
冷や汗が流れる。
一条さんは信頼できる大人ではあるが、警察官なのだ。
警察が先輩の事――特に過去の事を調べているのなら、非常にまずい事になる。
僕は、慎重に言葉を返した。
「ええ。知ってます。学校の先輩ですけど、新郷禄先輩がどうしたんですか?」
『彼女が今どこにいるかは知っているか?』
「いえ、知りませんけど」
もし、一条さんが先輩の事を探っているのならば、何としても隠し通さなければならないと思う。
が、電話をしている暇など、今の僕にはないのだ。
内野之はもう、坂を上り切っている。
僕は携帯電話を落とさない様に持ち替えると、片手で自転車を支えて押しながら言った。
「あの、一条さん、すみませんけど、今は本当に忙しくて」
『最後に会ったのは?』
遮られて言葉に詰まる。
それまでとは違う、嫌な予感を僕は感じ始めていた。
一条さんの声から、緊迫感のようなものが感じられたのだ。
「何か、あったんですか?」
一条さんは数秒の沈黙の後、言った。
『それは、今は分からない。だが、もしかすると緊急事態かもしれないんだ。杞憂であるのならそれでもいいが……いや、簡潔に言うぞ。新郷禄香苗が昨日、家に帰っていない。行方不明だ』
行方不明と言う言葉を聞いた瞬間、頭の中が真っ白になっていた。
体の感覚が薄れて、自分の心臓の音がやけに大きく聞こえる。
「そんな、行方不明って、どうして」
『分からないから君に電話した。家族も連絡がつかないらしく、草蒲署に捜索願いが出されている。先ほどそれを知って、どうにも嫌な予感がしたので電話させてもらった。もう一度聞くが、健太郎君は新郷禄香苗の居場所を知らないんだな?』
「ええ。知りません」
『最後に会ったのは?』
「昨日です。昨日の昼に、八束駅で、その、食事を」
嫌な風が吹いている。
池に生えている背の高い草がざわざわと音を立てて、ギィギィと言う虫の声も聞こえた。
坂を見上げたが、内野之の姿はもう、見えない。
今から追いかければ……いや、今は、新郷禄先輩の事で頭がいっぱいになっていて、とてもではないが、話なんて出来そうにない。
僕の頭は混乱を極めつつあった。
「一条さん、俺」
その時、悲鳴が聞こえた。
唐突だった。
ざわめく草の音に紛れて、誰かが助けを呼ぶ声。
子供だ。小学3年生か、4年生か、そのくらいだろうか。
すぐ近く――池の浅瀬らしい。
背の高い草の壁をなぎ倒し、水音を立てながら、必死に近づいてくる小さな子供がいる。
『悲鳴の様だが、何かあったのか。宝田君?』
一条さんの声に、僕は返事が出来なかった。
その子供に、伊藤巻の死体を見つけた日に見た、あのおじいさんの姿を重ねてしまったからだ。
その子供は、もはや這うような状態で僕の足元に来て、言った。
「助けてください! お化けが!」
「お化け?」
「ザリガニが、逃げたから、池の中を追いかけたら、お化けが」
その時、風向きが変わった。
風が、池の方から吹いている。
僕が戦慄したのは、その風に、嗅いだことのある臭いが混ざっていたからだ。
それは水の匂いに紛れた、ほんの僅かな異臭だったが、一度触れてしまえば忘れようもない嫌悪感を呼び覚ます。
「まさか」
嫌な予感しか感じなかった。
草の壁が倒れている範囲。
子供が通っただけにしては広すぎる。
もしかすると、それより前に何者かがその場所に入ったのかもしれない。
「行っちゃダメです!」
確認しようと近づいた僕に、子供が叫ぶように言った。
だが、もはや止まることは出来ない。
視線の先は草の向こう側。放り出されたらしいバケツと虫取り網の先、池の浅瀬に黒い、繊維状の物が漂っているのが見えているのだ。
「一条さん」
電話がまだ通話状態であることを確認した僕は、歩きながら電話に言った。
「すぐに来てください。治水緑地って言う池がある場所です。草蒲南高校の近くの」
『分かった。すぐに行けると思うが、何があったんだ?』
「分かりません。でも、嫌な予感がします。確認してみますので、待っててください」
『いや、危険そうなら僕の到着まで待て。無理をするな』
一条さんの声に返事をしない。
今は、先に進むことしか考えられない。
僕は、自分の靴に水が入るのを感じながら、池に足を踏み入れた。
浅瀬の泥に足が取られることも覚悟したが、割と水の中の土はしっかりしているらしい。
