みくみく順序数 Act.1系

コア数に関する定義

 ■コア数の概念の定義


 0の有限回の加算で到達できない最小の有限の自然数が1である。

 1の有限回の加算で到達できない数をコア数とする。

 1の有限回の加算で到達できない最小のコア数が(0)である。


 任意のコア数「(Ø)」を「みくみく標準形」または「はちゅね階層」の写像「ƒ」で写した像を「M₀」としたとき、 「(Ø)ƒM₀」の如何なる「M₀」についても「(Ø)」より小さい。集合論における「集合に対する元の帰属関係」を表す記号「∈」を使えば「M₀ ∈ (Ø)」と書き表すことが出来る。


 (Ø)ƒM₀のときM₀ ∈ (Ø)である。


 この「M₀」は次の4状態のどれかに分類される。


  ❶ 0

  ❷ 1以上の整数

  ❸ ᶜ...(Ø)

  ❹ ᶜ...(Ø)a {a∠{a ≧1}}

  

 「M₀」が「ᶜ...(Ø)a」であるならば、「M₀」よりも「1」小さい「{ᶜ...(Ø)a}-1」が必ず存在する。


 「M₀」が「ᶜ...(Ø)」であるならば、M₀」よりも「Pᵪ²」小さい「{ᶜ...(Ø)}-1」は存在せず、


 M₀ƒM₁のときM₁∈ M₀である。

 

 任意の「Mₑ」が存在し、その「Mₑ」が「ᶜ...(Ø)」であるならば、


 MₑƒMₑ₊₁のときMₑ₊₁ ∈ Mₑである。


 このようにして得られる如何なる「Mᵩ」についてもMᵩ ∈ (Ø)である。


 任意のコア数から得られる「Mᵩ」のうち、コア数である最小の「Mᵩ」が「(0)」である。


 任意のコア数から得られる「Mᵩ」のうち、最小の「Mᵩ」が「0」である。


 ■項の定義


 コア数 (…,項₅,項₄,項₃,項₂,項₁)


 コア数は、「(」と「)」の一組の記号と、その内側に在るひとつ以上の「項」の概念により表記される。項がふたつ以上あるとき、となり合う項と項はひとつの「 , 」の記号で区切られる。


 コア数の項が1個の状態では、項は次の2状態のどれかに分類される。


  ❶ 0

  ❷ 1以上の整数


 コア数の項が2個以上の状態では、各項は次の4状態のどれかに分類される。


  ❶ 0

  ❷ 1以上の整数

  ❸ ᶜ...(Ø)

  ❹ ᶜ...(Ø)a {a∠{a ≧1}}


 ■項の番号の定義


 「みくみく標準形」または「はちゅね階層」の計算規則を定義するために、「e個の項をもつ任意のコア数」を「(…項)」 としたとき、その項に1以上の整数の「項の番号」をふる写像「ƒ」 を以下に定義する。 


  ・11: (…項) = (ƒ[x])  {x∠{x ≧1}}

    々: ƒ[1] = 第1項

    々: ƒ[e] = 第e項 , ƒ[e-1] {e∠{e ≧2}}


 コア数の最も右側の項を「第1項」とする。

 コア数の任意の項を「第e項」としたとき、「第e項」のひとつ左側に項があるならば、その項は「第{e+1}項」である。

 コア数の最も左側の項を「最終項」とする。

 項がひとつしかないとき、その項は「第1項」であり「最終項」である。

 任意の数の置かれる項の「項の番号」は、「みくみく標準形」または「はちゅね階層」の計算規則による写像に伴い、変化することがある。

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