【5分で読書賞】⛄🎄✨ラブリー✨サンタ✨🎄✨😆🎶✨💕聖夜にセクシーサンタがDTボーイに愛の手ほどきを✨👄✨💕✨クリスマス✨スペシャル🎶✨⛄🎄✨

オズ研究所 《《#横須賀ストーリー紅白

第1話 ラブリーサンタがやって来た😆🎶✨

 ああァ~……。



 哀しいことに……

 今年も彼女が出来なかった。




 ついに今日は僕の二十歳の誕生日だ。


 しかし……。


 せっかく誕生日バースデーケーキを用意したと言うのに、誰も祝ってくれない。

 


 

 僕の名前はじんアユム

 二十歳の大学生だ。



 彼女居ない歴、年齢と一緒。

 もちろんDTボーイだ。

 

 いわゆる、経験せずに二十歳を迎える【ヤラハタ】と言うヤツだ。


 


 しかも新型感染症の所為せいで派手な誕生日パーティーも出来ない。



 家族も父親の仕事の関係でバラバラだ。



 誕生日ケーキも手つかずに放ってある。


 まったく寂しい誕生日バースデーだ。

 


 こうなったら自棄ヤケだ。


「そうだァ~…😆🎶✨」

 父親が隠していた自慢のワインを開けて飲んでやろう。




 ワインオープナーでコルクを『ポン』と抜いた瞬間、突然、『ドドォォ~ーーン』と、地響きと共に、何か巨大なモノが屋根を突き破って落ちてきた。




「わ、わァ~~ーー…😱💦💦💦

 な、なんだァ~…💦」

 咄嗟に頭を抱えてテーブルの下に隠れた。



「ううゥ……😲💦💦」

 一瞬、何が起きたのか。気が動転して解らなかった。



 落雷か、地震か、それとも天変地異だろうか。



「ン……」

 いや、どうやら違うようだ。


「なんだろう……」

 目の前に大きな隕石か、小型飛行機でも落下してきたのかと思った。




「ゴホゴホォ~……ッ😣💦💦💦」

 モウモウと煙とホコリが立ち込め、目の前が霞んだ。

 サッサッと手でホコリを振り払った。



《痛ッてェ……》ホコリの中から可愛らしい少女のアニメ声が聴こえた。



「な、なんだ……」

 どうして女の子の声が……。

 ワケが解からない。



 少しづつ煙が晴れてくると眼前に、かなり大きな動物みたいなモノがいた。

「な、なんだ。これは❓」


 街中の人家じんかに飛び込んでくる動物なんて、それほど種類レパートリーがあるワケではない。

 犬やネコくらいなモノだ。


 だが予想外の動物だった。



「ま、まさか……」

 最初、それは馬か何かかと思ったが目をらすと立派な角があった。


 馬ではない。これはトナカイだ。



「ううゥ……😲💦💦」

 なんで、家の中にトナカイがいるんだ。


 初めて、こんな至近距離でトナカイを見た。赤鼻のトナカイだ。



 立派な角の生えたトナカイが引くソリに、金髪の美少女が乗っていた。



 日本人ではないのか。

 

 鮮やかな金髪のツインテールをしていた。

 

 大きな瞳はエメラルド グリーンに輝いている。

 透けるように白い肌だ。


 まるで異世界の妖精のように神々こうごうしい。



 目の覚めるような真っ赤なサンタクロースのコスプレをしている。



《ホッホホォ、メリー✨クリスマス😆🎶✨》

 金髪の美少女は、飛びねるように僕の前に降りてきて、元気よく挨拶をした。

 