一歩、一歩と慎重に進み……
と、五歩目を踏み出した次の瞬間、僕の全身から汗が噴き出た。
池が急に深くなり、膝まで水にどっぷりつかってしまったからだったが、そんな事はどうでも良い。
倒れそうになって掴んだ草の束の不快な感触も、もはや気にならなくなっていた。
「そんな……」
そこに、全裸の、長い髪の女性が仰向けに寝かされていた。
草の壁に囲われて、完全に死角になっていたらしい。
そして、水の中を漂っていたのは、やはり髪の毛らしかった。
長い髪の毛で、黒色の藻にも見えたそれはゆらゆらと、水の揺らめきに合わせて揺れている。
だが、子供が悲鳴を上げて逃げて来たのは、髪の毛の持ち主であるその女性の有り様のせいだろう。
その女性の顔は、普通じゃなかった。
口の両端が耳まで切り裂かれていて、顎が外されたように大きく開かれているのだ。
肌はところどころが紫や黒に変色していて、何匹かの虫がその表面を這っている。
いや、異常なのは顔だけではない。その下もだ。
腕は両方とも肩の付け根から無く、肉と骨が見える切断面からは、ゼリー状のプルプルとした良く分からないものが見えた。
近くに右腕と左腕が共に浮かんでいるので、きっと両腕とも切断されているのだろう。
脚も付け根から切断されているらしい。
すぐそばに、草に紛れて長い足が小さな波紋を生じさせながら揺れていた。
が、それは片足だけだ。
切られていない方の足は真っ直ぐに伸ばされている。
僕はウっと呻くと、その場に倒れそうになった。
子供がお化けと言った理由が分かったのだ。
その女性の状態はまるで、蛇だった。
顎が大きく開かれて、両腕も無く、スラリとした長い右足だけを残したその姿が蛇を僕に連想させている。
どう見ても異常だった。
一見して、人の形とはとても思えない。
だが、僕にはそれが化け物ではなく、人間だと分かっていた。
分かってしまっていた。
知っている人間が、頭に浮かんでいたからだった。
それは、長身で、長い髪の毛で、恥ずかしそうな笑顔が、とても素敵で――。
『夢だったの。一つ、叶っちゃったな』
乱れてはいたが、女性の濡れた前髪の形が知っている人の物と一緒だった。
目はうつろで光も失っていたが、その切れ長の目と生えそろった長いまつげも、僕が知っている女性の物だった。
その人は、そこまで損壊していてもなお、美しさの名残りを失っていなかったのだ。
『健太郎。ずっと、一緒にいてくれる? 好きでいてくれる? 一緒に生きてくれる?』
質問の答えは、未だ暗い思考の底で揺らめいている。
月曜日、学校に行くまでには答えを出さなければと、自分の口からちゃんとした答えを出せればと、ひたすらにそう願っていた。
しかし、その答えは、きっと永遠に出すことが出来ないのだろう。
知らずに震えていた体を手で押さえながら視線を動かすと、近くに、ビニールに包まれた紙が漂っているのを見つけた。
その紙には、新聞やチラシを切り抜いて並べたような、あの文字の羅列が並んでいる。
『驕り高ぶるものすべてを見下し 誇り高い獣すべての上に君臨している』
「見下す、だって? 先輩が?」
僕の胸は複雑な感情でいっぱいになり、零れ落ちる涙も止められなかった。
事件は、やはり、終わってなんかいなかったのだ。
ガオちゃんが怒って帰った時も、内野之が僕に告白した時も、僕達が知らなかっただけで、ずっと、先輩はこの場所に横たわっていた。
僕のことを特別と言ってくれた女性、新郷禄香苗はこの草に囲われた場所で、誰にも知られずに、たった独りで死んでいたのだ。
「くそ! ちくしょう……!」
勝手に漏れる嗚咽を押し込めながら、僕は思う。
この時、僕の心の中を満たしていたのは、悲しみよりも怒りだった。
今までにない程の燃え上がる激情だった。
薬師谷先輩が殺された時は、ただ恐ろしかった。
伊藤巻が殺された時は、これに自分の無力感と言う絶望が加わった。
笹山村さんが殺された時は、大切な人間を失った、その喪失感に押しつぶされて、ただ泣いている事しか出来なかった。
だが、新郷禄先輩が殺された今は、先輩を殺した犯人に対しての怒りでいっぱいだったのだ。
『健太郎。あなた、このままで良いの?』
独り。部屋で何も出来ずに腐っていた僕を叱りつけた先輩の電話を思い出す。
このままで良いかって?
