たった一人の男が『変身』していく話

何よりも読ませる力がすごかった。
そして読んだあと『変身』という言葉が何よりも似合う作品。
一人の男が自分の才能に気づき、生きるが、生きる先が泥沼であったと知った時に、全てを清算した終わり方が心地よい。
あまりネタバレを踏めないというか書きたくないので、気になる人は「序章」「第一章」「第二章」を読むといい。
この感触で「あ、読めるな」と思えば、貴方は『変身』できる。