「、」→「・」で並列を伝わりやすく

 ◉Point───────────────────


 例

 道の両脇に並んだ屋台からいい匂いがする。

 甘い香りは、りんご飴、わたあめ、チョコバナナから、食欲をそそるのは、焼きそば、たこ焼き、じゃがバターから、と何を食べようか目移りしてしまう。


 ──────────────────────


 単語を並列表記するとき、「、(読点)」「・(ナカテン)」のどちらを選んでも正用です。しかし、地の文章を読みやすくするために「、」が使われる場面は多く、並列表記も「、」にすると、上の例のとおりどこまでが並列であるのかわかりづらくなります。

 そこでナカテンの登場です。


 例

 道の両脇に並んだ屋台からいい匂いがする。

 甘い香りは、りんご飴・わたあめ・チョコバナナから、食欲をそそるのは、焼きそば・たこ焼き・じゃがバターから、と何を食べようか目移りしてしまう。


 読点をナカテンに置き換えると、並べて書いたものが少しだけ伝わりやすくなりますね。



 このひとさじは、いかがでしたか?

 お役に立てたようなら、とてもうれしく思います。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る