そうだよな、先輩。
良いわけがない。
絶対に、許して良いわけがないのだ。
仇を取る。
絶対に犯人を見つけ出してやる。
僕が持てる全てを使ってでも。必ず。
何故ならば、僕は特別な存在だからだ。
●
一条さんは到着してすぐに新郷禄香苗の遺体を確認し、その事実はすぐに警察組織の知るところとなった。
草蒲署に連れていかれた僕は、事情聴取と言う名の尋問の後、別室に連れてかれて、一条さんと向かい合って座っている。
僕らの間には白いテーブルがあり、部屋の入り口には女性警察官が僕らの様子をチラリと見つつ、何やらメモを見ていた。
酷く、疲れた。
時間はもう、夜になっている。
窓の外は暗くなっているし、携帯電話を取り出すと、時間の表示が午後の7時を過ぎていた。
「大丈夫か? 健太郎君」
「はい。何とか」
警察で優しい言葉をかけてくれるのは、やはり一条さんだけだった。
そもそも草蒲署内では、すでに終わりに向かっていた事件が続いてしまったと言う事で、酷く混乱しているように思える。
……もっとも、僕から言わせれば、無責任に『臭いものに蓋』のような事をして事件を終わらせようとした、警察の怠慢が招いた事だとも思うのだけれど。
いや、今はそれは良い。
「新郷禄先輩は、いつ殺されたんですか?」
僕は、声が震えるのを自分でも理解しながら言った。
どうしても気になったからだ。
先輩と僕が待ち合わせたのが正午12時。
喫茶店で食事をして1時くらいか。
その後、あの雨の中で別れたのが、午後の2時くらいだ。
先輩が殺されたのは、少なくともそれ以降と言う事になる。
「悪いが、それは言えない」
一条さんは言い切ってから、小声で僕に言った。
「彼女の死亡推定時刻は昨日だ。昨晩のことらしい」
多分、部屋の入り口に女の警察官がいるせいだろう。
声のトーンを落としているのは、これが警察官として僕に伝えるのがとても不味いことだからだ。
僕も声の大きさを控えると、こそりと聞く。
「昨晩、ですか? 何時くらい」
「午後の9時前後だ」
「9時?」
一条さんは頷いて続ける。
「君にはアリバイがある。遺体が水の中だったから多少前後するとは言え、割り出された彼女の死亡推定時刻に、君は自宅にいて、電話していた。僕と、僕の姪と、少し長めの電話をしている。これは僕が証言した。
それで、今回の事情聴取が急に終わったのだろう。
今回も、一条さんが徹底的に僕の味方をしてくれと言う事を、僕は知る。
「一条さん」
僕は知らずに握っていた手を確かめながら、言った。
「俺、みんなの仇を討ちたいです。協力させてください」
もはや知っていることは全て教えるつもりだ。
新郷禄先輩が組織した援助交際のグループの事。
伊藤巻や笹山村さんがさせられていた事。
薬師谷先輩が計画していた、新郷禄先輩を襲撃する計画の事。
この人なら……一条さんなら信頼できる。
先輩の過去の事は、例え一条さんにも言いたくはないのだけれど、それでも事件の解決に必要になるのかもしれないのなら、言うべきだとも思う。
それに、きっと彼ならば悪いようにはしない。
この事件に関わった人間たちが、外貝のような悪意の塊のような人間たちの玩具にされない様に、何かしら手を打ってくれるはずだ。
だが、一条さんは僕の言葉を聞くと目を逸らし、下を向いていた。
「すまないが、無理だ」
「どうして?」
一条さんが唇に人差し指を立てる。
知らずと声が大きくなったことを自覚したが、これは仕方のない事だった。
「すみません」
「いや、良い」
それから一条さんは入り口にいる女性警官をチラリと見た。
「あそこにいるのは、一応は僕の理解者だ。この草蒲署では数少ない、まともな人間の一人だよ。声を抑えても、君とこんな話が出来るのはそれが理由だ。まぁ、上から圧力をかけられれば簡単に屈してしまうような人間でもあるが、しかし……」
一条さんは僕の一挙一動を、まるで見張っているかのように観察している。
「健太郎君は、以前とは顔つきが変わったな」
「顔つき?」
一条さんはスッと息を吸い、声のトーンを変えた。
「よく知っている人間の顔だよ。それは復讐を考えている者の眼だ」
ああ、と僕は思う。
「俺が、復讐のために一条さんに協力するって言うんですか? それが間違ってると? ……いえ、それで良いです。俺がしようとしていることが、復讐でも良い。でも、それが間違っているだなんて、俺は思わないです。大切な人が何人も殺された気持ちは、一条さんなら分かるでしょ? 経験があるって聞きましたけど」
一条さんは「葵か?」と姪の名前を呟き、僕は頷く。
「はい。夢川田から聞いたんです。一条さんが俺ぐらいの年齢の時に、恋人も、友達も殺されたって。だから警察官になったって。なら、俺の気持ちも分かるんじゃないですか?」
深いため息が一条さんの口から洩れた。
「ああ。君の気持ちは痛いほど分かるよ。一度通った道だ。だから、思いつめた少年が、どれだけ無茶をやるかも、よく知っている。だからこそ、止めなければならない」
「何でですか? 俺は、本気です。一条さんに協力したい。俺と一条さんなら、この事件を解決できます」
「無理だ」
一条さんの断言に、言葉を失う。
続けて怒りの感情が表に出てくるのを感じた。
「何でそんな事を言うんですか。俺は、何をしても犯人を捕まえたいんです。言ってくれれば、何でもします。だから」
「残念だが、以前勤務していた上星市の警察署に戻されることになったんだ。異動だよ。だから、君を助けることが、もう出来ない。協力してもらう事も無理だ。僕が、事件に関わることが出来なくなった」
一条さんはハッキリとそう言った。
異動?
