「光の天使」地球編&宇宙編~蒼き炎エルフィン

来夢来人

第1話 蒼き炎エルフィン~プロローグ

 「エルフィンさま、そろそろ戻らなければなりません」


 青年は遠くから、その美しくも儚げで、哀しげにたたずむ女性を、

黙って見ていた。


「迎えのものが、来ています。帰らなければなりません。

いくら辺境の星とは云え、ここは敵の星団が支配する星。

あなたさまのような敵の将軍が来ていると知ったら、大変なことになります」


 連れの者は、なぜエルフィンが危険を冒してまで、この星へ来ているのかを

知らなかった。

 女性はまれに見る美貌の持ち主だったが、エルフィンの恋人にしては、年齢が離れているように見えた。


 宇宙船はもう側まで、来ていた。









  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る