ダメな私の〇〇〇〇

た~にぃ

第1話 実は私、生まれつき三半規管が弱いんです。

 実は私、生まれつき三半規管が弱いんです。


 どれぐらい弱いかと言いますと~。

 階段を下っただけで酔います。

 登るのは案外平気なんですけどもね。

 でも落ちる感覚がどうにも耐えられない。だから受験で落ちた時も吐いちゃいました。


 そんでまぁ~そんな私が置かれている今の現状なのですけれど……。

 天井に頭をぶつけて起きてしまったのです。


 そんな狭い部屋に住んで居たのかって?

 違いますよ~。


 2段ベッドの下で寝てて起き側に頭をぶつけた?

 それなら天井と言わないですよ~。

 天井に頭をぶつけたんですよコツンとね。

 3m近くある天井にです。


 これ本当に届いてぶつけれたらNBAのスカウト来ちゃいますよー、

 でもまあ~私、女性ですからそんなスカウトは来ないのですけどね。


 宇宙で無重力飛行中?

 あー今までで一番近い答えですね。

 でも惜しい! どれぐらい惜しいかって天井まで2mぐらい。

 そんなんじゃ~誰でも届きそうですね。

 でもコレ、当てれる人はいないんじゃないかな~。

 だって幽体離脱しちゃったのですから。


 それでね。

 困ったことになっちゃっててさぁ~ここからが本題……みたいな?

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