事件に関わることが出来なくなった?
「そんな、どうして」
「どうやら、二度に渡って最有力犯人候補だった君のアリバイを証言したのが致命的になったらしい。私用で勝手に連絡を取っていた事も問題になった。だが、全ては君に全面的に味方している僕が、本格的に邪魔になったと言う理由だろうな。かなり無理を言って、君とこうして話をさせてもらっているが、こんなことが出来たのも今回限りだろう」
握った手が震えている。
じゃあ、僕はどうすれば良い?
信頼できる大人なんて、一条さん以外にはいないと言うのに。
「異動、取り消せないんですか?」
「無理だ。先ほど、異例とも呼べる速さで決定したよ。元々、上星市でも僕にしか出来ない仕事に関して人手が足りないらしく、要請が何度も来ていたらしい。が、事件が再発したこのタイミングに決定するほどだ。よっぽど僕が邪魔だったのだろう」
一条さんは静かに僕の目を見つめ続ける。
「異動に関する手続きも済んでしまったし、近日中、早ければ明日にも、この町を去らなければならない。そうなれば、君は周囲の偏見とたった一人で戦わなければならないし、無茶をすれば真犯人に君が殺される可能性だってある。君が優秀であればあるほど、真実に近づけば近づくほど、だ。君だけでなく、僕の姪である葵や、君の周りの人間が巻き込まれることだってあるんだ。昔起きた事件の時、高校生だった僕は、それで友達を何人か失った。僕も君の様に、信じられる大人が周りにいなかったからね」
この言葉には、絶望しかなかった。
ようするに、僕が特別な存在であろうがなかろうが、事件を解決することが出来ないと言う事だ。
「健太郎君。決して、自分一人で事件を解決しようと、首を突っ込んで回るような真似はしないでくれ。すまないが、今は耐えて欲しい」
「耐えて、どうなるって言うんですか?」
歯が痛い。
自分でも知らないうちに、ギリギリと噛みしめていた。
耐えろ? そんなの、無理に決まっている。
「誰が、みんなの仇を取ってくれるって言うんですか? この町の警察は、また犯人じゃない人間を捕まえて、犯人だった事にして、事件が終わるんじゃないんですか?」
一条さんは黙ってしまった。
草蒲署の組織的無能さが、彼にも分かり切っているからだろう。
警察に逮捕されていた竹川儀が先輩を殺した――この連続殺人の犯人と言うのは、もはやありえない。
いや、もともと、少し考えれば真犯人は別にいるのではと、彼が犯人ではない可能性は十分にあったのだ。
今になって慌てているのは、僕から見れば愚かでしかない。
でも、きっとここの警察は同じことを繰り返すのだろう。
瞬間、ふと、ぼたりと、何かが落ちる音がした。
僕の涙だった。
「すまない健太郎君。返す言葉が見つからない。組織の中で、僕は無力だ。せめて僕が君のそばにいてやれれば、また色々動けたかもしれないが、こうなってしまっては君に動いて欲しくない。下手に動けば、今度こそ、君が犯人にされるぞ? 味方どころか、君の言葉をまともに聞こうとする人間さえ、ここにはいないんだ」
叫んでしまいたかった。
もはやどうにも出来ないと言うのか。
「健太郎君。また、葵を通して連絡する。今日はもう、家に帰って休んだ方が良い」
そして、一条さんが言った次の言葉は、意外過ぎてとても信じられなかった。
少なくとも、僕の頭をいくらか冷静にするくらいには。
「今日は、お母さんが迎えに来ている」
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