第5話 学校じゃ教えてくれない童貞レッスン

 深夜、十一時、僕はヘトヘトになって部屋へ戻った。



 何とか荷物は片付けたが結局、この時間まで姫乃樹アリスは帰って来ない。



 仕方なく今夜のところは風呂に入って寝ることにした。



 風呂から出てアイスコーヒーを飲んでいると不意に、学校でアキラから貰ったアリスの無修正のスペシャル ディスクのことを思い出した。




「あ、そうだ❗ あのアリスの無修正ディスク」

 まだカバンから出さず、中身を確認していない。



 まさかウソとは思わないが本当に無修正なのか、確かめてみないと。




 さっそくリビングの大画面に映して観覧みてみよう。




 テレビを点け、ブルーレイにディスクを挿入しようとした。

 興奮からか、手が小刻みに震えた。



 無修正のエロ動画は何度かネットで見た事はあるが、姫乃樹アリスの無修正モノは初めて観る。



 憧れのアリスの無修正のエロ画像だ。

 鼻血が出そうなくらい舞い上がってしまった。



 ヘッドフォンをセットし、プレイボタンを押した。心臓がドキドキしてきた。


 憧れのアリスのモザイクなしの姿を見られると思うと、一気に胸が高鳴った。



 いきなりアリスの入浴シーンからだ。


 ラブホテルのバスルームのように豪華な内装だ。



「ゴックン……😳💦💦」

 気持ち良さそうにアリスがシャワーを浴びていた。



 ピチピチとした柔肌がシャワーの湯を弾いていくみたいだ。


 まるで女神のように優雅で神々こうごうしい。



 流麗なクラシックのピアノ曲がバックに流れている。


 いつ見ても圧倒的な巨乳だ。

 

 何とも妖艶なまめかしいプロポーションをしている。


 魅惑のボディがあますところなくあらわに見える。



 無修正なので、いつものように股間に邪魔なモザイクが掛かっていない。



「おおォ~😆🎶✨」思わず僕は歓声を上げ、身を乗り出した。


 アリスの大事な部分がバッチリ映っている。


 アメリカのポルノ女優のようにパイパンだ。全部、下の毛は剃っている。

 




 ゆっくりとタイトルが流れた。



 『姫乃樹アリスの学校じゃ教えてくれない童貞レッスン』。


 AV業界屈指の人気シリーズの記念すべき第一作だ。



 このあと、他の人気女優も参加し何十本も続編が制作つくられている。




 アリスが資産家の老紳士の後妻として屋敷へとついで来ると言うストーリーだ。

 



 老紳士には五人の孫がいるのだが、主人公は草食系ヲタ男子 マリで彼女もなく、もちろん童貞チェリーボーイだ。



 

 そのマリが憧れの義祖母グランマから恋の手解てほどきを受け、首尾良く童貞卒業までを描くシリーズだ。



 まさに、【学校では教えてくれないエッチな個人レッスン】だ。



 マリは見た目も雰囲気も僕にそっくりだ。



 余計、親近感がいた。





 AVだからと言って舐めてはいけない。

 シナリオや演出にも充分、っている。


 映画並みのクオリティだ。



 何度見ても興奮する。


 姫乃樹アリスのファンなら必見の一作だ。

 


 真夏の美浦市にある豪華な別荘が舞台だ。


 近くの美浦海岸では、多くの海水浴客で賑わっていた。


 新型感染症の流行はやる前の映像だ。


 ピチピチとした水着姿の美少女たちが渚でたわむれていた。



 マリは別荘でひとり留守番をしている。


 そこへ祖父の後妻のアリスが来るところからドラマは始まった。



 マリは何度も時計を確認していた。



『もう何時間、遅れる気だよ……』

 とっくに約束の時間は過ぎている。




『ピンポーン🎶✨』

 玄関のインターフォンが鳴り響いた。








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