頭と心が惹かれていく、ライトなミステリー

ミステリーの構造、続きが気になる作品の構造というものをよく理解されている作品だと感じました。
文体自体は、砕けた表現の多い一人称視点のライトノベル。読みやすい文面と進行で、読者を作品の世界の中へ手繰り寄せてきます。
登場人物(主に主人公)の表現は非常に豊かであると感じました。また、推理ものでよくある時間経過の描写や、張り詰めるような緊張感も効果的に描写されています。
作者の青木様の、作品に対する真摯な姿勢を感じ取れる作品であると感じ、読んでいて気分が良かったです。


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