《創作法》あなたの物語に“美味しさ”をひとさじ

背伸びしない

　◉Point───────────────────

　初めて知った「難しい言葉」は使ってみたくなりますね。

　ですが、意味や使いかたを十分に知らないまま用いると、伝わらない表現になるかもしれません。

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　別の言い回しを調べる、どなたかの作品にふれる、などして初めて目にした「難しい言葉」は、知識を得たうれしさから使ってみたくなりますね。

　このとき、一度立ち止まり、意味・使いかたを十分に知っているかどうか確かめてみましょう。もし『今の自分には使いこなせない』と少しでも感じたら、覚えたばかりの言葉はそっとしまって、きちんと使えるものを選ぶのが一番です。

　平易（へいい）な言葉が多くても、描いた場面が読者に伝わる。それが、あなたの物語をもっとも輝かせてくれるからです。

　このひとさじは、いかがでしたか？

　お役に立てたようなら、とてもうれしく思います。