その世界に合った言葉で

 ◉Point───────────────────


 流行はやり言葉やインターネットスラングをたくさん知っているとしても、「書く」で用いるときは注意がいります。その言葉、あなたが描く世界に合っていますか?


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 あなたが描く世界は、時代も舞台もあらゆる状況が「現在とまったく同じ」ですか? もしそうでない場合、使おうとする言葉が世界に合っているかどうか注意しましょう。

 たとえば、流行り言葉やインターネットスラングを何気なく用いたとします。


 例

 架空の世界を旅するお話。

 舞台は明らかに日本でない。

 主人公「Go Toトラベルで来たのだけれど、いい街だなぁ」


『Go To トラベル? 舞台は日本だったの?』と、例では言葉ひとつで世界が崩れてしまっています。

「好ましくない状況を指す言葉(例. 死亡フラグ)」「性格を面白く表した言葉(例. ツンデレ)」など、読者がにやりとする言葉はたくさんありますね。それらを用いるとき、一度『自分が描く世界にその言葉は合っているのだろうか?』と考えてみましょう。なんとはなしに使った言葉で、読者のきょうを削いでしまわないように。



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