「えェ……😲💦💦 メリー✨クリスマス❓」

 誰なんだ。この子は……。

 どっかのJKか。



 サンタのコスプレをしているが、思いっきり露出が激しい。


 パンツが見えそうなくらい丈の短いミニスカートだ。


 よくキャバ嬢らがクリスマスの時期に、コスプレをするセクシーサンタの衣裳だ。



 胸元が、大胆に開いている。


 たわわなオッパイが、衣裳からこぼれそうなほど大きい。


 JKアイドルのようにキュートな顔をしているのに、アンバランスなほど巨乳だ。



《ン…… ここは❓❓》

 セクシーサンタは辺りを見回し、名簿のようなモノを手に取り確認した。



《えェ~ーと……、ここはァ、DTボーイ✨チ○ポのおウチよねェ》

 ひとり納得したみたいに『ウンウンッ』と頷いた。



「なッ、DTボーイ、チ○ポッて何だよ。

 じんだ。僕の名前はじん アユムだ」



《ホッホホォ~……✨ 構わなくてよ。

 別に、チ○ポでェ~ー🎶✨

 可愛らしい名前じゃン……😆🎶✨》

 あっけらかんと笑った。



「いやいや、僕が構うんだよォ~……

 い、いったい、どなたですか❓❓

 何しに来たんですか。あなたは」

 取り敢えず、セクシーサンタに名前を訊いた。



《ホッホホォ~…… ご存知❗❗

 愛の足りないDTボーイを誠心誠意 なぐさめる愛の宅配デリバリーよ❗❗》


「いやいや、ご存知ッて、全然知らないけど」

 なんだよ。

 『愛のデリバリー』ッてェ……。




《世界じゅうの迷えるDTボーイたちに夢と希望をさずけるためにやって来た よ❗❗❗》

 これでもかと見せつけるように大きな胸を張ってみせた。



「ラッ、ラブリー サンタ……😓💦💦💦」

 デッケェ~オッパイだ。



《ええ、ラブリちゃんと呼んで可愛いがってェ……✨😉🎶✨》

 ウインクをした。



「ラブリだってェ……😓💦💦」

 なんなんだ。コイツは……。



「あ❗❗」そうだ。そんな事より……。

 忘れちゃいけない。


「や、屋根をどうするんだよ」

 見上げると天井には、ポッカリと大きな穴が開いていた。


 スッカリ夜空が丸見えだ。

 秋の風が肌寒いくらいだ。




《フフ、初めてのサンタさんなので、多少の粗相そそう大目おおめに見てェ……😆🎶✨》

 ソファに座りくつろぎ始めた。



「どんな粗相そそうだよ❗❗ 屋根に、こんな大きな穴を開けて大目おおめに見られるか。

 くつろいでないで、天井をどうするんだよ」



《フフ……、大丈夫よ。ずいぶんと風通しが良くなったわァ~…😆🎶✨》



「あのなァ~、風通しが良くよ。

 早く屋根を直せ❗❗」



《フフ……、わかったわァ~…😆🎶✨》

 ラブリは背負っている大きな白い袋の中から肩にかかえるほど馬鹿デカいチェーンソーを取り出した。



「え 😲💦💦 デッケェ~、チェーンソー」

 何をその袋の中に入れているんだ。


 どっかの工務店の人なのか。

 この子は……。



《じゃ、取り敢えずゥ……😆🎶✨》

 ラブリは工事現場で使うヘルメットをかぶり、チェーンソーのエンジンを始動させようとした。




「おいおい、バカか。そんなデッカいチェーンソーを振り回すな❗❗ 何をする気だ❗」

 慌てて僕はラブリの手を制止した。



《え…、何ッてェ……、家を全部壊してから屋根を直せッて言うんでしょ🎶✨ 

 任せといてェ……❗❗ 

 ぶっ壊すの大好きだから✨✨😆🎶✨》

 またチェーンソーのエンジンを掛けようとする。



「何を任せるんだ❗❗❗

 家を全部ぶっ壊して、どうするんだよ。

 応急処置で、屋根の穴だけ塞げよ❗❗」

 これ以上、家を壊されたら堪らない。


 彼女の手にしたチェーンソーを押さえた。



《だって、ご存知ラブリちゃんは壊す方が、断然好きなタイプのサンタさんじゃン……😆🎶✨》



「お前の好き嫌いで家を壊すな❗❗」

 強引にチェーンソーを取り上げた。



《チェッ、なァ~んだ。

 つまんないのォ~……😒✨》


「ふて腐るな❗❗ 穴を塞げッて❗❗

 寒いだろォ~……」



《じゃ、さっそく二人で合体ジョイントライブをして暖めあうゥ~ー……😆🎶✨》

 いつの間にか、布団を敷き手招きをして誘ってきた。



「あのなァ~、いィ~ーから早く屋根を直せェ~ー……」

 


《だってラブリちゃんは穴を開けるのが得意のサンタさんでしょ》



「聴いてないよ。お前の得意なことなんてェ……❗❗❗ ちゃんと塞げよ❗❗ 

 これから冬になるんだから❗❗」

 大急ぎでブルーシートを張り、屋根の応急修理をした。



 まさか近所の手前、こんな夜に本格的な屋根の修繕など出来ない。


 取り敢えず、ブルーシートで穴を塞ぐだけだ。




「あのなァ~……、せっかくの誕生日だって言うのに、厄介なヤツだ」




《まあまあ、初めてのサンタさんだから、少しくらいの粗相は仕方ないわ😆🎶✨》



「自分で言うな❗❗ だいたい何しに来たんだよ」



《何しにッて、決まってるでしょ❗❗

 ラブリーサンタは、世界じゅうの愛に恵まれない『DTボーイ』に夢と希望を届けるのがお仕事なのよ》


「なんだ。それ❓ DTボーイ限定なのかァ~…」



《ええ、ラブリちゃんの担当はDTボーイなの。チ○ポもタップリなぐさめて上げましょうかァ~…😆🎶✨》



「バカか。ラブリは❗❗

 クリスマスは、ずっと先だぞ❗❗❗」



《えェ……😲💦💦》


「え、じゃねぇ~よ。まだ十一月だよ。

 クリスマスは、ひと月以上、先だ❗❗」



《だってェ…… ほら、クリスマスケーキがあるじゃン…… パクパクッ✨😋✨✨》



「何を勝手にケーキを食ってんだよ❗❗」


《だって、ラブリちゃんはケーキを見ると、ガマンできないタイプのサンタさんでしょ》


「知るか。どんなタイプのサンタだよ❗」


《ケーキを食べないとなのよ✨👄✨✨》

 パクパクッ食べていく。



「どんな違法薬物的なケーキなんだ」



《仕方ないわ。じゃ、クリスマスまでの間、しばらくここでくつろぐしか無さそうね》

 袋の中から大きなベッドを出して、ゴロンと横になった。



「どこでくつろぐんだよ❗❗ どうなっているんだ。その袋の中は……」

 袋よりも数十倍、ベッドの方が大きい。

 どうやって収納してあったのだろうか。



 まるで、ド○えもんの四次元ポ○ットのようだ。








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